見出し画像

日本からドイツへの引っ越し

ドイツへ引っ越しをしました。ヤマト海外引越さんにお願いしたのですが、これから引っ越しをされる方へ、1つの事例として参考になれば幸いです。

前提

  • 2024年の話です。2024年は、ロシア・ウクライナ戦争中で燃料価格が不安定であり、イスラエルでの戦争中でスエズ運河ルートもおそらく使われていないです。このことで移動が長くなり、船賃、保険などに影響があることはあると予想されます。

  • 日本からドイツへの引っ越しです。私達は、日本人夫とドイツ人妻で、手続きを簡便にするために妻の引っ越しで手続きしました。実態としても夫の荷物がほぼないので。

結論

  • 荷出しからから到着まで7月中旬から12月上旬で、約5ヶ月

  • かかった金額は、船便の段ボール21箱で357,618円

  • 引っ越しであることの証明が多少手間

経緯

  • 業者を決める

    • おそらく業者によって値段や丁寧さなどが違ってくるのだと思いますが、海外移住でやらないといけないことが大量にあったときなので、ネットで検索して、適当にヤマトさんに決めました。

  • 船便か航空便かの方法を決める

    • これは色々なところで書かれていますが、荷物は3種類に考えると良いそうです。移動後にすぐつかうものは、自分が移動する飛行機に手荷物や預け入れ荷物で持って行く。持って行けないが、すぐ使いたいものは航空便(10日~20日)にする。すぐ使わないようなものは、船便(60日~90日)にする。私のケースでは、手荷物は夫婦でスーツケース4つにまとめ、それ以外は船便で引っ越しとして送りました。

    • 梱包から依頼するコースもありましたが、私達の場合は、家にあるものでどれを捨てるかを決める作業がメインなので自分たちで行いました。

  • 引っ越し先の住所を確定する

    • これが最難関なんじゃないかと思います。まずはホテルなどに住んでから家を探すというケースもあると思うので。私達の場合は、知り合い関係で住む家は日本にいるときから決まっていただので大丈夫でした。

    • ただ、業者によっては日本の家が荷物を出してから日本国内で保管してくれるサービスもあるようですし、税関を通過した後に再度住所を確認してくれたので、多少の融通は聞くかもしれません。

  • 梱包する

    • 基本的に日本国内の引っ越しと同様です。荷物が増えると飛躍的に料金があがるので、私達の場合は本当に必要なものだけにしようと、基本的には捨てる作業でした。(これで私の荷物はほぼなくなり妻のものだけになりました)可能なら家具もいくつか持っていきたかったのですが、船便だと大きさで値段がきまり、お気に入りのオフィスチェアの一脚で40万円と言われたので諦めて家具は全て廃棄しました。

    • 船便は大きさで値段が決まり、0.5m³ごとで料金が上がっていくそうです。

  • 梱包してもののリストを作る

    • 税関と保険のために、それぞれの段ボールに何が入っているか、Packing listというのもを英語で作成する必要があります。内容物と値段を書くのですが、税関でひっかかるとか保険料とかに影響するので、細かいテクニックがあるようですが、我々はできるだけ実体にあわせて記載していきました。

  • 荷出しをする

    • 7月中旬に実施

    • 通常の日本国内の引っ越しと完全に同じです。業者さんがきて、荷物を運び出してくれるだけです。

  • 業者が量をみて金額が確定する

    • 段ボール21箱で2.5m³になったようで、357,618円でした(保険や航路が時期によってあるようなので、同じく日本からドイツでも時期によってだいぶ違うようです)

  • 引っ越しの証明書類をそろえる

    • おそらく税関のために、この荷物が引っ越しの荷物であるという証明が必要です。引っ越しだと免税になる?

    • 日本からドイツの場合は、以下の資料を求められました

      • 『住民登録抹消証明書(Abmeldung)』=> 妻が日本に引っ越した時にドイツの住民登録を外した証明

      • 『住民登録証明書(Anmeldung)』⇒ 妻が今回のドイツ入国後最初に登録されたもの

      • 『在留カード(copy of RESIDENCE CARD in Japan)』⇒ 妻が日本にいた証明

    • 日本に1年以上住んでいないと引っ越しにならないようです。

    • これは想像ですが、国によっても違うだろうし、ドイツでも決まってるわけではない気がします。業者さんが今までの経験からドイツの税関がOKする資料なのではいかと思っています。おそらく税関が引っ越しであると認識すればよいのではないかという気がします。

  • 住民登録を業者に提出する

    • 8中旬頃に実施

    • 上記で揃えた資料を提出しました。新規で必要なのは、住民登録ですが、これは入国後すぐにできると思うので、荷物を受け取るために即日で手続をしました

    •  おそらくこの資料の確認後に出港されているようです

  • 荷物が到着して、通関

    • 我々の場合は、特になにもなかったです

    • 関税がかかる場合は、ここでなにかプロセスがあるのだと思います

  • ドイツの自宅に到着

    • 12月の第1週に到着

    • 船便は、60日~90日という話でしたが、書類提出から考えても4ヶ月かかっているので、コロナなど世界情勢の影響があったようです

感想

  • 家具なしで35万円は、高いような気がしますがどうなんでしょうか。業者選定をもうちょっと頑張れば、安くなったかもしれません。

  • 移動日や荷物の運び出しなど工夫すれば、1週間くらい早くなったかもしれません。当時は最速でやろうと頑張っていましたが、ボトルネックは明らかに航路だと思うので、パズルのように日程を組み合わせる必要はなかったのかもしれません。


いいなと思ったら応援しよう!