金木犀の
MANKAI STAGE A3! ACT2 AUTUMN 2022、全公演終了お疲れ様でした🍁🍂
決して少なくは無い感染者数が毎日報道される度、不安でしたがなんとか無事に走り抜けていけたことがなによりも嬉しいです。
随一アクションが多くもありましたが、大きな怪我なく終えられたことも何よりの事です。
本当にお疲れ様でした。
未だにあまり実感がわいていません。
公演直後は特にそうで、ずっと秋単を一緒に走り続けたお友達と配信を見る会をしたその日、「ああ、終わっちゃったんだなあ」と思いました。
スケジュールもみっちりだったし、色んなことがあったけど本当に楽しかった約1ヶ月でした。
こんなにひとつのものにたくさん集中して通ったのは初めてでした。
たしかにずっと大好きでずっと追いかけてはいたけどこれだけ通う覚悟も、経済状況も(今もないが)、体力も無いとずっと思ってました。
でも、早くからお金を貯めて、どうにかこうにかたくさん行くことが出来て、過半数以上通うことが出来ました。
人生初、一人で飛行機に乗って大好きな人に会いに行ったのも、東京で聞けなかった影ナレが聞けて本当に嬉しかったし大切な思い出になった。
昔の私だったらこんなこと周りの目やどう思われるか怖くて出来なかったろうなと思うけど、もうそれを気にするのはやめました。
私は左京さんが大好きだし、それを譲りたくないなって思った。
二年前の神戸で、目の前に来た左京さんに何も出来ず手を振り返すことしか出来なかったことが人生最大の後悔で(マイポートレイト)、この想いもたくさん消化しました😌
話は本編へと戻りますが、内容の前にもうひとつだけ私のことを。
元々、今回ACT2を迎えるのが少し怖くもありました。
それは、新しく入る莇ちゃんが上手く五人と調和するかどうかってことと、
莇ちゃんが入ったことによって左京さんのお芝居に何か影響が出て自分がモヤつくことが怖かったんです。
大前提として話すと私は莇ちゃんが大好きです。子供から大人へと変わる中間期にあって、自分の感情を上手く周りに伝えられないもどかしさや可愛さなんかもすごく大好きで、全体を見てもかなり上位で好きな子です。
だからこそ、大好きな子が増えたことによって自分が何かマイナスに感じることがあったら自分自身に嫌気が差すな、と思っていたんです。
これは別にエーステだからとかではなく、原作でルーキーが入る時にも感じていた事です。
でも、それは公演前の雑誌のインタビューで全て解消しました。
「ACT2になって芝居は変えますか?」と言った類の質問に「絶対変えることはありません」と玲さんが断言してくれたんです。
思えば、ルーキーと縁が深いキャラクターって、千景と密、九門と十座、莇と左京、ガイとシトロンみたいに、元々エーステでも「まだ出てきては無いけどこの世界にはもう存在している○○」みたいに描写されることが多くて。
密は旗揚げの頃からエーステオリジナル演出でウリエルが「ずっと三人でいた」ことを密が引っかかるようになっていたし、
十座も旗揚げで病弱な弟を持つ兄を演じたり銀二公演で実際に名前を出していたり、
シトロンもぜんまい公演で「友達に護身術を習っていた」や「離れててもずっと友達」を仄めかしたりしていたんですよね。
多分四人のルーキーの中で、莇ちゃんに関してはずっと「あまり存在すら仄めかされない」感じがあったし、実際原作の時も莇ちゃんだけお顔初出しで(だったよね?)ザワザワしたの思い出しました。
でも、当然彼らの人生はずっと変わらないわけで、左京さんの人生には莇ちゃんの面倒を見てきた時期を経た上で今の左京さんがいた訳で、それなら確かにお芝居を変えるはずも変わるはずも無いんだな、改めて玲さんに信頼が増しました。
そのうえで改めてですが、めちゃくちゃかわいいよね莇ちゃん☺️
やっと本編の話をしますが、
過去一アクションが多い話だったなあ!と思います。秋組は治安が悪ければ悪いほど好きなので、喧嘩スタートの本編も、解決方法カチコミの拉致事件も、人が沢山しぬ劇中もぜんぶ最高でした。
そういうハードなシーンや二幕の大半を締めるシリアスパートのバランスや、前半のコメディパートとゾンビランナイトのお祭り感がたまらなく好きです。
結局左京さんが大好きだなあ、というのが総括で去年トルライ見たあとの感想と何ら変わりないのですが、やっぱり私は演劇をしているのを見るのが好きなんだなあと思います。
もちろん玲さんは歌がとてもお上手で、玲さんの歌も大好きです。ダンスもご本人曰くお得意ではないようだけど、あまりアレンジを加えず型通りに踊るのもすごく左京さんらしくて大好きです。
それはそれとして、玲さんって凄く表情のお芝居が細かくて、それを見るためにたくさんたくさん見たい!通いたい!と思わせてくださる役者さんだと思うんです。
左京さん自身の性格もあまり「動」のタイプではありません。だから、誰かの台詞や行動を受けて左京さんがその場その時どう考えてこの表情をしているかが「彼がそこにいて生きている」を鮮明にしているんだと思います。
中でも劇中劇の玲さんが演じる左京さんのビル、というのが凄く素敵で。
登場シーンはラスボスさながらにあまり動きも表情も変えません。
最終決戦でアベルたちと対峙した時もそれは基本変わりません。狼のアンデッドに闘わせてビル様自身は椅子に座ってその様子を楽しげに見つめています。ここのビル様は比較的表情がたくさん変わって素敵なので是非。
そこからビル様が自分から動き始めるのは、アベルが直接自分に攻撃してきたことがきっかけです。
「意外とやる奴だな」みたいに思ってたのかもしれないし、彼の潜在意識にある「息子と向き合って謝りたい、伝えたい」があるのかもしれないし、それはわかりません。
でも、ビル様は倒れる直前必ずアベルを一瞥します。初日〜福岡くらいまでは本当に視線を送る程度で顔も動かさずに眼球だけを動かしてアベルを見るようなお芝居でした。
凱旋辺りからは少し顎をあげてアベルを見ている、のを分かりやすくするものに変わっていきました。もちろんビル様を演じているのは元を辿れば玲さんなんだけれども、あの後の立体映像でのビル様の告白を見る限り、ビル様は亡くなる寸前に無意識に息子へ意識を向けたんだろうなと思います。 台本にある動きなのか、意図的に行っていることなのかはわかりません。
でも、息子に対して贖罪と生きて欲しいと願う父親の役を左京さんが演じた時、母親の仇で自分の父親という複雑な立場のアベルを案じているようにも思えるのが、初めて見た時にすごくすごく感動したんです。
立体映像直後の声も、最初の方は左京さんが莇ちゃんに向けて言うと言うよりはモノローグ的に語っている印象でしたが、凱旋は明白にアベルもビル様にぎゅっと抱きついているし、左京さんは左京さんで「坊の夢の続きを」で莇ちゃんを優しげな眼差しで見るようになっていました。
莇ちゃんの幼い頃は兄弟とも言えただろうし、今では親子とも言える不思議な二人ですが、今回のお話を機に莇ちゃんの左京さんへの当たりは少し和らぎますが、身内ゆえの照れくささなのか相変わらずの関係性なのがかわいいし、秋組だなあと思います。
万里と十座も、今も喧嘩するのは変わりませんが、出会いの頃とは関係値はかなり変わっています。それは根底にある信頼と絆があるからだと思うし、
メインスト1部の太一のことで臣くんは太一に申し訳なさみたいなものがあっただろうし、太一は太一で感情の機微を悟る子だからそれを察していたりあまり話したがらない臣くんの過去を深堀しなかったんだと思うけど、異邦人のストーリーでそれまでぼやけていた輪郭が明瞭になってからは二人の距離は格段に変わったんだと思います。
秋組ってそういう所が繊細で人間らしくて不器用で、でもかっこいいんだと思います。
今回たくさんそれを感じられて本当に幸せでした。
次いつ彼らに会えるのかは分からないけれど、早く会いたくてたまりません。
素直に言うとこんなに大好きになってしまった左京さんのことを自分自身どうしていいか分かりません。
でも、次会える時までまた胸を張って会える自分でいられるように、この人が大好きと目を見て伝えられる日まで毎日頑張りたいと思います。
長々自分のことも書きましたが、これにて今回の締めとします。
細かい感想はTwitterでこれからもたくさん投げます✌️
では👓🤚🤚(パーパー)