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ナチュラル派の私が添加物に感謝した日。自分に合わないものでも悪者にしなくて大丈夫

先日とても貴重な体験をした。人生で一番からいものを食べた話。

ししとうがすきでよく買ってた(そう、もはや過去形になるくらいトラウマ級の体験をした)んだけど、ししとうって何本かに一本からいのが入ってるんだよね。

でも、その辛さって食べられないほどではない。
辛いもの苦手でもないから、普通に楽しんで食べられる程度だった。

でも!
こないだお昼に食べたししとうが、今までの辛さとは比にならないくらい辛くて。
口に入れて、噛んだ瞬間口から出したよね。

ガブっと一回かぶりついただけなのに、大惨事になった。

口はヒリヒリと痛くて熱くて、汚い話だけどよだれも鼻水も涙も止まらなくて、シンクに顔を埋めながら過ごした10分くらい?ほんとーーーーーーーにツラかった。

で、もう大慌てで何か緩和できるものを、と思って口に入れたのが豆乳で。

それでも口に入れてる間だけ少しマシになる程度で、口から出した瞬間火を吹く熱さがよみがえる。

夫が調べてくれたところによるとカプサイシンには乳製品(カゼイン)がいいみたいなんだけど、、、

わが家、乳製品ないよ!!!!

豆乳はちみつやシャインマスカットなど甘さのあるものも試してみたけどまったく1ミリも効かなくて。笑

どこかに乳製品ないかと探しまわっても、ない。そりゃないよ。食べないもん。笑

(その間もわたし、ずっと鼻水&涙でひどい顔でひたすら耐えてる。)

ひらめいた夫。チョコレートを手に持っている。

普段は乳化剤(添加物)が入ったものもほとんど買わないんだけど、この日だけは違う味を選んでいて、たまたま!本当にたまたま、乳化剤が入っているチョコがあったのね。

で、藁をもすがる思いで食べてみる私。

え、からさ引いてきた・・・すごすぎん?

添加物に心の底から感謝した

添加物は普段なるべく避けているけど、この日は心の底から感謝した、、!笑

(※乳化剤がなにでできているかは、表示を見ただけではわからない。植物由来のものもある。今回は乳由来だったのかな。添加物が助けてくれた確証もないけど、原材料を見るときっとそうだと思っています。この記事はあくまでも個人の体験・推測)

で、このとき思ったこと

自分に合わない・不要=「悪」ではない

ということ。

今回の場合、もしこのチョコがなかったらどうなっていたんだろうと、考えるだけでも恐ろしい。
涙と鼻水を垂らしてヒーヒー言いながら、最寄りのスーパーに着くまで耐えられるか。
いやー、想像しただけでツラすぎる。笑

添加物は、ある面から見れば、悪かもしれない。
だけど今回は紛れもなく、わたしを助けてくれたもの。

身体に悪いから避ける。あれはだめこれもだめ、これも摂らない。
そうやって悪者にしていると、「これしか買えるものがない」「悪者のせいで食べられるものがない」という思考になってしまう。

そうではなくて、自分に合うものがこれだから・自分に必要なものはこっちだから、と選んだほうが心地いい。

自分に合わないものでも必要ないものでも、それは企業努力だったり、誰かの役に立っていたりする。否定する必要はない。

(それでも日本の食に対して根本的に疑問が残るところも正直あるんだけど、手の届かない範囲のことは今回は置いておく)

恵みを自覚すると、感謝できることがたくさんある

まずは自分が自分の食べ物を確保できていること、必要なものを選べていることに感謝をすることだな〜と思った。

無添加を意識した生活って、ストイックになっていくとけっこう疲れるんだよね。

だから、あれもないこれもないと嘆く前に、スーパーがあってコンビニもある、そして必要なら通販でも買えること。こんなにも物流が発達していてすぐに届くこと。

お腹が空いたらいつでも何かが買えて、食べられること。冷蔵庫で保管できること。何を食べるか毎日選ぶことができるということ。などなど

自分が恵まれている環境にいるということをもっと自覚しようと思った。

その上で、自分に合うものを選んでいく。合わないものは否定するのではなく、ただ選ばないだけ。

「嫌いだから」じゃなくて「好きだから」で選びたい

食べ物に限らずいろんな面で、好みとかこだわりとかいろんな事情で、大人になるにつれて選択肢が少なくなっていくものってあるよね。

放っておくと、脳はネガティブに傾いてしまうもの。
「あれが嫌だからこっちを選ぶしかない」「これは合わないから買えない」ではなく、「こっちがすきだから選ぶ」「これのほうが自分に合う」ということを、意識的に思考に入れてあげよう

善悪は見方によって変わるものだから、ただ、自分の心の惹かれる方に行くだけ。
選ばないものを否定する必要は、ないよ。

▼参考

乳化剤は卵黄、大豆、油脂などから作られているため、これまで牛乳アレルギー患者が口にしても問題ないといわれてきました。ところが最近、牛乳の主要アレルゲンであるカゼインナトリウムが乳化成分の1つとして含まれた新しい乳化剤を使用した加工食品が発売されていることが明らかになりました。

臨床:牛乳アレルギーで注意すべき乳化剤がある?

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