2023.9 夏休み6〜8日目

夏休み6日目。
弟の駅伝大会を見に行った。襷をつなぐ駅伝のメンバーには選ばれなかったが、個人で走るタイムトライアルの選手に選ばれたらしい。弟は元々走るのが得意だったわけではなく、長距離を専門にしてきたわけでもないしで、あまり期待せずに行ったが、いざ出走すると予想外に良い位置で走っていて沸いた。ゴール位置を勘違いしたらしく100mほどオーバーランして、応援していた仲間に止められていたのも面白かった。良いレースを見た。

夏休み7日目。
母と二人で買い物に行った。秋服を買ってくれるというのでお言葉に甘え、数年ぶりに地元のイオンに行った。いくつかの服屋を見て回ったがぴんとくるものがなく、結局、無印良品に落ち着いた。母は、あんたはやっぱそうやなあと笑った。私は無難なデザインが好きだ。子どもの頃も母と一緒に服屋を回っては「このロゴがいらない」「この紐がいらない」とあらゆる飾りを忌み嫌った。今はその頃に比べればロゴや紐も許容できるようになったが、それでもやっぱり無印良品やユニクロくらいの感じが落ち着く。

夏休み8日目。
自分の家に帰る日。
夏休みをずっと実家で過ごすのは社会人になってから初めてだった。これだけ長くいれば親の方も色々アドバイスなどしたくなるものか、朝ごはんを食べながら父が「仕事で100点出そうとしなくていいんだよ」と語りかけてきた。仕事に多少疲れた様子のある私に対して無理するなと伝えようとしたことは理解できるが、仕事で十分な成果が挙げられていない自覚がある私には(そういう気持ちで仕事してもそれなりにできるようになったから言えることでしょ)(私は100点出そうとしなきゃ60点も出せないんですけど)と反発する気持ちが湧いてきて、父の話をむすっとした態度で聞いてしまった。思えば、この帰省中、父に対してはそんな態度をとってしまうことが多かったように思う。
食卓を離れて身支度をしながら自分の言動を振り返り(万が一これが父との最後の別れになったら後悔するだろうな)(でも私の反発だってそれほど的外れではない)とぐちゃぐちゃした思考がまとまらずちょっと泣いた。その後特に謝ったりはしないまま、仕事に行く父をにこやかに見送り、私も母の車で駅に向かった。
車の中で、母は、自分も新卒で働いていたころは100点を出そうとしてピリピリしていたこと、父の仕事と私の仕事は違う(から気にしなくていいという?)ことを話してくれた。母にも気を遣わせたなあと思った。母は、駅の入場券を買ってホームまで見送りに来てくれた。電車が出発したあと、またちょっと泣いた。
心配されているなーと思う。次帰るときは、もう少し仕事がすっきり片付いて、気持ちよく話せる状態になっていたいと思う。

以上、社会人3年目になっても、一人暮らしが5年目になっても親離れしきれていない私の夏休みでした。明日からまた仕事。休みの皺寄せがきて馬鹿みたいな詰め込みスケジュールが待っていて、憂鬱だけど、あまり色んなことを考えすぎずにやっていけたらいい。