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家計簿ビックデータで見る 「きのこたけのこ論争」
定期的に話題となる株式会社明治の「きのこの山」と「たけのこの里」どっちが人気なのか論争に一石を投じるべく、国内最大規模の家計簿データを用いて分析しました。
※集計仕様
期間:2019年4月~2023年3月
該当ブランド:「きのこの山」「たけのこの里」
サマリ
全体の傾向では「たけのこの里」に軍配が上がった
「きのこの山」「たけのこの里」とも共に、 30 代~ 40 代女性の購入者が多い
エリア別で見ると、一部の地域では「きのこの山」が勢力を拡大している
「きのこの山」「たけのこの里」全体傾向
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2019 年 4 月から 2023 年 3 月の 1,000 人あたりの金額をみると、「たけのこの里」の方が消費金額が多く、「きのこの山」よりも購入されていました。
平均単価
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「きのこの山」の方が平均15円高い金額で推移しています。「たけのこの里」の方が安い点も全国的に勝っている一因なのかもしれません。
購入者の属性傾向
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「きのこの山」の主な購買者は女性の 30 代~ 50 代で、購入金額の約 55 %を占めています。「たけのこの里」に関しては 2019 年度から 2021 年度まで、女性の 30 代~ 40 代と男性の 40 代が主に購入をしていましたが、 2022 年度から女性 20 代の購入も増加しました。
エリア別傾向
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2019年度の時点では、全国的に「たけのこの里」の購入率が高い傾向が見られました。
![](https://assets.st-note.com/img/1693989824197-UgyDR7wpPV.png?width=1200)
2022年度を見てみると、北陸、中国の2つのエリアで「きのこの山」が大幅にシェアを伸ばし、逆転しています。
北海道と東北では2019年度と2022年度を比較した時、「たけのこの里」の購入率がさらに上昇しています。
まとめ
今回のレポートでは、「きのこの山」と「たけのこの里」どっちが人気なのかを調べました。全体傾向では、「たけのこの山」の勝利となりましたが、一部地域では「きのこの山」が勢力を伸ばしてきているようです。
今回のレポートで結論が出ればと思っていましたが、ますます今後の戦いも気になってきてしまったので、定期的にレポートしていきたいと思います!
各業態やアイテムの詳細レポートをお求めの方はこちらにお問い合わせください。
問い合わせ:biz@zaim.co.jp
追記
窓の杜 さまに やじうまの杜 で取り上げていただきました。
本記事では社内の文言チェックにより当初書いていた勢いが強めの文言がバッサリ面白くない方向に修正されてしまっていますが(ここまで小文字)、取り上げていただいた記事では著者の方のノリノリな文言が楽しめます。
面白いのでぜひ読んでみてください。