夜を長引かせたかった
むかし上野から金沢へ能登号という列車が走っていて、何回か乗ったことがある。いずれそういうことが起こるだろうと思ってはいたが、あるときこのまま終点まで乗って行ったらどうなるかなと思って金沢まで行ってしまった。大学生のとき。
どんな服を着ていたかも思い出せる。ジルスチュアートのグレーのジャンパースカートと白いセーター、黒いミドルブーツで網のタイツを履いていた。コートは何を着ていたか忘れた。冬だった。
大宮を0時20分に出たのだったか、金沢に着くのは7時前だったと思う。よくお金持ってたな。
金沢にはのちにもう1回行った。2回か。
駅は寒くて何もなかった。本当に寒かった。何にもなかった。後日思い出して詩を書いたくらい寒かったし何もなかった。
一言一句暗記していたけれど忘れた。どうやって帰ってきたかも忘れた。
その当時はということだけれど、金沢は駅を中心に街が広がっているわけではないのだなと思った。いまもそうなのかはわからない。
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『白夜行』を最後までみた。ラスト忘れてしまってた。小説の雪穂と亮司は心のない機械みたいだけれど、ドラマの2人は生っぽい。よくできていると思う、が、雪穂のセリフ回しがしばしば不自然でたまに気が散ってしまう。周りの役者さんが完璧に固めているのと、見た目のイメージが、あー、どうなんだろ、山田孝之さんの雪穂への気持ちが完璧だから成り立っているような気がする。雪穂おしいよね、でも誰ならよかったのかと思うと思い当たらない。
あと、亮司の子供時代を演じていた人『いちばんすきな花』の夜々ちゃんの同僚の人なんですね! びっくりしちゃった。
雪穂、もうちょっと、雪穂惜しいよね、雪穂。
昨日貼ったけれど主題歌が良かった。何回も聴いちゃった。
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地震心配している。
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