ーさとゆみビジネスライティングゼミ・40日間の記録ー「この感じ」
[さとゆみビジネスライティングゼミ] 3期生のシマです。ゼミで学んだことを、即アウトプットする80000字チャレンジ(1日1000字×80日)noteを毎日更新中 80000字チャレンジ40日目/のこり40000字
ーさとゆみビジネスライティングゼミ・40日間の記録ー______________________________________
:さとゆみビジネスライティングゼミについて書く
:エピソードファーストする
:フォーカスし、ピントを合わせる
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【タイトル】
「この感じ」を表現する言葉ができた時に。
【本文】
今日でゼミ期間の真ん中。この40日間、「書くこと」に向き合った。体と脳のエネルギーを、文字に注いできた。今、辛いとか、しんどいとかそんな感じ、じゃない。だけど、エネルギー消耗はすごい。フラフワした感じ。今まで、何度か味わっている。この疲労感とも違う、達成感でもない、充足した感じでもない、この感じ…。個展を控え、作品を制作している途中のようだ。会期がせまる中、作品を一つ一つ仕上げていく。会期までに、50作品を仕上げないといけない。まだあと25個ある。あの、朝の感じ。美容師アシスタント時代、毎日夜中の2時までレッスンしていた、あの日の感じ。去年の夏休み4日連続、片道2時間、往復4時間、車を走らせ清流に身をおき毎日9時間鮎つりをした、あの感じ。体も足もクタクタなのに、心は踊る。ディズニーランド3日目の朝の感じにも似ている。他にも、大峰山修行での5合目の小屋で休憩しているあの感じ。振り返ると毎回「楽しかった」の途中に感じる、この感じをライティングゼミで感じている。この感じがどうやらまだ、「名詞」として存在していないみたいだ。今回、この40日間でどんな変化があったのか?を記録しておきたい。
”赤字サードインパクト”のあとに「企画をたてる」課題がはじまる。ちょうど20日前、1月24日だ。ここで提出した課題が今回も、大空振りも、大空振り。野球に例えて、解説するとこんな感じ。
「さぁ、ピッチャー投げました!まっすぐストレート!おっ…おっーーっと、どうしたバッター!なぜだ!?手にしているのは、ゴルフクラブ!しかも、明後日の方向をむいているではないか!そして、いいこと思いついたと言わんばかりに、口元がニヤニヤしているじゃないか!しかも真剣な眼差し。なぜだ!?なぜなんだー」という状態。もう、はじめからルールが違う。だが、本人はいたって真面目である。なんで?どうして?これじゃダメなの?と、さとゆみ先生に食らいつき質問する。すると、「まず、向いている方向が違いますよね。そして、そもそもバットを持ちましょう。あなたが手にしているのは、ゴルフをする道具ですよ。」と懇切丁寧に説明してくれた。ここで、ようやく70%間違えに気づく。しかし脳はまだ「あのいいアイデア」と思っていたゴルフクラブに30%もっていかれている。あれ?俺、野球をやってると思ってたけど、何やってるんやっけ。え?とりあえず、前を向こう。ほんで?何したらいい?」もう、脳内ぐちゃぐちゃ。認知が追いつかない。課題の再提出に、前をむかなきゃいけないことは理解した。ここから、ゴルフクラブを「捨てる」までが長かった。そもそも論の、間違えに気づくまで、思考して思考した。そして課題の再提出2日前。ようやく「あっ!バットに持ち替えなあかん!」と気づいたのだ。もうそこからは、ネクストサークルで素振りをブンブン。バットをもって、ポテンヒットでもまず、塁にでないと!と打席に立った。
ゴルフクラブをもっていた頃の記事
そして、再提出した課題に対して「めざましく、企画を変えてくれたのがシマさんでしたね。」と声かけてもらった。まじ、泣きそうだった。ようやく一塁を踏むことができた嬉しさと、あの悩み抜いた時間が報われた気がしたからだ。この「企画をたてる」課題は、めちゃくちゃエネルギーを消費した。これ終わるのか?終わらせることができるのか?と、夕方18時30分から、時計の針がてっぺんに来るまで向き合う。そして、最後は髪をぐちゃぐちゃにして、ため息と共にパソコンの画面を静かに何回もパタンと閉じた。
そして、この間もnoteの毎日更新は続く。
更新しても、寝たらすぐに締め切りがやってくる。ひぃひぃ言いながらも、書くと決めているから『推しネタ』を探さないと、書けない。むしろ、ネタがどこかに咲いていないか?を探しながら生活している状態。視座と視点が変わるのだろう。すこし自分を俯瞰してみることができるのだ。もはや、『ひぃひぃ言いながら、書いている』ことですらネタにできないか?と考えてしまう脳になっている。エピソードファーストを意識して書いていると『会話』や『情景』から書き出すことがいいみたいだと学んだ。すると、何気ない会話も意識的に聞こうとする耳になる。
今日も花山温泉にいく道中、ふらりと立ち寄った道の駅の鮮魚店から、威勢のいい声が聞こえてくる。「今日はいいタラの白子が入ってるよ!3分湯煎して、ポン酢をつけるだけ!お肌にもいいよ!特に女性に食べてもらいたいね!昨日は200パック売れたよ!お値打ちだよ!」今までなら、ふーーんと通りすぎていたか、無言で買い物カゴにいれるだけ、だっただろう。しかし、私は今日も明日も、推し記事を書くことが決定している。すかさず、スマホの音声録音ボタンを押して、質問開始だ。「ええぇー200パックも売れたんですね。すごい。どうしてこんな新鮮な白子をこんなに安く販売できるんですか?」ここは、もちろんタモリ式。おっちゃんの目がキラリと変わる。次の瞬間「兄ちゃん!これ見てみ!1匹でこんなに白子が取れるんやで!旬や旬!」さばいている80センチはあるタラを持ち上げて、見せてくれる。まだまだタモリで深ぼっていく。「お肌にいいって、どうしてですか?」すると驚きの答えが返ってくる。「兄ちゃん!それGoogleで調べたんやけど、ちょっと忘れたは!なんか、コラーゲンみたいなやつちゃうか!一回スマホで調べてみ!」と…。「知らんのかい!」と大爆笑しながら、買い物カゴに白子を入れた。毎日『推し』を更新することで、『取材者の目線で暮らすこと』ができている。一眼カメラのレンズを変えるように、どこにフォーカスしてピント面を合わせるか?何をボカすか?今まで写真を撮ってきた体験も、文字で映像を立ち上げるイメージをもつことに、横スライドできているなと感じる。今、夢中なんだな、きっと。
昔は存在しなかった「エモい」とか「ジワる」という言葉のように、今感じている「夢中のあいだ」に存在する「この感じ」を表現する言葉ができた時。息子に、この記事を読んでもらおうと思う。人生で大切なことの一つだと思うよと。
書いた文字 2850字
書いた時間 3時間
MEMO
今日でゼミも半分終わり。きっと1年後、あの時面白かったよなーとなるんだろうなー だいたい振り返ってみると「この感じ」にいる時間が、実は楽しい瞬間だったりするもんなー。昨日、提出期限だった課題。登壇された講師のお話をみんなで聞いた。素材は同じなのに、こんなにも違うんだ!とびっくりしながら、みんなの原稿を読ませてもらった。どこにフォーカスするか?何をボカすか?どの視座から書くか?1人1人の文字に「個」がでるんだなと感じた。こんな表現の仕方をするんだ!と発見の連続。「何を意識しているか?」「何に興味があるか?」「何を大切に思っているか?」文字を書くことは、ほんとに自分の腹を見せる行為なんだなと思う。
ゼミも明日から後半。高いお山の中腹まで、1歩1歩、さとゆみ先達に案内されて、ゼミ生みんなで登ってきた。まだ修行は続く。膝をガクガクさせて、手に汗かいて、大きな声で「はい!やります!」と、うけたもう精神で、1歩1歩んでいこう。
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