小麦粉と少量の水
書きたいことはいろいろあるように思うけれどややこしいことを書き切る体力が足りていませんが書きます。がんばろう。
生成AIってなんぞ、と思い生成AIに質問する。
何を言っているかわからないかもしれませんが、「生成AI」という言葉に触れるとき、わたしの心の中にはいつもパン生地のようなものがある。あるいはうどん粉をこねたやつ。つまり小麦粉に水を加えてどうにかしたやつ。
生成という言葉がパン生地を想起させるのは「生成」の「生」の字から「生地」を、「生成」の「成」の字から「熟成」を連想するからだといま思った。
生成AIに「パン生地は生成されますか?」と訊く。
パン生地は生成されますかじゃあないのよ。
ひどい質問ばかりしてごめん。
本当に愚かなことを書きますけれどもね、例のデータ分析講座で七転八倒しながら「回帰分析」に取り組んでいるとき、毎回心の中に「原点回帰」という言葉がある。回帰という言葉の使い道が脳内にあまりなく、何がどうして原点回帰分析なんだろうと思っている。
原点回帰分析なんていうものはないのよ。
回帰についても質問した。訊いてみるもので、語源を知ることで理解できた。
「平均に収束していく傾向」ってところにグッときた。まごうかたなき回帰じゃん。早く言ってよ。どうでもいいことでめちゃくちゃ苦しんでたよ。
つまりね、言葉があるいは文字と文字との組み合わせが場合によっては音の連なりが自分の中で落ち着きどころをみつけることができない限りわたしはその言葉を理解できない。理解できない言葉は使うことができない。というとある種の誠実さを備えているようにも感じるけれど、生成とパン生地がわかちがたく結びついたりしているのだからそれはもはや単なるいびつさであって知性というものではないのよ。
ひとつひとつ辞書を引くしかない。それでもダメならパン生地AIに訊く。ピース。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?