パリの名所を横目にひたすら美術館を巡る記 (パリ旅3日目・午後編)【きまま日記15】
こんにちは、にしうらです。
引き続き、2023年6月のフランス・パリ旅行で巡った美術館&博物館レポです。今回はパリ観光の最終日となる3日目の午後編。
3日目の午前編は👇からどうぞ。
3日目午後
エッフェル塔(通過)
ブールデル美術館を出た後は最寄りのモンパルナス駅からメトロでトロカデロ駅まで移動。トロカデロ駅を出てすぐのシャイヨー宮からはパリのシンボル・エッフェル塔がよく見えます。
エッフェル塔を横目に見つつ、次の目的地へ徒歩移動。
「あっギメ東洋美術館!ここも見たいのにまだ行けてないなー」と思いつつ、もう少し先へ進むと次の目的地が見えてきます。
パリ市立近代美術館
Musée d'art moderne
ここは1961年に開館した、20世紀以降の近代美術の作品を中心に展示している美術館です。
近代美術を展示するパリの美術館というと、ポンピドゥー・センター内の「国立近代美術館」の方が規模が大きく有名ですが、自分はここに収蔵されているラウル・デュフィの《電気の精》(la Fée Électricité)が一度観たかったので今回足を運びました。
(ポンピドゥー・センター、2025年末から5年くらい大規模改修のために休館の予定なのでその前になんとか行きたい…)
こちらがパリ市立近代美術館の入り口。
パレ・ド・トーキョーと呼ばれる建物の東翼側です。ちなみに同じ建物の西翼側は国の所有で「パレ・ド・トーキョー / 現代創造サイト」という現代美術、コンテンポラリーアートが中心の美術館になります。
企画展は有料ですが、ここのコレクションを展示した常設部分は無料でみれます。
常設コーナーさらっと見て次行こうと思っても、次から次へいい作品が出てくるのでさらっと見れない…じっくり見ちゃう…(パリの美術館あるある)
デュフィやボナール、ヴァラドンやユトリロの絵画もみれてほくほく。
常設コーナーを一通り見てからお目当のラウル・デュフィ《電気の精》の展示室へ向かいます。
ラウル・デュフィ《電気の精》
《電気の精》(la Fée Électricité)は1937年にパリで開催された世界博覧会の電気館のために描かれたもので、10メートル×60メートルの巨大な壁画作品です。
古代から現代に至る「電気、技術の発展」をテーマに110人の科学者、技術者たちの姿が描かれています。
巨大な壁画や天井画など現地に足を運ばないと見れない作品は、実際に見たときの感動もひとしおですね。
その場の空気も合わせて「作品」という感じがします。
お目当の作品が見れてほくほく。
近くの公園で水分補給しつつ軽食を食べてから、メトロに乗ってマレ地区のヴォージュ広場にあるユーゴー記念館へ向かいます。
ヴィクトル・ユーゴー記念館
Maison de Victor Hugo
ここは1832年から1848年までの16年間、フランスを代表する作家のヴィクトル・ユーゴーが妻アデルと4人の子供達と暮らした邸宅に作られた博物館です。
ちょうど今年でこの記念館の開館(1903年!)から120周年を迎えるようで、記念の企画展が2階で開催されていました。
展示の内容は彼の著作の絵画や挿絵、彫刻など。古いものばかりではなく映画のスチルも飾られていました。
3階部分はユーゴーが使った家財道具や調度品を展示しているコーナー。
上の「中国の間」にはイギリス領のガーンジー島に亡命していた間に暮らしていた家に置かれていた、中国風のインテリアや陶磁器コレクションが飾られています。
ユーゴーが描いたデッサンなども飾られていて、小さいながらも面白い記念館でした。ただ館内にクーラーがなくて(多分古い建物だから取り付けができない)展示室内に扇風機いくつも設置してぶん回してましたけど、館内暑かった…監視員の人、夏大変そう。
ユーゴー記念館を出たところで17時くらい。
近くのモノプリに寄って軽食やお土産をちょっと買い足して、今回のパリ旅の最後の目的地であるオルセー美術館へ向かいます。
ノートルダム大聖堂(通過)
オルセー美術館、最初はバスで向かおうと思ったのですが微妙に時間が合わなかったのと、せっかくだから再建、改修中のノートルダム大聖堂の前を通って行こうと思い、てくてく歩いて向かいます。
現在のノートルダム大聖堂はこんな感じ。大聖堂の周りのパネルには火災後のノートルダム内部の写真が。
2024年末の再開に向けて現在も再建、改修が進められています。
地下の駐車場だった場所で、再建のプロセスなどを紹介した展示が行われているそうですが、今回は時間がなかったので特に寄らずに通過。次に機会があれば見てみたいな。
18時50分頃にオルセー美術館に到着。あらかじめ予約していたチケットの時間が18時半〜19時入場だったので結構ギリギリ。間に合ってよかった〜
写真の空が19時近くのものに見えないのは、夏至近くのフランスは日没の時間が22時頃になるためです。21時過ぎても青空が広がっている光景、理屈ではわかっていてもやっぱり不思議な気持ちになります。
3日目夜、夜間開館のオルセー美術館〜帰国編はまた来週のきまま日記で更新します。次でパリ旅行記ラスト(の予定)です。長々と続いている旅行記をここまで読んでくださっている方々、本当にありがとうございます。
それでは、また来週。
2023.08.02
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2023年6月パリ旅行記・まとめリンク
出国〜パリ1日目👇
パリ2日目(午前)👇
パリ2日目(午後)👇
パリ3日目(午前)👇
パリ3日目(午後)👇
この記事です。
パリ3日目(夜)〜帰国👇