大戸屋「生さんまの炭火焼き定食」
今日は通院日。うろこ雲が美しい。秋だな。
お昼は例によって江坂の大戸屋で。期間限定メニュー「鱧とたっぷり茸の和風甘酢炒め」を狙って行ったら、完売してましたorz。orzとか久しぶりに使うわ。
仕方がないので、数量限定メニューの「生さんまの炭火焼き定食」。塩さんまじゃなくて生さんまってのがうれしい。しかも二尾。ここはご飯要るよな、と思って大盛り(+30円)を頼む。久しぶりに食べたかったので納豆と、いつものひんやり豆腐サラダも追加。
生さんまうまい。本当に炭火で焼いてるのか香ばしいし、脂がふっくらと柔らかい。塩加減もいい。塩が良い塩を使ってる。さんまの旨みが上手く引き出されている。すぐに飲み込むんじゃなくてゆっくり噛みしめると、さんま独特の旨みがギュッ、ギュッ、と口に広がる。焼き魚なんて食べるの、ひょっとして一年以上空いてるかも。食べてて楽しい。
ワタの部分も、苦手な人いるけど、僕は大好き。程よくワタが残っていて、ワタに少し大根おろしを乗せる(乗せすぎ注意。乗せすぎるとワタの苦味が大根おろしに負けちゃう)と、ワタの苦味の奥にある渋みと大根おろしの辛みが混ざって、胸をグッとつかんでくる。たまらない。辛口の、冷やの日本酒が欲しくなってくる。いや、ここは平日真っ昼間のオフィス街。そのような無粋な真似はするまい。
納豆も久しぶりに食べた。冷蔵庫があれば買えるんだけど、冷蔵庫はまだだ。8月からずっと冷蔵庫無しでもう11月。ちと辛いぞ。冷蔵庫のありがたみが良く分かる。納豆は最高だな。作った人がすごいし、仮にできたとしても、コレを最初に食べてみようと考えた人が勇気ある。だって普通に腐った豆では? ってなるじゃん(笑)。
食べたらすっかりお腹満足。さんまの骨が二尾分並んでいるのを見ると、なんか気持ちいい。
僕はどんなに素敵な人でも、魚をきれいに食べられなかったら、そこで醒める。日本人が魚をきれいに食べられないのって、自国の文化をないがしろにしてると感じるから。
箸は、ナイフやフォークと違う。刺したり切ったりしない。箸は、つまんだり、崩したり、ほぐしたり、まとめたり、たった二本の棒で無限の操作ができる。それも暴力的な動きではなく、食材のありのままの形を楽しみながら、口に運ぶことができる。箸そのものが美しいし、その箸を美しく扱える人は、さらに美しい。と、僕は思う。
かく言う僕は、左利きの握り箸なんでダメダメなんだけど(笑)。
今日もご馳走様でした。