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「Pet Fair Asia 2024」 を訪問視察してきました。~リバードコーポレーション(株)CEOより~

 8月22日~24日に上海にて開催された「Pet Fair Asia 2024」を訪問視察してきました。

 今回は弊社から過去最多の6人が参加。私自身は遅れて合流のスケジュールでしたが、他のメンバーは鳥取オフィス&大阪オフィスからの関西国際空港ルートと、東京オフィスからの羽田空港ルートで、それぞれ上海浦東空港にて合流。今回が初めての中国訪問となるメンバーもいたようで、期待と不安を胸に渡航したことでしょう。

 さて、この「Pet Fair Asia 2024」は「巨大展示会」という表現では伝わらないほどの規模で、現在ではアメリカやドイツと並んで世界トップレベルの規模にまで成長しています。これは同時に、中国のペットマーケットが急速に拡大していることを意味します。

 私がこの展示会に初参加したのは忘れもしない2010年。当時は規模もまだまだ小さく、会場の雰囲気も全く異なっていました。世界の工場と呼ばれる中国では、海外向けのOEM工場が主流で、派手な装飾は必要なく、地味で質素な安価なプロダクトを前面に出す雰囲気でした。

 それが今では、メーカーの個性を前面に出しており、とにかくド派手です。中国は派手好きで赤色や金色が好まれるため、展示会場はアメリカやドイツと比べてもさらに華やかです。

そんな中、今年は例年以上にどのメーカーのブースもライブコマースを当然のように行っていたのが印象的でした。これはZ世代を中心に、デジタルを好む今の中国人を象徴しているような光景で、「魅せる」マーケティングに関しては、日本よりかなり進んでいると感じました。

 2010年の訪問時は、モノづくりの観点からのみ中国市場を見ていましたが、今ではコトづくりの観点でも中国市場から学ばなければならない時代です。そういった意味でも、今回の上海訪問は非常に良い学びと刺激を得られましたが、おそらく他のメンバーは私以上に貴重な経験をしたのではないかと思います。

 不景気と言われている中国市場ですが、それを微塵も感じさせない「Pet Fair Asia 2024」でした。

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