土田酒造の試飲会
だいぶ時間が経ってしまい申し訳ないです。
先日、社内で土田酒造の試飲会があったので、投稿させていただきます。
本題に行く前に土田酒造さん…
優秀賞受賞おめでとうございます!
土田酒造さん、第95回関東信越国税局酒類鑑評会の純米吟醸部門での優秀賞受賞おめでとうございます。
生酛、飯米、7号酵母での純米吟醸の部での受賞は過去の鑑評会を見ても例がないようで快挙ですね。日本酒の原料米はどんなお米でも良いという考えが証明されたなと思い、感動しました。
土田酒造の9種の日本酒
酵母違い(3種)、米違い(3種)、コラボ酒(3種)の計9種を飲み比べさせていただきました。
参加者の中で酒燗機を持参してくれた方がいて、9種×冷・燗の18種類の味を楽しむことができました。
米違いの飲み比べは過去経験があるのですが、酵母違いは初めてだったので、貴重な経験でした。参加者の中でも「これはカプだね、こっちはイソだね」とマニアな話をされている方がいて、社内でマニアな会話ができて楽しかったです。
どのお酒も美味しかったのですが、全て熱燗がとても美味しかったです。
私が特に美味しいと感じたお酒
冷と熱燗で感じ方が大きく変わって美味しく感じたのが
「シン・ツチダ ハッピーヒル」でした。
『ハッピーヒル』はお米の名前らしく、田んぼではなく、畑で育てたお米らしいです。90%精米で焼酎用の黄麹を使ったお酒になっています。
冷で飲んだ時は旨みがしっかり乗っていつつも、アフターが少しキレていく印象でした。
熱燗で飲んだ時には焼き芋のような風味が出てきて、冷の時よりも甘味も強く、余韻も長く感じました。「あれ?さっき飲んだお酒と同じ?」となりました。それくらい変化があってこれこそ温度帯で味の変化を楽しめる日本酒の醍醐味だなと思いました。
私の想像ですが、低精米なので脂肪が多く残っているため、その脂肪の複雑味と強い旨みと甘味のバランスにより私は焼き芋と感じたのではないかなと思っています。とても美味しかったです。
最後に
土田酒造のオンラインショップの「シン・ツチダ ハッピーヒル」の商品紹介でとても素敵なことが書かれているのを見つけました。
また、今回鑑評会で飯米でも美味しいお酒が作れることを証明されたことで、山田錦を祭り上げている日本酒業界に一石を投じることができたのではないかと思います。これからも土田酒造さんが日本酒の色んな常識を変えてくれそうでとても楽しみです。
試飲会の貴重な機会を作ってくれた土田酒造と社内の担当チームにとても感謝しております。ありがとうございました。