いつかきっと、が無くなる日①
中学生の頃、周りと自分は違うと思っていた。
違う、というよりも他人よりも秀でたナニカがあると思っていた。
ただ、そこに根拠はなかった
その頃は小説を読むのも書くのも好きだった。
母親の「お前は人の何倍も頑張って普通なんだから」という言葉はこの時はなんの呪縛でもなかった。
適職診断などの「芸術家タイプ」というのを真に受けていた。
振り返れば、勉強は頑張って勉強する割に良くて下の上
スポーツはからっきし駄目
絵はかけない
文章はわざわざ書く必要がないので周りが書かないだけで自分に才能のひとつもなかった。
まぁ、その頃は世間体しか気にしない母親に洗脳されていたので先生がすごーいということをしていた気がする。
例えば、作文なんかも、
(当時の自分は自然に)
教師が喜びそうなことを書いた。
なにせ、当時、夏休みの宿題の読書感想文を母親に監視され、母親の思い通りの文章でないと殴られ、全部言わないと分からないのか、などと言われた。
残酷な話だが、精神的な障害を負った同年代の人と仲良くなったりしていた。
ここのなにが残酷かというと同年代は別にそれをすることで近寄りたいと思わないこと。むしろ距離を置きたいと思う
ただ、当時の自分はそれが独自の感性だと思っていた
平たくいえばただのごますり野郎
世間体しか気にしないクソババアに洗脳された人間
とはいえ
多分
中学校~高校の頃あたり違和感は感じていたと思う。
家を出ていきたい。親と縁を切りたい
と必死で訴えていたと思う(ネットで)
さぁ出ていきたい人間に必要なのはやっぱり金である
アルバイトを始めたのも高校だった。
飲食のバイトだったが、まぁできなかった。
周りから舌打ちされながら、なんとかしようと思ってもなにもできないのである
この頃から本当に働くのが怖くなった。
自分が無能だということをつきつけられるのだ。
昔を思い出すとメンタルが安定しないので続きは別日。