工場の掟
趣味は単発バイトである。
世の中のいろいろな働き方を実際に体験できた上に、お金をもらえるなんて素晴らしすぎると思う。
最高だ。
今日は、食品加工工場に、2度目の勤務をさせてもらった。
工場の方々に気に入ってもらえたのか、今月あと3回も入れることになった。
自分の時間を確保しつつ、良い雰囲気の中で食品加工に携わりたいと思う。
見出しの写真は、イメージだ。実際はもっと小さな町の工場である。
そんな中でも、今日、こだわりを感じる一面があったので紹介したい。
商品の選別をしている時のことだ。
うっかり手が滑って、商品を落としそうになった。必死に捕まえて、"うわわ"みたいなことを言ったと思う。
ちょっと場の空気が変わったのがわかった。
誰も何も言わないが、たしかに何かが張り詰めた。
少しして、バイトのおばちゃんが優しく話しかけてくれる
「ここの掟、教えてあげる」
掟?なんだろう。。
「何があっても商品離すなっていうのよ」
おばちゃんは笑顔であるが、雰囲気は真剣そのものである。
その雰囲気のまま、話を続ける。
「この商品が自分たちの財産だからね、火傷をしようがなんだろうが、最後まで離さない覚悟で扱っているんだよ」
そして、選別の作業を黙々と続ける。
なるほど。と思った。
職人という感じだ。
自分の友人が行くような会社は、商品が見えないことが多い。見えたとしても、多様であるし、それに触れる機会は少ないのではないか。
しかし、町の工場では、いま目の前にある商品が、そのままお客様の口に入る。
本当にそれが財産なのである。
もちろん丁寧には扱っていたが、少し気持ちが変わった。
真剣に商品と向き合い、作業に臨めた気がする。
絶対落とさないでよ?と言われるよりも、何倍も気持ちが良い。
職人の気概、カッコいい。
まだまだ学ぶことは、たくさんありそうだ。
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10月10日(土)
○1万2000円も稼いだ。カメラ買えるかも
○雨の中練習した、えらい
○友人に手を差し伸べている(感謝の言葉はないけどね)
○差し入れ持って行ったら喜んでくれた
●英語と読書やろうね。。自分の時間も大切に
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では、また。
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