洗浄/浄化
かぎです。お知らせが遅れましたが、『重機のキララ』物理本をboothにて頒布中でございます!
キララ本には、地獄のおまけ短編『epEX,ご褒美』(通称「汎用スケアクロウのおすしチャレンジ」)と、二種類のまいもちゃんステッカーがついております。好きなところに貼ってキララをうんざりさせよう!
そしてweb上では、ep07の前半も更新しております。
こちらは物理本の一番最後のお話の続きでございます。併せてお楽しみください。
ーーーーここから日記ーーーー
以前書いた通り、いまナウまさに平沢進氏の楽曲にどハマりしているんですが、ちょうど無観客ライヴが配信されたのでこれは好機!!とばかりにチケットを買い、ストリーミングで視聴しました。
わたくし何を隠そう、本質的には精神がかなり邪悪なタイプに寄っていることを自覚しておりますかなり捻くれた感じの人間なんですが(書いてる話の中身でわかるわ)しかしghost venueの無人の空間の中で、光と反響とレーザーに囲まれている平沢進氏と会人のかたがたを見て聞いていたらなんか完全に邪悪な部分が浄化されてしまい、めちゃくちゃ心が穏やかに綺麗に洗われました。
すごいなあ……すごいや………世界にはこんなに美しく崇高な世界を生み出している人がいるんだ………………こんなにも…………すごい……………
なんか曲と起こりうる出来事と壇上にある全ての楽器が神々しくて(ハープの弦をレーザーにするというあまりにも視覚・美術的にどストライクな発想!!!!!!あれずっとやってるんですか!???!?!?!)
演者はそれをさらに凌駕してもう生身の人間とは到底思えないので途中から作り物だと思って見ていた(生身の人です)し
いちばん好きな庭師KINGがなんかとんでもなくおいしいところを持っていったし(庭師がセグウェイ乗ってきた……………)(満帆に張られた帆とどこまでも広がる海の幻が見えましたうしろに)
あと……なんか……もう全部だよ全部!!!!!
何もかも全てが衝撃的な荘厳さだった………… 輝いてたし虚ろに美麗だったし映像越しに覗き込んでいたそこはまごうことなく非現実的なここではないどこかだった………あのNHKホールが……
かみ(この場合この世の理や抗えないもの、越えられない壁、距離を阻む硬質なもの全般を指す)はやっぱりチェーンソーで斬り刻まれるものなんだ……
あと最後の最後に無観客なのに喝采が聞こえ幻の手を取って去っていく演出、画面の前で見ている自分のあまりの遠さに涙してしまった(あの席にいたかった!!!!!)
ご時世の問題としてアーティスト、運営側、ファンのかたがたは当然観客を入れて目の前で演じられたいと思うのですが、私個人のわがままで独りよがりな意見としては、今回は、無観客で覗き込む全ての第三者が平等に同じものを見れる会として『この表現』で良かったなあ、本当に素晴らしいものを見て聞いてしまったなあ、と思ってしまいました。
ハ"ァ"ーーーーーーーーでもいつか近いうちに、生であの歌声と演出を浴びられる日がきたらいいなあ………!!!!!!!あとグッズ欲しかった!!!!!!!!!!!!!
あーあ〜〜〜〜〜最近あまりにも邪悪だったけどうっかりすっかり浄化されてしまったのでもう今なんも残ってないっすわ。邪悪メーター貯めよ。手始めにラーメンの汁全部飲むわ。