2024.6.11

寝ようと思えば寝られるけどなんとなく起きちゃって1時。

思い出を振り返りたいモードに入り、大学時代に所属していたサークルのブログを読み返していた。ブログ全盛期でもなかったけど、大会やイベントがあるごとに誰かが代表して記事を書くならわしになっていて、私も年1本くらいは書いた。
初めて記事を上げたのは1年生の冬。今と変わらず集団内で目立とうとしない性格だったけど、文章まで地味だと思われてもつまらないと思い、精一杯のユーモアをまじえて書いた。これが数年経った今読み返しても恥ずかしくなるようなノリではなく、初々しさを醸しつつ軽妙な言い回しが楽しい記事になっている。自画自賛が過ぎるかもしれない。
嬉しかったのが、私が記事を上げた翌日、先輩(2学年上)が別の記事を上げたのだが、その書き出しで私のブログが面白かったと褒めてくれていたこと。記憶が定かではないけど、きっと私は一日の間に自分の記事のページを何度も訪れて「拍手」の数が増えているか確認してソワソワしていたはずで、先輩の褒め言葉にも即座に気づいて、にやにや喜んでいたはずだ。
私が文章を書くのをそこそこ楽しめるようになったの、これが原点な気がしている。

それ以前の文章といえば、高校卒業時に先生から頼まれて書いた「合格体験記」がある。これは第一志望の大学に合格して浮かれに浮かれていた時期に書いたもので、一度も読み返せていない。あれが200人だか400人だかの後輩に配られたなんておそろしい。燃やしてください。

もっと遡ると、小学校の文集か。何年か前に読み返してわりと面白かった。完成版よりも、そこに挟まっていた下書きに「他人の言うことをなんでもまともに受け止めるのはやめようと思いました。」みたいな文があったのがおもしろかった。この文が完成版に残っていなかったのは、先生の添削が入ったのだろうか。結局、十数年後の私は他人の言うことをなんでもまともに受け止めてわたわたする人間になってしまっていて、それはこの文を残さなかったせいかもしれない。