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最年少JGCダイヤモンドの体験談 ステイタスとは?【ステイタス修行】

ダイヤモンドって何?よく分からん。すごいの?

そもそもステイタスとは?

航空業界のみならず、一定のノルマをクリアするとリターンが貰える、ってのはそこかしこに転がっていると思います。

dポイントのランク制とか、ラーメン屋のポイントカードとか、そういう類のやつですね。

要は簡単に考えると、「ポイントカード制度」なわけです。
この後に詳しく説明します。

「ステイタス修行」という言葉

ステイタス修行って聞いて、何を思い浮かべますか?
風○俊介が思いついた方、物わかりが早いです。

要は「飛行機に乗りまくる」こと。
飛行機に乗ると「ポイント」が貯まります。ここでいう「ポイント」はマイルとは異なるので注意。

JGCダイヤモンドのステイタスカード

この「ポイント」が一定数を超えると「ステイタス」が手に入り、一定のサービスを享受出来るという訳です。

例えばJALのダイヤモンドを目指す場合。
ここでのポイントの名前は「FLY ON ポイント」となります。長いので今後は「FOP」と呼びます。
この「FOP」を100,000ポイント貯めるとダイヤモンドとして迎え入れられるわけです。

ポイント計算のルール

では、この100,000ポイント貯めるのにどれくらい飛行機に乗るのか。

仮に、「修行路線」とまで言われている、羽田ー沖縄・那覇線、普通席で確かめてみましょう。

まず、計算のルールから。FOPは次のように計算します。

FOP計算ルール (JAL Webサイトより)

まずはじめに。航空路線には「区間マイル」という運賃設定に必要な数字が存在します。
これはIATAという国際機関が定めているもので、毎年2回更新されます。

東京・羽田ー沖縄・那覇までの区間マイルは984マイルと定められています。

こちらに、搭乗クラス・運賃ごとに決まっている割合を乗算したものが、「フライトマイル」です。

ここではJALの普通運賃「フレックス」ではなく、皆さんが飛行機を取る時に大好きな最安運賃「スペシャルセイバー」で考えていきます。

「スペシャルセイバー」のマイル積算率は、「区間マイルの75%」です。

後述する計算サイトより。

沖縄・那覇線だと「738マイル」になります。ここに搭乗したクラスごとのボーナスが入ります。

その搭乗クラスのボーナスについて。JAL国内線には、3クラス存在します。

  • 普通席

  • クラスJ

  • JAL ファーストクラス

普通席はもちろんボーナスがありませんが、クラスJは「積算率+10%」、ファーストクラスは「積算率+50%」になるボーナスが存在します。
今回は普通席なのでこのまま計算します。

続いて、FOP換算率について。
これに関しては記載がある通り、国内線はフライトマイルの2倍。
距離の短い国際線のアジア・オセアニア路線・ウラジオストク線はフライトマイルの1.5倍。その他の国際線は1倍になります。

沖縄・那覇線の場合は国内線のため「フライトマイルの2倍」になります。この場合、「738×2=1,476」で、1,476ポイント貯まります。

最後に、忘れてはいけないのが「搭乗ボーナスFOP」というもの。
要は「乗ってくれたらあげるよ」というすごく良心的なボーナスポイントのようなもの。

普通運賃「フレックス」や「株主割引」などの運賃は+400ポイント、今回の「スペシャルセイバー」や搭乗前日までに比較的安く買える「セイバー」は+200ポイントです。

タイムセール運賃の「プロモーション」や、当日安く取れる「スカイメイト」「当日シニア割引」などに搭乗ボーナスはありません。

実際に貯まるのは?

ということでようやく答え合わせ。
東京・羽田ー沖縄・那覇線で貯まるFOPは
984×0.75×2+200=1,676
FOPは「1,676ポイント」となるわけです。

いちいちこんな計算めんどくせぇですよね。JALさんはこんな方のために、専用の計算サイトまで作っております。めちゃ便利です。

FOP計算サイト。
プルダウン方式で、選択するだけで簡単に弾き出してくれる。

距離の長い沖縄線で「1,676ポイント」しか貯まらないとなると、何回乗ればいいのか…という大きな壁にぶち当たります。

仮に羽田ー那覇線だけでダイヤモンドを目指す場合は、「100,000ポイント」÷「往復3,352ポイント」
=29.8329...
つまり、30往復です。

1往復を安く見積り25,000円と仮定しても、単純計算で75万円です。
那覇以外にも行くとなるとさらにかかります。

月2以上のペースで那覇往復する訳ですから、そりゃあもうとち狂ってますね。決して僕も例外ではなく、「なうぼーでぃん20XX」みたいなとち狂ったアルバムが存在します。

2023年は67回(内JALは65回)、全て国内線でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

システムの説明で長々しくなってしまったので、ステイタスで享受出来るメリットについては、また次回ご紹介します。

ステイタス修行、この記事だけではまだ分からないと思います。
修行しようと考えている方、次回記事の享受出来るメリットを見てから判断した方がいいですよ!早まらないで!あーお客様!困ります!

というのもさておき、かなりでかい金額がかかる修行、なぜこんなにもやる人が沢山いるのか。
永遠の疑問です。かくいう私もやる人。

次回記事のネタバレのようなものと修行のすすめ

メリットちょこっと解説

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
ここでは、次回触れる享受出来るメリットについて、簡単に説明します。

ダイヤモンド・プレミアラウンジからの1枚。
ステイタスがないとファーストクラス利用者しか利用できない。

言わずもがな「ラウンジサービス」です。
ダイヤモンドまで行くと国内線でも無料で軽食まで頂けます。

国際線だと普通に食事も出来ますし、JALの加盟している「ワンワールド アライアンス」に加盟している他の航空会社のラウンジも使うことが出来ます。
羽田だとキャセイパシフィック航空のラウンジとか。

マイル積算率の優遇もあります。ダイヤモンドはフライトマイルが2.3倍。バグのように貯まります。
条件によってはFOPを超えることもしばしば。

ここだけの話になりますが、東京ーニューヨーク線のファーストクラスは片道約150万円。

庶民には手が届かない。

しかし、マイルと交換する特典航空券にすると、85,000マイル(レギュラーシーズン)になります。

諸税とサーチャージが高い。
サーチャージだけで台湾とかシンガポールまで飛べる。

席数がかなり少なく、特典航空券の枠は1つか2つしかありません。取れたらラッキーぐらいの感覚でいましょう。

ダイヤモンドの場合、FOPと同じぐらいマイルが貯まります。
那覇線の場合、金額換算でだいたい10円前半ごとに1マイル貯まるような感覚です。

何が言いたいかというと、
「定価で乗るよりマイルを貯めて乗った方が安い」
という結論に至ることです。

一度はみなさん乗ってみたいであろう「国際線ファーストクラス」ですが、一括で払える方なんてそう多くありません。

ですが修行なら、貯めたマイルで交換出来る上、コツコツ積み立てのように無理のないペースで出来るということ。
修行の一二を争うメリットのような気がします。

修行のすすめ

必須なもの

  • JALマイレージバンク入会

言わずもがな、これに入会しないとマイルもクソも貯まりません。
入会すると、WAONカード一体型のカードが届きます。
このカードでチェックイン・保安検査場通過・ラウンジ入室・搭乗まで1枚かざすだけで手続きが完了します。便利すぎる。

  • 予算

当たり前ですね。

必須なのは意外にもこれだけです。

あった方が良いもの

ここでは、修行を始めるにあたってあった方が良いものを紹介します。

  • JALカード

これも言わずもがなですね。航空券を購入するのにもマイルが貯まります。
また、チェックイン・保安検査場通過・搭乗・ラウンジ入室まで、カード1枚をかざすだけで手続きが完了します。スマホすらいらないのがいいですね。

僕が所有するJALカードです。2枚持ち。

僕はCLUB-Aカード以上をおすすめします。
年会費11,000円と、決して安くはないですが、海外旅行保険などが付帯します。
また、年会費と裏腹に、審査基準が普通カードと変わりません。18歳フリーターの自分でも通りました。

次が大きなメリット「初回搭乗ボーナスマイル」です。
入会したあと初回の搭乗で、5,000マイルが貰えます。ゴールド・プラチナも同じ5,000マイルですから、いかにコスパがいいか。もうお分かりですね!
普通カードは1,000マイルですから、比べ物にもなりません。

さらに、毎年初回のフライトで2,000マイルが貯まります。初年度7,000マイルも貰えます。
もしファーストクラス乗るのがローシーズンならば、必要マイル数は70,000マイルなので、もう1/10が終わりです。

これだけではまだ飽き足らず、さらにフライトごとにボーナスが適用されます。
ステイタスを獲得するまでの平会員の状態でも、フライトマイルが1.25倍になります。
25%という数字、意外に侮れません。ちなみに普通カードは10%です。

  • JALカードショッピングマイル・プレミアム

もちろん入会済み。MyJALCardより

既述のJALカードに付帯するサービスです。
マイルが2倍貯まるようになるものです。

通常クレジット利用200円で1マイル、JALカード特約店利用で200円で2マイル貯まります。
このサービスを利用するとそれぞれマイルが2倍。
クレジット利用100円で1マイル、特約店利用で100円で2マイル貯まります。

空港の「JAL PLAZA」など、売店はJALカード特約店ですので、空港で弁当やグッズなどを買ってもマイルが貯まります。
また、トヨタレンタカーなど、各社レンタカーも特約店の対象。旅先で車を運転してもマイルが貯まります。

意外だったのは「スターバックスカードオンライン入金」が特約店だったこと。

スターバックスでJALカード決済しても特約店にはなりません(一部店舗除く)が、アプリからカードを作ってチャージ用のカードにJALカードを登録するだけ。
チャージする度マイルが2倍貯まります。

僕が良く利用する(した)羽田・那覇・石垣・長崎など、色々な空港に店舗があります。自宅近くや職場近くにもありますから、ちょっとしたコーヒーブレイクにいかがでしょう?

ちなみに計算は10の位で四捨五入らしく、660円の利用でも7マイル貯まっていました。

10の位切り捨てが多い中、これは嬉しい。

年会費は年間4,950円。ゴールドカード以上ならカードに最初から付帯します。
メインカードにすればほぼ確実に元は取れます。

  • JALカード ツアープレミアム

こちらももちろん登録済み。MyJALCardより。

こちらは先述の「割引運賃やツアー運賃でのフライトマイル積算率を100%にする」というとてつもないサービスです。

先程の積算率一覧の「運賃4」「運賃5」に当たる運賃が対象。
那覇までスペシャルセイバーで行った場合は先述の通り「738マイル」ですが、これが区間マイルと同じ「984マイル」になります。

この「実質失われるはずだった246マイル」を取り戻せるサービス、年会費が2,200円というので驚きです。

片道で246マイルが取り戻せて、往復で492マイル。
それでもって年会費が2,200円
何がすごい、国際線も対象になること。
国際線の区間マイルなんか桁が違いますからね。区間によっては一発ドーンと10,000マイル以上貯まります。

那覇を5往復したら追加されるマイル数が年会費の数字を上回ります。意味がわからない。絶対入会するべき。

こちらは自動付帯では無いので、登録をお忘れなく!

日頃からかなり歩く方は、
JAL Wellness & Travel

もおすすめです!
月額550円で、1日定められた歩数を歩いたり、旅先や空港でチェックインするごとにマイルが貯まります!
空港に勤務しているスタッフも登録しているそう!

最後に

いかがでしたでしょうか?価値のある記事を意識して書かせて頂きました。
ちなみに決してステマなどではありません。全て個人の意見・感想です。

これから修行を始めようと思った方、始めるにあたって不安な要素を解決したい方の参考になれば幸いでございます。

何か不明点などございましたら、お気軽にTwitterなどでお声掛け下さい。
できるだけ噛み砕いて分かりやすくご説明します。

それでは、また次回の記事にて。
長々とした文章をお読み頂きありがとうございました。

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