現地語が話せない
前回、私のパスポートがなくなったお話をしました。
下に貼っておきますね
事件が起きたシンガポール空港では、英語が通じました。
しかし、私の行ったカンボジアでは英語ではなくクメール語。カンボジアではクメール人がほとんどだそうなのでこの言語なのだとか。
現地に行ってクメール語と対面した時は、なんとも不安な気持ちになりました(笑)見たことのないふにゃふにゃな絵のようなものが羅列しているのですから。
英語も話せる人は一部でなかなか苦労したこともありました。東南アジアの方では主流の乗り物トゥクトゥクの運転手さんも6、7人で合った人の中で英語が通じたのは1人だけでした。
結論、そんな環境の中でも必要最低限もしくはそれ以上のコミュニケーションができる、ということをここでは主張したいです。
あるお昼、私がカンボジア市内を歩いていると、小学校4、5年生の子どもたちが道を元気よく走っていました。ここで私は、チャンス到来!と思いました。現地の子供たちと話すことができるチャンスでした。
そこで、
「アイム ハングリー😖」
お腹に手を当て、困った顔をして近づきました。
(今思うと、あのときの私は不審者と間違われてもおかしくなかったですね)
すると、子供たちは目を見合わせて
「???」
という表情。
伝わってなかったようなので、食べる仕草をしたり、あるとき習った落語の麺を吸う仕草をしたりしてみました。すると、子供たちは「あー!」という顔をして、こっちだよと指差してくれました。
どんどんお友達も増えていき、総勢9人くらいの子供たちが私をお店まで案内してくれました。みんなはなんだか知らない外国人(私)を珍しそうにみながら走ったりクルクル回ったりして笑わせてくれました。
そこで着いたのが、ある飲み物屋さん。そこでも英語が伝わらなかったのですが、お札を見せたり指で数字を作ったりして値段交渉もしてみました。
交渉の末、4000リエル(1ドル)で飲み物をゲット。フルーツの種が入った美味しい飲み物でした。
言語は人間の発明した素晴らしい伝達ツールですが、案外なくても人間とは分かり合えるものであるということが分かりました。そして何より、笑顔は万国共通ですね。笑顔を見るだけで、その人がどこの国の人でどんな言語を話していても不思議と安心できました。
飲み物に大量の氷が入っていることを気にも留めず、私はみなに笑顔で別れを告げるのでした。