言葉を諦めない
学校が始まってから1か月経った!
あっという間、ではない。色んなことがあって、色んな人と出会って、色んなことを考えた。
必死にもがいていたら、やっと1か月経った感じだ。
言葉の大切さについて。
1か月間、英語漬け・フランス語漬けとまではいかなくとも、英語とフランス語に触れる機会はもちろん増えたので、言葉は少し上達した。上達した、というより、アウトプットに慣れたという方が正しい。最近は、それなりに雑談もできるし、授業で先生の言うこともほぼ理解できる。Whats appでメッセージを送る時も以前ほど労力がかからない。だいぶ慣れてきたと思う。
英語は、単なる手段にすぎないな、と思う。時々友達と喋っていて、自分が「英会話」をしているのか本当に「会話」をしているのかわからなくなることがある。英語を聞き取ることと喋ることに必死になりすぎてるときは、「英会話」をしている時だ。必死に単語を探して英文を組み立てて喋っているときは、楽しくはない。大学入試の英作文を即興でやらされてるような気分になる。
本当に楽しいのは、「会話」をすることだ。相手の言うことを聞きながら、自分が次に何を言うか考え、その場のコミュニケーションを楽しむ。相手の反応に合わせながら、より面白くて深い話題にたどり着いたときが一番楽しいのだ。そこで使われている英語は、もはや単なる手段でしかない。
母に言われてよく覚えていることがある。言語がどんなにうまくても話す内容がなければ話すことはできない。話したい内容があって、それがある程度自分の頭の中で整理されていれば、英語くらいならすらすらと言葉は出てくるはずなのだ。
今の私に何が足りないかといえば、話そうとする熱意なのかもしれない。伝えることを諦めてはいけない。
フランスに来る前、沢山の人に、フランス語喋れるの?と聞かれていた。「フランス語全然喋れないですけど授業は英語なんで何とか耐えます汗」みたいな返答ばかりしていたなあと思いだす。
実際に来てみて、フランス語が全然喋れない私も普通に生きていけることがわかる。(全然喋れないといっても大学で2年間勉強していたじゃないかと言いたいけれど語学としては努力量が全く足りていないので勉強していたというより触れていたくらいだと思っている。)
そう、フランス語はできなくてもどうにかなるのだ。ただ、問題がある。フランス語話者の会話に入れない。彼らとの距離が縮まらない。これがもどかしくてたまらないのだ。
聞き取れなくてもいいや、とは思えないのは、フランス人の何かが私を惹きつけているからなのだろうか。。。
フランス語の発音が好きだし、フランス語の会話が好きだし、フランス語が分かったらどんなに楽しいのだろうと毎日思っている。だから、今私が一番頑張りたいのはフランス語!!彼らと仲良くなりたいから!!
フランス語は、聞き取るのが難しい。彼らはおしゃべりなので、私が一言でもフランス語で話しかけようものなら、10倍くらいの怒涛のフランス語で返してくる。それが全部わかったらどんなに楽しいだろうか。だからがんばるよ。
ここまでの総括。言葉は、喋れなくても生きていけるけど、喋れないと生きている気がしない。言葉って、私がこの世界で私であるために必要な一つの要素なのだ。言葉を奪われるということは、ある意味体の機能の一部を奪われるのと同じくらいのことなんだと気付く。
だから、ここで私が私として生きていくために、言葉を諦めないよ。