君の昔を

少しだけ痩せたので、維持したくて歩いて帰っている。歩きながらSexyZoneのベストアルバムを聴いている。
夕方の空に明るさが残るようになってきて嬉しい気持ちがする。

本当に驚くのですけれど、SexyZoneにせよtimeleszにせよCDを買うしかその曲を聞く術がない。iTunes storeとかでピッと欲しい曲を買うということができない。
そして、CDを買うとシリアルコードが同封されていて、専用のアプリで購入した曲を聴けるようになる。そのためにある専用のアプリで。
度肝を抜かれましたね。
もちろんいちどパソコンに取り込んで同期すれば普通にiTunesでも再生できると思う。が、いまわたしのパソコンは音楽データ用の外付けハードディスクを外してあるし、全部繋いで同期するのはだいぶ手間がかかる。いやあ、すごいな。
というわけで、歩きながら専用のアプリでSexyZoneの曲を聴いている。

家ではプロジェクターでtimeleszのYouTubeを流しっぱなしにしているので誰がどのパートを歌われているのかもだいぶわかってきた(声も聴き分けられるようになってきた)。

これは余談ですが、もしいろいろな過程を飛ばして何もなく向かい合ったとしたら、わたしはケンティーが好きだったかもしれない。素敵ですよね。いまもだいぶん興味がある。
でも、残念だけれどそれは違うかなと思い、薄目でみるだけにしている。
なぜか。
人生が複雑になり過ぎるから。

そもそもわたしは何ファンでもなかった。強いて言えば干し忘れてしまった洗濯王子のファンだった。それがいまや戦々恐々とオーディションの行方を見守る人になってしまった。
苦しい気持ちだ。
もしわたしの好きがオーディションに通らなかった場合、わたしはtimeleszをもう聴くことはできないかもしれない。あと数週間で結果が出る。ほんとうにしんどい。吐きそうになる。

好きの夢が叶うならなんだってするよ。何を差し出しても構わない、マジで、文鳥以外で。

イカゲームをみてた。

「もしも2人のうちどちらかが死ななければならないとなったらどうする?」
「わたしが死ぬ」
「えっ」
「そこに選択肢はない、わたしが死ぬ」
「そうなの?」
「その状況で生きていても仕方ない、わたしが死ぬ」
「そうか…」

だけどわたしは知ってる、悪魔って(悪魔?)こんな簡単な解決策を取らせてはくれない。わたしが死んでそれで万事OKというふうにはならない。あっさりわたしが死ぬことでもっとひどい展開になる。いまちょっと思いつきませんが(ほら、わたし悪魔じゃないから)、悪魔ってそういうやつだから。本当に嫌ですよね。

もっと昔から知っていて応援していたならどうだっただろうと考える。
知っていたかったよ。ずっと知っていたかった。
だけどもうそれはどうしようもないじゃん。
わたしそのころ何してたんだよいまいましいって振り返ろうとするとさ、何してたって、ダンスなんだよ。それはもう仕方のないことじゃん。

不思議だなと思う。
わたしはなんしか音楽を聴くとき、ポエジーを一番大切にしてきた。
その筆頭が筋肉少女帯で、原風景が中島みゆきさんだった。結局のところそこに割り込んできたアーティストはいなかった。
はっきり言って音楽のことは何もわからない。でも、歌のことばには絶対的に詩的跳躍が必要だった。

君の過去も今も未来も
何もかも引っ張り出して
困難な問題も難題も挑んで
ここでやめんな やめんなよ

RUN / timelesz(SexyZone)

君がいなきゃ何も始まらない、か?
始まらないんだよ頼むよ

いなかった、アーティストはね。
でもアイドルなら?
わたしの心にアイドルの席をひとつだけ空けておくからさ、生涯空席にしないでよ。

あのね、どちらの動画も1番しかみられない。
このあともっとよくなる。

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