キララ7話後編(執筆うらばなし)+お返事
かぎです。いかがおすごしでしょうか。
先日『重機のキララ』7話後編を更新しました。
ep07-B,願望
カクヨム
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どうぞよろしくお願いいたします。いよいよお話も終盤に近づいてまいりました。一体この後どうなっちゃうの〜!?
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いつもありがとうございます!
先日購入したてのポメラをお友達に見せびらかす機会があったんですが、「見て見て〜こんな感じに書けるんだよ〜」と見せたファイルが7話後編のプロットで、
「今なんかキララパンチって書いてなかった?」とばっちり目撃されました。
キララパンチの威力については本編をご覧ください。
ーーーー以下、本編ネタバレーーーー
わたくし執筆の際には『Nola』という小説執筆用webアプリサイトを利用させていただいているんですが、いよいよNolaで作成した起承転結の『結』に差し掛かってしまいました。
今年の頭に始めた頃には「おぉ………本当に一年で終わるのかこれ…………」とはちゃめちゃに遠い道のりに思えていたんですが、なんとかひと月一話ペースで更新できててよかったね。
全体のおおまかなプロットのほかに一話ごとの詳細なやつもあるんですが、
Nolaを使い始める以前までは全てのファイルをぐちゃぐちゃのEvernoteで管理し、PCのウインドウを激しく行ったり来たりしながら書いてたので(あとプロットを思いっきり上書きして清書してたので過去データが残りづらかった)画面上でアレがない、コレがない、いや作業用BGMがメモリ不足で止まった、ああキーボードにおやつこぼした、といろいろ激しく右往左往してました。
さらにポメラを買ってからは一画面に「左にプロット」「右に本編」を表示して見比べながら書けるようになったのでスマートになり、大変いいかんじです。
↑これがプロット(骨組み)である
ちなみにNolaにはキャラクターの骨組みをまとめておくページもある。
お話が終盤に入り、このキャラクター表に書いた内容もようやく9割がた開示できたのでしみじみ噛み締めております。
これを書いていた2月頃は「早く6話(オキザリス告白案件)書きてぇ…………」と強く震えておりました。
最初に骨組みを用意している割には、本編は書きながら「あ!?これ、よく考えたらダメじゃね!?」と我に返ったり、「あれ?やっぱキララだったらこう言うんじゃね?」と気付いたり、大幅に書き換わって自分で驚く部分も多々あります。
(前作『ZENITH』も書いてる途中で結末がめちゃくちゃ変わってびっくりした)
今回は特に、
・最初のプロット「素体くんと窓から逃げてスケアクロウを一掃。怯える素体くんはPSI能力に目覚める。バイクに変形するキララ。無防備なキララをPSIで援護」→キララはともかく素体くんはどうやって窓から降りるんだ。しかも生身だぞ。
・プロット改「窓から出てスケアクロウを一掃するキララとオキザリス。怯える素体くんを下で待ち構えて飛び降りてくるのを受け止め、バイクに変形」→地面と硬度同じ人に受け止められても痛いんじゃないの?あとビビってる人が自分から飛び降りることある?
・プロット「キララ、そのへんのバイクを拝借し疾走」→キララ、よく考えたらバイク乗れる手じゃなくね?そんな都合よく超モンスターマシンみたいなバイク転がってることある?あるかなあ………→お前がバイクになるんだよ!(最終稿のかなり直前まで本人がバイクにトランスフォームする予定だった)
みたいな問題に何度もブチ当たって難産でした。
もっとでかい変更点だと、当初は5話のビルの上でお茶飲んでおやつ食べてるシーンの最後、「ねえ、にいちゃんも光だよ」とか言ってる会話の流れで
「いやいや俺にとってはお前が光なんだ」
「僕は光?」
「そうだヒカリだ」
とかいって、素体くんに名前がつくはずでした。
しかしキララが想定よりあまりに口下手すぎたあまり名前をつけそこね、おかげさまで素体くんは未だに素体くんです。どうしてくれるんだ。
でも今思うと、名前つけちゃうと『個』になってしまって『無数にいるスケアクロウのうちの、たまたまラッキーだった一体であり、本質は他のスケアクロウと同一である』という役割が失われちゃうので、お話の中盤で安易に名前つけなくてよかったですね。素体くんは素体くんなんだよ!!
↑そんな頑丈な台車もそのへんに転がってることある? というのはご愛敬
そんなこんなでこれから足を踏み入れつつある『結』も、既に年始の頃に想像していたものとは大きく変化しつつあります。この物語がどのような形で始末をつけるのか、書いてる本人もワクワクドキドキしながら書き進めておりますので、次のお話の更新もどうぞ楽しみにお待ちいただければ幸いです。
ーーーーここから感想フォームのお返事ーーーー
一番好きなお話『不眠症』『ep03,奉仕のかたち』のかた>
お読みくださりありがとうございます!楽しんでいただけて大変嬉しいです!
仰る通り、もし汎用スケアクロウのどれか一体が素体くんの器を奪うことに成功したとしても、7話で願いを叶えながら「帰りたい」と強く願ったキララのように、あるいはおすしチャレンジのsk-774のように、そこに一瞬の喜びはあっても、未来や希望はないと思います。
(『願いが叶った先の行き止まり』という表現めちゃめちゃ的確で素敵です………)
果たしてキララ本人、そして素体くんとオキザリスには未来と希望は訪れるのか!! 続きも頑張ります!!🍣🍣🍣
メデュ氷さん>
いつもありがとうございます!文体や表現等、個性のレベルで気に入っていただけてとても嬉しいです✨
個人的に、すごく大好きなSF小説家レイ・ブラッドベリ氏の詩的で情緒溢れる情景描写に幼少期からものすごく激しく影響を受けているので、あんな感じのひたすらにセンチメンタルに胸をかき乱すようなお話が書けていたら嬉しいなと思います。ゴールまで駆け抜けます!!😎
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『重機のキララ』は各種小説投稿サイトに不定期連載中です。
身体のほとんどを機械にされてしまった人が、頭の中の人工知能と揉めながら、元の姿に戻る方法を探す話です
(精神的につらくてしんどい描写があります)
カクヨム
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