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【Radiotalk】「そなねっと.」8/23配信分 パイロット版

この内容は8/23(金)深夜に
Radiotalkでライブ配信したものです。
一部再編集、追記したものを
テキストアーカイブとして掲載します。


8/23 「日常雑談配信/パイロット版」

東京の冠水で外国人が感動のポスト

8月21日、都内を急襲したゲリラ豪雨。
地上では道路が冠水してマンホールが
吹っ飛ぶほどの事態になりました。

雨量もかなり多かったことから
地下へと繋がる駅の出入り口は閉鎖されたり
排水作業に追われたりと都会の弱点を
突くように水が街を襲いました。

地下に繋がる階段は滝のように水が流れ
下る人は裾を持ち上げながら慎重に
駅のコンコースへと向かっていく様子が
見られました。

そんな中、とある外国人のユーザーが
Xに画像付きのポストをしていました。

地下が浸水しているのに、
なぜ地面が丸見えなんだ!
」(一部引用・編)

地下駅の改札階が地上から流れてきた
雨水で溢れかえっているのに、その水の
透明度に驚きのポストをしていたのです。
写真の場所は 東京メトロ・市ヶ谷駅

そのポストには、執筆時点で12万件の
いいねが付いていました。

人間のふくらはぎに届くか、くらいの水位で
駅構内を覆っている様子が
動画で投稿されていました。

その外国人ユーザーは続けて
日本の衛生基準の高さにより脳みそが
 バグを感知した
」(一部引用)

これだけの水量が流れ込んでいるのに
足下が見えることに驚きを隠せない様子。
また日本の水が綺麗であることを褒める
記述がされておりました。

発展途上国やインフラがきちんと
整備されていない国ではありえない
光景だったのでしょう。
諸外国で同じことが起これば足下が見えず
ゴミが流れていたり汚水で濁っているのが
想像するに容易いが、
人口が密集しているはずの日本の中心、
東京ではそれがなかったのだから
外国人からしてみれば「床が見えなくて当然」
だったはずが あまりに綺麗すぎてそれが覆り
自分の脳を疑っているようでした。

諸外国でも地下道や地下鉄もあるはずだが
日本のように整備されているところは少なく
また流入してきた水が透明だというところは
ほぼないと言っても過言ではありません。

それについてこの外国人ユーザーは
「日本の衛生基準が高い」と
評価してくれているようでした。

このところXなどの投稿は、マイナス面、
ネガティブに捉えられるニュースやポストが
多かったように感じていましたが
自分の知らない街で人種も違う人が
別の視点で新しいことを教えてくれることは
かなりプラスに働いたのではないかと思います

この衛生基準の高さ、水の綺麗さが
いかにして日本の印象に良い影響を与えるか
この外国人ユーザーは考えてはないだろうけど
12万件のいいねをつけた人たちの中の
日本を知っている、住んでいる人たちが
「日本ってすごい、綺麗、行ってみたい、
住んでいたい」と思える国になれたら
この外国人ユーザーのポストは日本に
大きな貢献をもたらすと思います。

Xもごくたまには面白いポストが
あるものだなと感心させられた、という
話題を取り上げました。

世界で使われているXでは、
インプレゾンビなるものたちがおりますが
東京の街に流れた水の方がよっぽど
綺麗なのかもしれません。

日本の中でも飲み水が美味しいか
どうかも街によりけりと聞きますが、
それぞれにおいて基準が設けられているために
絶対飲めない ということはありませんので
インプレゾンビさんたちには
ぜひ日本の水を飲んでいただきたいですね。

そして、私はこの東京の街が浸水したことを
教えてくれた外国人ユーザーには
もっと外国人の視点で日本人が当たり前だと
思っている日頃から伝えない日本の魅力を
たくさん発信してもらいたいと思っています。


途中、台風情報をお伝えしました。


「予選敗退」構文

このところ、特徴的な話し方や構成で
言葉をつくる「構文」なるものが流行しており
大きく取り上げられています。

代表的なものといえば、

感情的になると突飛な発言が目立つようになる
「ヒステリック構文」、通称「ヒス構文」
これについての上手な使い方は
お笑いコンビ ラランドの
YouTubeチャンネルで紹介されています。

また、若者のミームにもなりつつある
知名度の高い政治家の構文
なにか深いことを言っているようで
実はなにも言っていない 1=1みたいな
話し方をされる構文も有名ですね
※選挙の関係でお名前を伏せています

それに、年齢が高い男性いわゆる「おじ」が
使うことで知られる「おじさん構文」も
ありますね。以下に例を示します。

そな、チャン、今日もお仕事かな⁉️😃♥ 💗😆🎵たまにはボクにも連絡ほしいな🎵💗😄天気悪いと気分もよくないよね😰じゃあ今日は会社休んでボクとカラオケ🎤しよう😃♥ 😄😘ナンチャッテ(^_^)😄(^o^)

「おじさん構文ジェネレーター」より

これに派生して「おばさん構文」も
あるようですがここでは省略します。

このようにさまざまな特徴的な構文が
ネットに広がるようになりました。
使い方のうまい、へたの差はあるものの
様々な場面で使えることが特徴です。
それをいかにユニークに、
面白くできるかが使い手に委ねられています。

そして、2024年8月上旬には
新しい構文が生まれました。

YouTuber上がりの芸能人が、X上において
たった3行の言葉で同業者を傷つけるような
心無いポストをしたことにより
投稿した本人が活動休止になったことで
話題となりましたね

わたしはこれに同情するわけではないですし、
もちろん人命を軽視するような発言を
擁護することはできません。
なので彼女の発言は公の場に出る者として
ふさわしいとはいえないのは確かです。

ですが、

「○んでくださーい」と
「偉くないので、予選敗退です」を
分けて考えて使うことができれば、
面白く昇華できたのではないかと思うのです。

なにが言いたいのかというと、
「偉くないので、予選敗退です」は
日常生活で感じることがあるはずです。

「○んでくださーい」は論外ですので
これは使わないものとします。
なので、私は
Radiotalkのリスナーさんに聞いてみました。

あなたの 日常生活において予選敗退だと思うことを教えてください

例えば「お部屋のお片付けができない人は
偉くないので予選敗退でーす」だとか
そういうので大丈夫です。

と、投げてみて答えを待っている間
わたしは自分の「予選敗退は何かな」と
思い浮かべていました。

するとリスナーさんから思っているよりも
早く返事がありました。

リスナーさんは
「私は色々なところで予選敗退です」
というので、わたしは
ちなみにどんな時に予選敗退だと思いますか?
と聞きました。

するとリスナーさんは
「まずですね、健康面で難病もちなので
 不健康まっしぐら」続けて、
「病との戦いに疲れて、精神病んで、
 (※身障者)手帳あるので、予選敗退でーす」
(注釈は執筆時) と言いました。

わたしにとって、
それは「予選敗退」ではないと感じました。

そのリスナーさんは、
外見からはわからない病気を
患っていることを話してくれました。
そして周りには
「理解してくれる人がいない」とか
「配慮が足りない」などとも言っていました。

わたしは生き方の例として、
友人を挙げました。

難病にかかり職場を辞めざるをえなくなり
生き方や心持ちが変わってしまった
でもネガティブになったわけではなく、
自分のために生きること、それを
いかに楽しむかにシフトしているように見えた
だから難病だからといって、
予選敗退とは言えないのではないか。
根性論に聞こえてしまうけれど
身障者手帳があるならば、それは
予選敗退ではなく新しいスタートラインの
パスポートであること。
あなたにしかない当事者の目線、知識があると思うからそれをもっと発信したら良いと思う。と伝えた。

月並みではあるが、
ひとつの励ましの言葉として
受け取ってもらいたかった。

どうして自分が・・・と思うかもしれないが
なった人にしかわからないことがあるし、
せっかく配信アプリやっているのだから
こういう場で伝えたらどうか、ということを
提案してみた。

リスナーさんは「(自分の周りは)身体障害者とか精神障害者ってピンとこないみたいで、それはなに?と聞かれる」と言った。

これに関しては、当事者の説明不足と
聞き手の理解不足が重なって起きていることだと感じたので「わたしの場合は、その手の話で聞き慣れないことがあったら当事者に詳しく聞いたり調べたりする人間だから、そのようなことはない。だけど当事者ではないから100%理解することは難しい。」と言った。

発信する側もどうしたら伝わるのかを
工夫しなければ両者納得のいくものに
ならないのは言わずもがなである。

リスナーさんは
私の友人の話を聞いてくれた後、
「(病気について)自分の周りがこんなに理解のないものなんだなという状況に陥った。「薬飲めば普通なんでしょ?」みたいなことも言われた」と話す。

わたしはその「普通」という言葉について
引っかかってしまいました。
それぞれにある「普通を押し付けることは
まず普通ではない」ことを伝えました。

それゆえ、普通を説く人に多いのは
理解や経験に乏しいのに、
自分の普通を作り上げてそれをあたかも
一般であるかのように言ってくることがある。
これはこれとして
理解してもらうどころではなく、先に
あなたの普通はみんなの普通ではないこと を
教える必要があります。

このリスナーさんは「難病を持っている」とは
教えてくれましたが詳しい病名までは
話しませんでした。
でも、手帳を持っていることは
周りに話していると言っていました。

「病気になっているのに周りの配慮がない」と
言っているように聞こえるが、
このリスナーさんなりの伝え方で
伝えているだろうし普段からどのように説明しているかはわからないから言及しなかったが
「外見から判断のつかない病気こそ
 自ら説明する必要がある」と考えます。

「手帳があるから」だけでは
説明にならないのです。

リスナーさんは「精神障害ってなに?って
聞かれたけど相手は実感が湧いていないようだった」と言っていました。

聞き手がわかるように説明できていなかったか
聞き手が聞く気や理解しようとする姿勢を
出していなかった可能性があるのです。
それに気づいていれば相互理解が生まれたはずです。

「難病」なんだけど、それは何なのか
どんな病気なのか、発症のきっかけや
メカニズムや進行状態、病状などを
もし自ら話せるのならそこまで説明
しちゃっても良いのではないかと思います。

でも話すのには覚悟がいるだろうし説明したところで相手が理解してくれると思ってないから
簡単に「難病、難病」と言っていると思います

ここまできたら推測の域を越えなければいけませんが、当事者の声というものは
当事者が話さなければわからないのです。

わたしは身障者手帳を持っていることは、
新しいスタートラインだと言いましたが
それは説明あってこそのことなので
このリスナーさんにはご自身のご病気について
向き合うと同時に発信する力を身につけて
もらいたいと思いました。

また、このリスナーさんは
「親にも職場にも怒られた、ちゃんと普通にしろ!と言われたり、蹴られたりした」と
話していました。
事実関係が定かではないですが、無理解の上
差別や暴力はあってはならないことです。

ただ「普通にしろ!」と怒られたということは
親と職場とリスナーさんとの間で
相互理解が構築できていないことが
これでわかりました。

新しいスタートラインに立つにあたって
どの位置にいれば良いのか、
手帳というパスポートを手にしている以上、
自分でポジショニングを定めることをしないと
このようなことになるのではないかと感じます

なんにせよ、このリスナーさんが
「予選敗退」になるとは微塵も思いません。
「病気が見えない」ことをいいことに
心無い言葉を言われて傷つくことも
あるかもしれませんが、
あなたが声を上げることで同じ病気の人が
新しいスタートラインに立てるかもしれないし
ゴールになるかもしれない。
これから予選になる人もいるのです。

わたしはただ皆さんの「日常の予選敗退」を
聞きたかったけれど、
それを「予選敗退」と言うならば
同様の方たちは既に
脱落しているということになり
失礼にあたることを申し添えます。

「自分だけ」と思わずに
話してみてください。
どこかで理解してくれる人、同じ人、
新たな知見を得られる人が出てくるはずです。

ご病気になり大変なのはわかりましたが、
あなたにとって新しい普通を作れますように
そして新しいスタートラインから
進めるように祈っています。
そして1日も早い回復を願います。

延長チケットありがとうございます。

次の配信はいつにしよう。
話題はなにがいいかな。


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「今日、聞いてよかった、話せてよかった」と
思えるような配信を心がけます。
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Radiotalk「そなねっと.」

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