見出し画像

世界一のチョコレートはどのように作られているか


2022年2月5日 土曜日 に「green bean to bar CHOCOLATE Film Festival」がイオンシネマ港北ニュータウンにて開催され、小学4年生の息子と参加してきました。面白い体験だったので、感想をまとめておこうと思います。

メインは、2021年1月にAmazon Prime Videoで公開され、カナダのバンクーバー国際映画祭「PRPL Fork Food Film Foto Fest」にて、長編ドキュメンタリー映画部門 最優秀賞を受賞した『The Taste of Nature 世界で一番おいしいチョコレートの作り方』(NEXTRAVELR FILMS)の劇場上映です。

『The Taste of Nature』は、東京・中目黒などに店舗を構え、2017年に北米最大のチョコレートの祭典 The Northwest Chocolate Festival で金賞を受賞(つまり、世界一)した『green bean to bar CHOCOLATE』にて、チョコレートの原材料であるカカオ豆からどのようにチョコレートがつくられているか。

また、『green bean to bar CHOCOLATE』を主宰する安達建之さんが、最高のカカオ豆を探し求め、南米アマゾンを旅した記録が収められているドキュメンタリー映画です。

「Film Festival」は、招待制で開催され、Programは以下のとおり進行されました。また、文中、『green bean to bar CHOCOLATE』をgreenと書きます。


Program

1|映画「ケト・サピエンスは牧草牛の夢を見るのか?」予告編

メインの上映前に2022年秋にNEXTRAVELR FILMSから公開予定の最新のドキュメンタリー映画「ケト・サピエンスは、牧草牛の夢を見るか?」の予告編が流れました。

牧草牛専門の精肉店「Saito Farm麻布十番」も営み、日本機能性医学研究所を代表する斎藤 糧三先生が、「和牛はどこから来たのか?」をテーマに牧草牛を追うドキュメンタリー映画のようです。

牧草牛は、グラスフェッドビーフとも呼ばれ、自然環境で放牧され、牧草だけを食べて育ちます。個人的な体験は、2021年に浦田クリックにて人間ドックを健診した際、cafe87にて牧草牛を堪能しました。また、食べたいと思ったお肉でした。

NEXTRAVELR FILMSを設立した高城剛さんのメルマガ「Future Report」にて、最近、和牛の話もでており、公開が楽しみです。ちなみに、メルマガで紹介されていた熟豊ファームのお肉は、島根県雲南市のふるさと納税にて取り扱いがあります。

岩国警察署に勤務していた若手が退職してはじめたスタートアップ畜産農家「熟豊ファーム」は、ご存知ですか?こちらは、元警察官らしく正義を貫き、補助金をまったく受け取っていません。

高城未来研究所「Future Report」Vol.538 Q&Aコーナー Q.8 から引用

斎藤先生は、同じく「Future Report」Vol.487〜490の”「病」との対話”に登場しています。ケトジェニックで有名な先生かと思います。個人的にも、和牛でなく、糖質制限を調べていた時に最初に出会いました。


2|安達 建之写真集第二弾「Ngorongoro クレーターに生きる野生の家族」特別映像

次に、greenを主宰する安達建之さんが、アフリカ大陸のタンザニア北部にある世界遺産「ンゴロンゴロ」に生息する野生動物を追いかけた写真集の映像が上映されました。

ドローンを使用した撮影で、ヌー?バッファロー?やシマウマとの並走など、これまで見たことのない視点は大迫力でした。帰り道、小学4年生の息子が、興奮して話をしていたのはこの映像でした。

"しりとり”が「ん」で終わらなくなるとも言っていました。調べてみると他にも「ん」から始まる言葉はあるようです。

この映像は、iPhone、MacBookPro、液晶モニターで事前に観ていましたが、映画館の超大画面(+音響)で観てみると、迫力が全然違います。

スマホやデジカメが進化したことで、それなりのクオリティが撮影でき、編集ソフトも便利になり、コンテンツの作成・発信が簡単になりました。

「とにかくやってみて、修正し続ける」ことも大事ですが、コンセプト、ストーリーテリング、最終品質を徹底的に磨き上げることが、より重要になります。

写真集はこちらです。

安達建之さんの第一弾の写真集はこちらです。こちらも動画が見たくなる作品です。


3|ブリュッセル・フィルハーモニックライブ演奏クラシックBOX特別映像

クラシックを聴きながら、
その音楽をイメージして作られた
特別なチョコレートを味わう。
そこにどんな感情が生まれるのだろうか。

green bean to bar CHOCOLATE NEWS LETTER Vol. 108 から引用

次に、greenの新商品「Classic Box」に同封されるサウンド・トラックの映像が上映されました。

ベルギーのアントワープにある古い教会にて、ブリュッセル・フィルハーモニックのメンバーが奏でる演奏です。撮影は、2021年11月16日。オミクロン株がヨーロッパを襲う直前だったようで、奇跡的です。

指揮者は、山本友樹さん。レコーディング・編集は、グラミー賞受賞歴のあるマット・ハウさん。クラシックは詳しくないですが、greenのNEWS LETTERで前もって読んでいた体験を自宅でなく、巨大スクリーンで体験できました。

約30名の演奏者席は2重の円形に配列され、中央に指揮者が立つ。全部で10本ほどものマイクがその真上をはじめ、天井から床までの音を拾い、4人のカメラマンが6台の8Kカメラを操る。「360度でセットアップするのは画期的なこと。リスナーは、指揮者がいまここで聴く音をそのまま自宅で体験できるのです」とマットさん。

green bean to bar CHOCOLATE NEWS LETTER Vol. 108 から引用、太字は著者
green bean to bar CHOCOLATE NEWS LETTER Vol. 108 から引用

モーツァルト作曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第1楽章・第2楽章、greenの オリジナル楽曲として山本友樹さんが作曲した「The Taste of Nature」が上映されました。

greenのオンラインショップを覗いてみると、「Classic Box」のPre Orderがはじまっています。(2022年2月6日 執筆時点)

映像+ボンボンショコラも魅力的でしたが、Seasonal Limited の”いちじく”と”ピスタチオ&アーモンド”が間違いなさそうなので、日本独自の発展を遂げたバレンタインの「本命チョコ」として、パートナーにLINEしておきました。


4|映画「The Taste of Nature」受賞記念 特別上映

最後に、『The Taste of Nature 世界で一番おいしいチョコレートの作り方』の上映です。

ビーントゥバー・ムーブメントの成り立ちや原材料のカカオ豆からつくるチョコレートの作り方は勉強になります。

ビーントゥバーとは文字通り、ビーン(カカオ豆)からバー(板チョコ)になるまでの工程すべてを、自社内で行うチョコレートを意味するようです。

greenのお店やONLINE SHOPでも商品サイズ、原材料ととともに、カカオ豆の原産地が記されています。

チョコレート作り方は、子供に絵本の読み聞かせをしていた程度の知識でした。絵本で書かれていたことより、深く起源をたどることで知識がアップデートされました。(なんでも起源をたどるのよいです)

また、安達さんが野生のカカオを求め、日本から約2万km離れた南米アマゾンの旅路を密着した映像は奥深いです。険しいジャングルの旅はもちろんのこと、パートナー選び、貧困、自律など、本当に考えることが多いです。

2021年1月にAmazon Prime Videoで公開され、すぐに観賞していました。時間も経っていましたが、上映用にリメイクされた映像を大画面でみると、当時、観えなかったものが観えてくる体験ができました。

写真集は、こちらです。

関連する作品などを振り返りながらまとめました。最後まで読んでもらいありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?