夢みたいで夢じゃない
2020年9月5日、今までにないくらいバイトが忙しかった日のこと。
普段の何倍も機敏に動き回りながらへとへとになっているはずなのに15時15分に間に合うように走って休憩室へ向かった。休憩室への道のりがいつもより長く感じて、早く、早くと思いながら全力で走った。今思い出せば笑えちゃうくらいに。
なぜこんなに急いでいたかというと、
大好きなLEBECCA boutiqueがTGCに出るから。
押してたみたいで余裕で間に合ったけど、ずっとずっとわくわくとドキドキが止まらなかった。その瞬間を素敵なお洋服と一緒に迎えたくてLEBECCAの「私たちのワンピース」を着てきたというのに疲れすぎた私は休憩室の隅っこで、バイトの服から着替えれないまま画面を見続けていた。
正直、今までTGCに興味を持ったことは無かった。
なぜなら、どことなく服じゃなくて好きなモデルさんやタレントさんのランウェイを見てキャーと言う、というようなイメージがあったから。実際、ファッションショーを見に行っていた友達のストーリーには服の事じゃなくてモデルさんの可愛さについてが書かれていたことが多くて、そこまで好きなモデルさんがいない私にとっては縁のない世界だと思っていた。
でも、そんな私だからこそ純粋にLEBECCA boutiqueのステージが創り出す世界観に飛び込んでいけたと思う。
LEBECCA boutiqueのロゴがでた瞬間、私は鳥肌が立った。音楽がなり始めてえるさんの本が映し出された時、涙が出てきた。
私は言葉を紡ぐのがきっと上手くないからこの感情をどんぴしゃな言葉で表すことは出来ないけど、休憩室の隅っこで涙を流しながら見たあのステージはきっと一生忘れない。
私の部屋には朝起きて1番に目に入る場所に2着のワンピースが飾られています。
初めてLEBECCA boutiqueのワンピースを知ったきっかけ、初めて服に一目惚れをしてサンタさんにお願いして手元に届いた「私たちのワンピース」
そして、初めて自分で貯めたお金でお迎えした「テラス席のギンガムチェックワンピース」
どのお洋服も思い入れがあるけれど、どのワンピースにも私にとって特別なドラマがあるけれど、この2着だけは特別。先日の誕生日には私たちのワンピースを着て迎えました。
大学生のひとり暮らしで、アルバイトのお金で生活している身にとっては、正直何着も買える値段の服ではないです。赤組にも入りたいけどクレジットカードがないので入れません。
現実的な話をすると、ブランドが存続していくためにはやはりお金を使っていかないといけないというのは分かっています。好きだ、という気持ちだけじゃどうにもならないことだってあります。
でも、私はサイトで見る高揚感、自分でお迎えした時のあのドキドキ感、嬉しさ、着た後に鏡を見るあの瞬間が大好きです。あの瞬間、本当に私は生きていてよかった、頑張ってきてよかったと思えるんです。
私はこれからもLEBECCA boutiqueを愛していきます。今はコロナの影響で無理だけど、20歳になるまでにお店に行くのが目標です。
最後に、えるさん、LEBECCA boutiqueのチームの皆さん、初めてのTGCおめでとうございます。とても素敵でした。一生忘れません。
こらからも愛させてください。
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