初めまして、ボサノバ好きのRiocatoです。

初めまして、Riocato(りおかと)と申します。

ロサンゼルスでボサノバギターを爪弾きながらDTMでBGM音源やオリジナル曲を制作しています。

これが最初のnoteの投稿なので、自己紹介とnoteを始める経緯を書いてみたいと思います。

ロサンゼルスに来たきっかけは、20代半ばぐらいに友人とロサンゼルスに観光に訪れたことでした。その際に街の雰囲気に惹かれて、いつかはここで暮らしてみたいと思い、そこから観光ビザを取得して何回か行き来しているうちに何となく住みついてしまいました。

それもかれこれ20数年前の話。

なんとも無計画で根無草のような人生ですね。

最初のうちは生活に苦労して貧しい日々を過ごしていましたが、もともと日本でバンドをしていたこともあって、ロサンゼルスでバンドを組むことを目指して少しずつ楽器を買い揃えていきました。

英語もほとんど話せませんでしたが、当時は日本からの留学生も多く暮らしていて、日本からの留学生やその繋がりで知り合った友人達とバンドを組んでいました。

しかし、しばらく活動していくとメンバーの帰国でバンドは解散。

これもある意味、ロサンゼルスあるある話の一つです。

その後はソロでカフェでボサノバライブをしたり、友人のライブでのサポート演奏をしたりした後、日系人の社会人バンドに参加して本格的なアルバム制作を前提としたレコーディングをするようになりました。

ロサンゼルスに来てコンピューターも持っていない頃から、いつかはコンピューターを使って自分の曲を作ることを夢見ていた僕には、願ってもない貴重な経験の場でした。

この頃にオフィスの一角を改造したスタジオを拠点に録音や曲の編集を学び、僕の活動は演奏主体のものから録音や編集などの楽曲制作へと変わっていきました。

アルバムを制作して販売する事を主軸に置いていたので、メンバー全員でお金を出し合って本格的なレコーディングスタジオを自分達で作るほどの力の入れようで、週の半分はスタジオに集まって音作りに励んでいました。

あるメンバーは若かりし頃の見果てぬ夢を実現させるため、あるメンバーは自分が元いた場所に戻るため、あるメンバーはかつての栄光を取り戻すため、今までの人生で培ってきたもの全てをそこにかけていました。

まさに、おじさん達の音楽人生の集大成となるような活動でした。

しかし、残念なことにそのバンドはアルバム完成前に解散となり、みんなで録音した曲はお蔵入り…。

僕に残ったのは、スタジオ建設や機材購入で抱えたクレジットカードローンという悲しい事態になってしまいました。

いくら自分に実力がないとは言え、誰かをあてにした音楽製作では環境が変わるとそれまでの努力や時間が水の泡になってしまうこと、共同の機材や環境にお金をつぎ込んでも自分のものにはならない事を痛感し、そこからは一人で楽曲の制作をしていくことに立ち戻りました。

少ない収入をやりくりしてローンを数年かけて返済し、少しずつプラグインや機材を買い揃えていきました。

気がつけば白髪が目立ち、老眼が進む年齢となりましたが、最近やっと何年も前に思い描いていた所までやってくることができました。

数年前から少しずつYoutubeで音源をアップするようになり、去年あたりからBGM音源をニコニ・コモンズで配布するようになりました。

今後、コツコツと音源を作ってnoteでも音源を公開していこうと思っています。

僕はボサノバ好きなので、このようなボサノバ風の曲が多くなると思いますが、おっさんなりに色々な要素にチャレンジしてみたいと思います。

ファミコンと共に育った世代ですのでゲーム音楽も好きでして、ゲーム音楽をボサノバ風にアレンジしたりもしています。

今時の音楽からしたら、ちょっとレトロかもしれませんが、こういう音楽もアリかもなと楽しんでもらえたら嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?