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無印良品の「ごはんにかけるシリーズ」を買いだめ

 無印良品のレトルト食品「ごはんにかけるシリーズ」を買いだめした。冷蔵庫が壊れて、もう1カ月半が経つ。冷蔵庫の購入希望申請は9月の頭に済んでるけど、1ヶ月以上何の音沙汰もない。冷蔵庫があれば自炊できるし食費も抑えられるけど、それができない。コンビニのお弁当やスーパーのお惣菜も高くて無理。そもそも僕はもう自転車にさえ乗れない身体だ。歩くのがやっとなのに、毎日買い物に出るなんてできない。

 普段はインスタントの袋麺(具なし)で繋ぐけど、袋麺でお腹いっぱいには……ならない。具だって買えない。冷蔵庫がないから。だから、飛び飛びにお米を炊いて(やっと買えるようになったけど、値段が上がって今や僕には米そのものが高級品だ)レトルト食品を食べている。

 スーパーのレトルトって大半がカレー。あっても、牛丼くらいしかない。すぐ飽きる。無印良品の「ごはんにかけるシリーズ」は種類が多くて、味付けも色々ある。まとめて買って5,000円以上になれば送料無料になるし、いつ冷蔵庫購入許可が降りるか分からないし、思い切って買った。

 1食400円近くするし、お米1食分も計算に入れると、これを1日2食以上食べたら僕の生活費は破綻する。だから、1日1回だけのごちそう。あとは袋麺でつなぐ。それでも、毎日どれを食べるか選べることがうれしい。

 今日はルーロー飯を食べた。八角が強くて、ちょっと薬っぽい味がする。相方と台湾に行った時に現地で食べたけど、それはめちゃくちゃ美味しかった。美味しかったのは、台湾で食べたからなのか、相方と食べたからなのか、うまく思い出せない。

 お腹いっぱい食べられないことが、最初は寂しかったけど、今は慣れた。生きさせていただいているのだから、もうそれだけでありがたい。朝晩寒くなってきて、あ〜鍋食いたいな〜とか思うけど、もう僕は1人だ。一緒に食べてくれる相方はいない。1人鍋? そんなお金もないし、もうどうだっていい。誰かに会いに行く交通費もない。3つも病院に通う、その交通費で手一杯。

 こうして世界が閉じて、誰とも会話しない日が何ヶ月も続いていくうちに、自分が穏やかになっていくのを感じる。なんだ、僕はずっと1人になりたかったんじゃないか。人と話をしたらしたで楽しいんだろうけど、もうそんな力が僕に残ってない。

 さておき、明日はどれにしようか、考えることが楽しい。

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