生物:①進化の暗記法(年代と出来事) by 茶茶 サティ
生物の「進化」と「分類」って、なかなか苦痛ですよね。
現役時代のサティはそこそこわかっていたはずでしたが、やはり苦戦するところがありました。
なぜか…
結局ざっとわかっているだけでは失敗することもある、ということです。正確なことをしっかり再現できなければ安定した得点にはなりにくい。
んなこたぁわかってるよ… みなさんは言うでしょう。
そして、こう呟くのです。
だって… 必要な知識が膨大過ぎるよ。何から手をつければ良いの?
それに… 変な用語やカタカナや生物名をどうすればいいの?
さらに… 縁を切ったはずの年表が、理系生物でなんで出て来るの?
いろいろな文句と苦情と悲鳴が聞こえてくる気がします。
以前から「古生代」各時期の代表的な生物について、何らかの目印… というか、澪標(みおつくし)のような合言葉がないものかと考えていました。
実は… 問題を研究してみると、この分野で繰り返し出題される部分は大抵同じとこなんです。まるまる同じということはないけど、この辺が分かっていれば7~8割は稼げる、そういう急所のような部分があるのです。無論全問正解なんて狙っていませんが、確実に合格点はいただけるはずです。
よし、サティがなんとか「秘訣」としてまとめて見せようか…
そう思ってこれを書いています。でもここはアナタが他人に点差をつける大事な部分、他の人もこの「秘訣」をマスターしてしまっては勝ち目が遠のいてしまいます。なかなか覚えられないこの分野、僅か100円で覚えやすくなるものなら… (←現在は受験生応援企画、期間限定絶賛無料公開中です! 以下同じ)
苦手かも知れない「進化」の分野をぜひ得意分野にして、来春の合格をもぎ取ってください。
最初に掲載するのは、
(1) 古生代の各「紀」の名前の覚え方です。
これはネットで調べれば幾つも掲載されている定番もの。サティもこれでマスターしました。でもこれを知らないと②の技が使えませんので、あらかじめ御諒承願います。
それ以下はサティオリジナルの覚え方を有料ゾーンに掲載します。その主なコンテンツは…
(2) 古生代の各「紀」に出現した代表的生物の覚え方
(ただし(1)がわかることを前提にしています)
+ サティの思考過程の解説
(3) 中生代の「紀」と出現した代表的生物の覚え方
+ サティの思考過程の解説
(4) 古生代、中生代、新生代の区切りの数字と覚え方
+ サティの思考過程の解説
(5) ○○生物群の順序と国の名前の覚え方
+ サティの思考過程の解説
思考過程を入れたのは、ただの丸暗記だけでは意味が解りにくいからで、逆に過程がわかると理解が深くなるからです。
(6) 設問1~6
(1)~(4)が実際に役立つか、是非トライしてみてください。
ただし実際の出題例ですので、ここで扱っていない部分もバンバン出てき
ます。
では参りましょう。最初は…
(1) 古生代の各「紀」の名前覚え方
最初の難関がここですね。
古生代は…
カンブリア紀 → オルドビス紀 → シルル紀
→ デボン紀 → 石炭(せきたん)紀 → ペルム紀
の順に現代に近づいてきます。
約5億4千万年前からが古生代最初の「カンブリア紀」の始まりです。地球46億年前から約5億4千万年前までが「先カンブリア時代」、カンブリアというカタカナが2回でてくるところが曲者ですね。
見てのとおり、「先カンブリア時代」は永い。地球誕生以来約9割(88,3%)は「先カンブリア時代」なのです。残りの11.7%のうち、古生代が2.9億年で約6.3%、中性代が1,84億年で約4%、現代を含む新生代など0.66億年で僅か1.4%しかありません。
まとめると、
先カンブリア時代 → 古生代 → 中生代 → 新生代
40,6億年間 2.9億年間 1.84億年間 0.66億年
約88.3% 6.3% 4.0% 1.4%
ということになります。
さて、6.3%を占める古生代は、それぞれ特徴的な地層の産地や化石などによって、以下に示す6つの「紀」に分類されています。
古生代
カンブリア紀 → オルドビス紀 → シルル紀 → デボン紀
→ 石炭紀 → ペルム紀(以前の「二畳紀」)
「石炭」以外は、ヨーロッパ方面の地域や古民族の名称などで、こりゃ当然しっくりくるワケがありません。
一応挙げて見ましょうか。
カンブリア:イングランド(英)の地名
オルドビス:ウェールズ(英)の古代部族名
シルル :ウェールズ(英)の古代部族名
デボン :イングランド(英)南西部の地域名
石炭 :「石炭」の起源の維管束植物、シダ種子植物が繁茂した
ペルム :ウラル山地(露)西麓の地名
どっちみち地名にもなじみのない日本人には無理… とか言わずに、
まあまあ 寒ブリでも捕まえてアラ汁食って、機嫌直してさ、ついでに風邪も治してちょ。
(1)『寒ブリ おるど 汁 ドボン 、咳・痰(せき・たん) ペッ!』
カンブリア オルドビス シルル デボン セキタン ペルム
ちょっと強引ですが、理屈が付かない以上力業でねじ伏せましょう… むしろそのほうが合理的というものです。
ちなみに「 ペッ! 」と痰を吐くペルム紀は、地球が寒冷化して90%を越えるとも言われる生物種が大絶滅した頃だそうで…
むしろカゼを引いたくらいの設定でちょうど良いかと思われます。
さて、「古生代のどの時期に、何が出現し、どの生き物が栄えていたか?」わかりますか?
・ばっちりわかる
・だいたいわかるけど、今一つ正確さに欠ける。
・なんとなくわかる気もする
・ぜんぜん… 見当もつかない
では、ばっちり以外の方、ではこんな因果関係は納得できるでしょうか?
たとえば水棲生物が上陸するにあたり、
ⅰ 海または淡水から藻類が進化して上陸、コケ類が誕生する
ⅱ やがてコケ類を食べる(昆虫のような)節足動物が上陸する
一方コケ類の耐乾燥化と維管束の発達が進みシダ類が進化する
ⅲ 節足動物をエサにする魚類が半上陸、両生類に進化する
ⅳ 両生類が陸棲化して、やがて爬虫類に進化する
こういう因果関係とその順序が納得できるなら、大丈夫、充分見込みがあります。しかし「ばっちりではない」のは「じゃ、古生代の何紀なのさ…?」と問われたときに、正確に答えられないからではないですか?
今回サティはあることに目をつけて、「紀」を代表する出来事を暗記法としてまとめてみました。
以下(2)~(5)を有料ゾーンに掲載します。
では… 是非積極的に挑戦してみてください。
100円なんて払えるかい… という方は、ぜひご自分で挑戦してみてください。サティも自分で開発しましたし、そうやって工夫し、考えているうちにしっかりと覚えるものです。それはそれですごく立派だと思います。
時短と効率を求める方の緊急手段として、どうぞこちらをお使いください。Bon voyage!
(2) 古生代の各「紀」に出現した代表的生物の覚え方
(ただし①がわかることを前提にしています)
サティは「出現した動植物」をテーマにして、ある「紀」を代表するできごとを1つずつ選びました。
以下は素材となったサティの思考過程です。(→以降は連想)
古生代(紀) 出現した生物 生物代表とデフォルメの過程
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