もしかしてわたしも無意識にファン化してた!?
「あれ?わたしが今まで仕事上で当たり前にしてきたことって“ファン化”だったのでは!?」
無意識のうちに“ファン化”に取り組んでいたのかもしれない・・・!?
そんな、めちゃくちゃ新しい気づきがあったので、記録しておくことにします。
昨日、KUROMAKUのそらさんとキラキラちゃんの対談動画を拝見しました。
その中でファン化の極意としてキラキラちゃんがお話していたのは、「相手が想定していた以上の価値提供をおこなうこと」でした。
これまでもそのことは何度も伝えてくださっていたし、しっかり読み込んでいたつもりだったけど、ピンときたのは今回が初めてで、自分でもびっくりしてしまいました。
社会人1年目の頃からずっと、わたしが仕事をする上でいつも大切にしていることのひとつに「必ず+α上乗せして提供する」というものがあります。
つまり、キラキラちゃんの言う「相手が想定している以上の価値提供をする」ということです。
もちろん、わたしはファン化したくてやっていたわけではありません。
ただ「自分に有利に事を運ぶためにやっていた」という側面が大きいので、本質的な部分では近しいものがあるのかもしれません。
自分に有利に事を運ぶため、というのは、具体的に以下のようなことです。
①この人は頼りになるな、信頼できるな、という信用を獲得するため
②(言い方は悪いけど)小さな恩をたくさん売っておくことで、こちらが無理なお願いをしたときに「この人のお願いだしな…」とさくっと対応してもらうため
社会人になりたてほやほやの新人ちゃんであったわたしは、仕事柄、1年目のぺーぺーなのに、役員や各部署の部長たちにお願いをしなければならないことが多かったのです。
なので、どうしたらよりスムーズに業務を進められるのか、快く対応していただけるのか、それを自分なりに考えて意識するようになったものです。
わたし以外にも無意識にやっている方は多いのではないかと思うのですが、いかがですか?
そもそもわたしも尊敬する先輩(女性)を観察していて、「こういう風にやってみようかな?」と探り探り最初は始めた記憶があるので、当たり前にやっている方は多そうです。
今回、わたしも無意識にファン化してたのかもしれない…と気づくことになったのは、「そういえば、どこの会社に行っても、いつもパートさんからお偉い方まで、なんでかわからないけど可愛がってもらえたな…」と思い出したことでした。(転職魔なので現在5社目)
20代半ばくらいまでは「若いから可愛がってもらえるんだろうな」と勝手に思っていました。
でも、30代半ばの現在も状況はあまり変わらないので、若さだけが理由じゃないんだなーとは思っていましたが、その理由がなにかは深く考えたことがありませんでした。
どの会社にいたときも先輩(女性)が、お洋服やカバンをプレゼントしてくれたり、「ちゃんとご飯食べてる?」と食料をくれたり(笑)、なんやかんや可愛がってもらってきました。
あと、パートのおばちゃんが「あんたにはいつもお世話になってるからね~」とお菓子の詰め合わせギフトを急にくれたりとか。
退職するときは持って帰れないほど大量の送別の品をあちこちからいただく、みたいなことは、わたしにとってはわりと普通のことでもあります。
あれ?こうして書き出してみると、女性から、ばっかりですね…!?
女性が多い職場で働いていた期間が長いから、と思いたいけど、シンプルに男性人気はあんまりだったのか…も…!?(悲しい!そんなこともないと思いたい!人並みなはず!笑)
正直、もはや無意識のうちにやっていることだし、自分にとって当たり前のことなので、今回のようなことがなければ言語化することもなかったはずです。
でも、せっかくの機会なので、いろいろと過去を振り返りながら、考えてみました。
新人の頃や転職したての頃は、「①この人は頼りになるな、信頼できるな、という信用を獲得するため」の意識が強かったのだと思います。(意識しているわけでもないのだけど…無意識に意識してる…みたいな感じでしょうか…)
経験上、初めての環境で周りの人たちからの信用を獲得するには、だいたい3か月ほどあれば十分すぎる、というのがわたしの感覚です。
なので、それ以降は自然と目的は「②小さな恩をたくさん売っておくことで、こちらが無理なお願いをしたときに「この人のお願いだしな…」とさくっと対応してもらうため」へ移行していくようなイメージでしょうか。
自分に有利に事を運ぶため、というと、なんだかすごく自己中な感じに聞こえるかもしれないけど、結局のところ「いかにスムーズに穏やかに業務を進められるか」なんですよね。
どうせなら、みんな心地よく穏やかに働ける方がいいなって思うし、無駄なイライラやモヤモヤは感じたくないじゃないですか?
そのために自分にできることは何かな?と社会人になりたてのわたしが考えたのが、これだったのだと思います。
で、最初がわりとうまくいったこともあり、それをちょっとずつブラッシュアップしながら続けてきた、という感じかなと分析しています。
そして、もうひとつ気づいたこと。
わたしは業務の中で実践してきた、と思っていたのだけど、それだけじゃなかったかも…と。
たとえば、資料を作るとか処理をするとか、そういう具体的な業務の中においてはもちろん+αを意識していたけど、もうひとつ重視してきたことがあることに気がつきました。
それは、周りの人たちとのコミュニケーションです。
わたしはもともと人と話すのが好きだし、コミュニケーションが好きなのだと思うのですが、無意識のうちにこれも活用したのだと思います。
どんなコミュニケーションをしてきたかというと「わたしはあなたを気にかけていますよ」ということが伝わるようなものです。
正直、無意識かつ感覚的にやっていることなので、言語化が難しいのですが…。
「それのどこが想定以上の価値提供なの?」と思いますか…?
このあたりは言語化していくとすごーーーく膨大になりそうなので、またの機会にしますね。
でも、ファン化の感覚がある人はおそらくピンときているのではないかな?という気がします!
ちなみに!
当たり前ですが、加減を間違えるとハラスメントに繋がる可能性もあるので、そこはもちろん見極めがめちゃくちゃ大事です!
あと、業務以外のコミュニケーションは人によっては苦手な場合もあるので、それも見極めが大事です。
相手が嫌がることをしないのは鉄則ですしね!
あ、これも当たり前ですが、仕事もせずに喋ってばかりだな…という印象を与えるようなやり方はもちろんNGです。
そう見えないようにさらっと声をかけて、軽く雑談するというのがポイントでしょうか?
他支社の方などであれば、電話やメールの中にさりげなくはさんでいきます。
これらも感覚的にやっているものなので、うまく言葉にできないのがもどかしいのですが。。。(もっと言語化の訓練しなきゃ!)
こんな感じで、わたしは社会人になって14年、周りの人たちからの信用を獲得し、無理なお願いにも対応してもらえる環境を自分の力で作ることは可能、というのが当たり前の感覚です。
以上が、実はまわりの人を“ファン化”していたのかもしれない、という今回の気づきです。
自分が具体的にどんな行動をしたのか、ということは、無意識だからはっきりわからないけど、過去に周りの方々から言われたことをまとめると、それが答えかなと思っています。
ちなみに、今月末で現在の派遣先を辞めるのですが、今担当しているクライアントの担当者さんからは「本当に淋しいです!泣きそうです!さよかさんは本当に仕事がやりやすくて楽しかったから…」と連絡がありました。
たまたま比較的近い地域に住んでいるということもあり、「今度プライベートでご飯行きましょうよー!」という流れになっています。(こちらも女性。笑)
キラキラちゃんのようなファン化のプロから見たら、もしかすると「これはファン化とはまた違うのよ~」となるのかもしれません。
でも、近しいところはあるのかな?とは思うので、これまでの経験も活かしつつ、引き続きキラキラちゃんからファン化を学びたいと思います!
ファン化、たのしい!!!