FC独立までの道のり① 志は高く
「子供が3歳くらいになったらお店をやりたいな」
最初はただ漠然とそんなことを考えていました。
結婚して子供を授かったので、仕事を続けたいと思うなら、
パート勤務とか、フリーランス美容師とか、色んな形があると思います。
目標にするにしてもプライベートサロンを開業、などが一般的には多いのかもしれません。
でも私は初めの頃から、いつか小規模でも雇用サロンをやりたいなと思っていました。
もともと、昔からいつも気付いたらリーダー的な立ち位置になっていることが多く、
人と人を繋げたり、お店や組織が潤滑にまわる為に自分が動く、そういうことに喜びを感じるタイプでした。
なんとなく漠然と、みんなが理想を叶えられる伸び伸びと働けるお店をやりたいなと思っていました。
当初は、女性スタイリスト数名で、スタッフが自分の顧客様を連れて、というような10坪くらいのお店を描いていました。
産休あたりから具体的に色々考えようと、経営や起業の本を読み始めました。
今までも読み物は好きだったんですが、目標が設定されてからというもの、勉強が楽しくて、どんどん色んなことに好奇心が湧いてきました。
ちょうど子育ても始まり、
私の中では大きな環境の変化と新しい世界の連続で、自分の価値観が大きく変わってきた時期でした。
「世のお母さんってこんな大変な事してたの!!?」
今まで知らなかった親の気持ち、子育ての大変さを少しずつ自分も理解するようになり、
仕事と育児の両立や、働く女性の問題、ジェンダーなんかにも興味を持ち出し、色んな本を読むようになりました。
その辺りからでしょうか、
もっとこんな環境があれば働きやすいんじゃないかとか、
こんな仕組み作りたいな、という事を色々と考えたりするようになってきました。
そして、いつか美容室の枠にとらわれず、
働く女性や、子育てしながら働くお母さん、お父さんに喜んでもらえる仕組みをつくりたい!という夢をもつようになりました。
そうです、理想ばかりが先走って、妄想は膨らむばかり笑
並行して、現実的なお金や経営の勉強をすればするほど、自分の考えていることは夢物語だなと思いました。
理想ばかりが膨らむ中、現実とのギャップにだんだん身動きがとれなくなってきて、壁にぶち当たり出していました。
その時、私はパートタイムで現場復帰していました。
産前に働いていたお店が店舗数縮小で閉店になり、後輩が働いていたCIELを紹介してもらいました。
もう10年来の顧客様も多かったので、以前のお店から近く、条件もとても良いという理由でCIELを選びました。
壁にぶち当たる半年ほど前にチラッと聞いていたCIELのフランチャイズ制度。
その頃はFCについても自分にはまだ浅い知識しかありませんでした。
経営のことを勉強していくうちに、どんどん膨らむ理想と現実のギャップ、
そんな時、ふとFCの選択肢が脳裏によぎりました。
そこからはとにかく自分なりに、
収支や具体的なシュミレーションを考えました。
目標が定まれば、
そこへ向かって今何をすべきか、
逆算して考える道の上に立つと、ものすごいパワーを発揮します笑
理想を理想で終わらせたくない!そんな気持ちでした。
そして山下社長に面談をお願いすることにしました。
②へつづく
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