プライドは最後に自分を救う
私は軽率に「もう死にたい」なんて言わない。
自分で自分を許せなくなる。
たとえ、はらわたが煮えくりかえる程憎い相手であったとしてもだ。
自死は最終手段であり、決して軽率に口にしていいものでは無い。
プライドは最後に自分を救う。
だから法的手段やその他正当な方法で相手を絶対にぶっ飛ばす!
今までそうしてきた。
職場は私という優秀な人材を失い、損害を被る。
パワハラ企業だと外部に漏れれば信用が失われる。
正当な方法で痛い目にあわせる。
そうして、復讐したところで心の傷でボロボロになり、手負いで瀕死状態になった私はもう一生、元の精神状態に戻れるのか、わからない。
心療内科の待合室でどうしてこうなったんだろうか……と考えることもあった。
しかし、自傷行為はしても死のうとしても上手くいかず、失敗ばかりする。
自死ですら、私は劣等生だ。
闘って死ぬのと闘わず死ぬ?
お前はどうしたい……?
私は闘って死ぬ道を選んだ。
闘わぬ者を臆病者だとは言わない。それぞれの事情や心境があるからだ。
加害者側はのうのうと順調な人生を送っているのに対し、私が職を追われ人生の希望を失うのは絶対に絶対に許すことは出来ない。
復讐は何も生まない。それほど嫌な人なら距離を置くという言葉が流行りだが、解せぬ!
私の受けた苦痛より、遥かに軽い苦しみを与えられたところで加害者側の人生は順調なままである。
一方、私の人生は社会的に終わらされた。
そうか、そうか……一時的な苦痛なら、どうぞ受けてもらおうじゃないか!
私からの復讐があると分かっていて加害行為をしたのですよね?
まさか無いなんて思ってないですよね?
しかし、復讐したところで、痛み分けにすらならない。
復讐には膨大なエネルギーを必要とする。
私の場合、精神状態不安定で完全に脳が働かず、弁護士と加害者側と交わす書類を制作するのにもとんでもない時間を要した。
調印も遠くまで行った。
加害者側は一切話し合いの場には現れることはなかった。