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印象派・光の系譜に行った
またまた美術館巡りをした 🖼
気になっていた、三菱一号館美術館の印象派・光の系譜。これを選んだのはモネの「睡蓮」が見たかったことと、ゴッホ展に行ったので、ゴッホの作品をコレクションの一部として見られるのがいいかなと思ったから。(ゴッホ展はすごく消耗してしまったので)
まずそもそも、印象派とは。
19世紀後半のフランスに発した芸術運動で、名前はクロード・モネの作品である『印象・日の出』に由来している。
この展示ではモネをはじめとして、ルノワールやゴッホ、ゴーガンの作品が展示されていた。
ひとつの部屋は撮影可能になっていて、気になった作品のみ撮ってきた。
ところでレッサー・ユリィという画家の存在はみなさんご存知でしょうか?
わたしはこの展示で初めて聞いた名前だった。何枚かあったのだが、印象派・光の系譜では『夜のポツダム広場』という作品がいちばん印象的だった。雨の地面に光が当たる。その儚さに足が止まった。他の作品もシンプルだけれど心に残って、ポストカードを買おうとしたら一部売り切れていた!
これを機に注目されたとネットの記事になっていた。有名じゃなくても自分がいいと思えるものを好きと言えるのがいい。ただ、こうして人気が出たことでまた日本でもみられる機会が増えるならとても嬉しいな、と思ったのだった。
もちろん、『睡蓮』も日本のいくつかの美術館から借りてきていて何枚も展示されている部屋があって素敵だった。晩年のモネは気に入らなかった作品を破ってしまい、残っている枚数も限られているとの記載があった。そんな貴重なものが、生き残ったものたちを間近で見られる機会があって感動だった。いいなと思っているくらいのところから実際の作品を見て半生や背景を知ることでもっと感動できる。他の分野にまたがって学びを深めることができる。
最近、美術館によく行くようになって、「好きなもの」について考えるようになった。どこがいいのか、どこが苦手なのか、感性に従って気持ちを形にできている気がする。人と違ったっていい。ただ闇雲に嫌い、好きって思うんじゃなくてなぜそうなるのか一段深いところに目を向けられているのは成長。