スタイリストになりたくない美容師
休眠美容師
女性美容師の働き方を考えるとでてくる問題が
休眠美容師の多さです
(2018年時点で、美容師として従業してる人は約53万人に対し、約80万人以上の人が休眠状態)
一度は業界に入ってきたものの、そもそも美容の仕事がそんな好きではなかった、やりがいを感じられなかった、という方も一定数いらっしゃると思います
でも、美容の仕事が好きだけど美容師には戻りたくない、戻りにくい、戻るメリットを感じられないという方も多いはず
美容師=長時間労働、低賃金
本当にこの仕事が好きじゃないと続かないというイメージもまだまだあるのかなと思います
女性美容師で結構多いなと思うのが、
アシスタント、Jr.スタイリストの時にスタイリストになるのをやめて、アイリストやネイリストになられる方や業界を退く方
スタイリストだったけど、結婚出産を機に美容の仕事から退く方
私が今までに聞いたスタイリストにならなかった、もしくは辞めた人のリアルな声の一部です
・アシスタント時代は長時間労働にレッスンと、そこまでして自分はスタイリストになりたいのかと考えた結果違う道に進んだ
・Jr.スタイリストとして入客しだしたが責任が重圧で、アイリストに転職した
・スタイリストの時、お客様からのクレームで髪を切るのが怖くなった
・歳をとってもオシャレでいなければならないという重圧がしんどかった
・子育てで休職してる間に今の流行りについていけるのか不安になった
・歳をとって体力的に続けられるか不安
・手荒れや腰痛、身体的な問題
などなど
美容には関わっていたいけど、第一線でスタイリストとして髪を切る(デザインを作る)ことは自信がないという人や
歳をとった時に自分が美容師として働いている想像がつきにくいという人が多いのかなと思います
美容師の新たな形
新型コロナの影響を機に、美容師に復職をする方が増えたというお話もチラホラ聞くようになったのは嬉しいことですね!
今後は、美容師=大変な仕事、というイメージをどんどん変えていかないといけないと思います
色んな方が言われていますが、
美容師の技術売上だけに頼らない売上をつくる
⇨広告やプロダクトなどでの売上
今は個としてスキルのある方や、
一部の美容室がされている事なのかもしれないですが、
もっと業界全体の誰もが取り組めるプラットフォームが今後どんどん作られてくるのではないでしょうか
美容師=技術スタイリスト
だけではなく、もっと広い意味での美容に関わる職業として、
様々な形の『美容師』が当たり前の時代になってくれたらなあと思います
そして、新たな美容師志願者、復職者が増えて業界がもっと活気づいてくれることを願っています
最後までお読みいただきありがとうございます!