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#2 「ぽろ"たに"なんや。一生覚えとくな。」


1.新年のご挨拶

🎊🎍あけましておめでとうございます🎍🎊
皆様、正月の連休はどのようにお過ごしになりましたか?

俺は、推しが1週間ずーーっと配信をしてくれていたので毎日推しとオタクと一緒に過ごすことが出来ました…。自分にとってはインターネットの繋がりのみの方と正月を過ごすことは初めての事で、昔の自分が見たら驚くんだろうなと思います。

てか、冷静に推しが1週間連続配信ってなに????貴重なお時間を我々の為に割いていただいてもらう事って可能(英孝)なの?なに????ありがたすぎてガチでキレていました😠

推し、本当に本当にありがとうございます😉✨
好きな人と過ごす時間ってほんとにあっという間なんだなと…別にガチ恋ではないんですけどね😠✨

話が少し逸れましたが、今年ものんびりとオタク日記を書いていきたいと思っていますのでお付き合いいただけると幸いです。どうかよろしくお願いします♪

それでは今回も拙い文章ですが、お楽しみください。

2.「ぽろ"たに"なんや。一生覚えとくな。」

前回、推しと同棲(妄想だし拡大解釈)をスタートしたぽろ谷😉✨
その後単発のゲーム配信のリアタイを経験し、人生3回目となる配信リアタイに挑むこととなりました。

今回は、大型タイトルRPGのゲーム配信。自分も好きなタイトルだったので告知があってから、とても楽しみにしていました。

この一つ前のゲーム配信でも思ったのですが、少し早めに配信に向かうと、始まってもいない配信のコメント欄に結構な人がいるんですよね。これが自分的にはすごく驚きでした。

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え、そもそも待機ってなに??????
待ってんの!?普段から!?!?え!すご!!!俺の推し愛されすぎじゃん………やっぱいい男じゃん……好。前の配信でも見かけたオタクはやっぱいるな…つえーオタクの朝は早ーんだな…

自分も負けてらんねえよ…なぁ…?と誰に問いかけているかわからない問いをして、震える手で待機ですと書き込む。

そしていよいよ配信開始を迎えました。

俺の推しは最初丁寧に待機コメントを読んでいくスタイルで、テキパキとコメントが返されていきます。

いよいよ、自分の番。

推し「ぽろ谷さんや!ぽろ"たに"さんかぽろ"や"さん、どっちで呼んだらいい?どっちが嬉しい?ずっと気になってた!良かったら教えてください!」

は?????こんな素敵な感じで名前の読み方聞いてくることある????

どっちで呼んだらいい? ここまではわかるよ。谷という字は2つの読み方がありますからね、賢いの俺の推しは本当に賢い。素晴らしい。

どっちが嬉しい? は???マジで何???どっちが嬉しい??? そう聞かれるだけでもう嬉しいけど!?!?!?!? なに!?なんなの!?!?トドメにずっと気になってた〜〜〜〜〜?????だから、俺のこと好きなの?????なに???俺は好き。

マジで少女漫画みたいになっていた。

とりあえず、この気持ち悪さを落ち着けて返事をしよう…。

俺「ぽろ たに です。」

クールジャパンを代表するかのような簡潔なコメント。我ながら美しい。

それに対して、再度返答がきた…。

推し「ぽろ"たに"!ぽろ"たに"さんなんやね!一生覚えよ、一生覚えとこーっと。メモしとこ。(パソコンかたかたし出す)……メモした😁

ここで、一度、『一生』という言葉を辞書で引いてみようと思う。

生まれてから死ぬまでの間。生涯。

Googleさんきゅーな

生涯という似た言葉もあるが、生涯は人間にしか適用がされないらしい。俺の推しはケモノVtuberであるから生涯は適応されない。その為、一生という言葉を用いたのだろうということは容易に考えられる。ほんとに賢くて素晴らしい推しだということがこれだけでも伝わる。

そして、問題は次だ。彼はメモという行為を取った。
なんだ、なんなんだ。みんなが見ているんだぞ…そんな中で俺の名前をメモするという事に時間を使ってくれている。メモし終わるまで大体30秒。
配信という限られた時間で、30秒も自分のような存在に割いてくれているという事実。

大好きなんですけど〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

こんなんされて落ちない奴いるの?どんだけの人数に名前メモされてきたんだよそいつは。バカがよ!!!!!!俺は初めてだよこんなんされたの!!!!好きになるに決まってんだろうが!!!もう既に好きなんですけど…それはそうなんですけど…

ただ30秒も時間を使わせてしまった申し訳なさ、先輩リスナーの方々から調子に乗ってんなと思われていないかという恐怖、皆様〜〜〜、申し訳ありまへんなぁ😃🖐️というマウント京都女

様々な感情が同時に自分の中に湧き上がったのを覚えています。人間とは規定量の嬉しさやドキドキを与えられると処理が追いつかず頭が悪くなるのだなということを覚えました。

その後のことは正直あまり覚えていません。
嬉しすぎて、故郷の村に伝わる舞を踊りながら配信を見終えたことだけは確かです。

3.数日後…

そこから更に推しについて、この界隈について知見を深めようと色々と調べていました。

そこでひとつ気になるワードを見つけることとなります。

『ファンサーバー』

最初は扇風機や換気扇の話をしているのかと思った。だが、俺の推しは扇風機界隈ではなさそうであったから、それとはまた別なのだろうということはすぐにわかりました。

調べてみると、ファンサーバー(以降はファン鯖と記載)とは配信者が自分のオタクを招待して作るクローズドコミニティーのことで、これを活用することでより濃くオタクとの関係を築き上げ、使い方次第では配信者自身の質を向上させるものらしい。

推しはDiscordというコミュニケーションツールでファン鯖を持っているようだった。

え?なに?推しはオタクで蠱毒でもしてんのか????普通に負けたくねえ〜〜〜!!!蠱毒に勝つんだよ俺は!!!!!!

どうやれば入れるんだ…どうしたらいいんだ…そう思い次のようなポストをした。

普通に可愛こぶっている。さっきまでの威勢はどうしたのかと言われても仕方がない。

そうこうしていると、推しからDMがきていた。
急なDMで脈拍が5億になる。

推し「こちらファン鯖のURLです!良ければどうぞ!楽しんで!」

優しさという言葉は彼から生まれたのだろう。
こんな新規オタクにまで丁寧に対応してくれるなんてどうなっているのでしょうか。

推しから直接、蠱毒への入場券を貰ったのだ。
戦うしかない──。

先ほどのポストにも先輩リスナー達から、ぜひ遊びに来てくださいというリプライも数件届いていた。

彼らにとっては蠱毒すら遊びなのだ。震える手で慣れないdiscordを操作しファン鯖へと加入した。

規約をしっかりと確認する。しっかりと規約を設けている推し素晴らしすぎる。

たまたま通話も行われており、確か推しもそこにいた気がする。

恐る恐る、入室をする。声は出さない。
情報は相手にとってのアドバンテージとなるからだ。戦いの場において、情報は武器である。己を晒さず溶け込むのだ、息を潜め、確実に───。

オタク達「「「ぽろ谷さん!こんにちはー!初めまして!」」」

ちゃんと見つかるしちゃんと反応してくれるんだ。いい人たちすぎるだろ!!!!!!!

推し「ここはコワーキングスペースと言って、絵を描いたりものを作ったりする人たちが作業通話で使う場所です」

オタク「ぽろ谷さんは何か創作活動はされてるんですか?」

推し、めっちゃ丁寧だしオタク達めっちゃ話しかけてくれる…。え、もしかして戦わなくていい…?もう誰も、傷つけなくていい──?

俺「そういったことは全然してこなかったんですけど、イラスト描いたりとかは少し興味があります。」

推しへの愛を何かしらで形にしたいとは常々思っていた。それと同時にオタク友達が欲しかったことを思い出す。

自分の中から既に戦意は喪失していた。ただ、友達になりたい。推しとオタク達が築き上げてきたこのコミニティーを壊したくない。

距離感を適切に、少しずつ仲良くなっていこう。

アニメならここら辺でOPが流れるのだろうが、現実はそんな事はなく和やかな会話が進んでいく。

このタイミングでこれからもこの日記に登場するオタク友達を紹介していこうと思う。

ここで紹介しきれない友達も出てくるたびに紹介します。イラストが描ききれなかったわけではないです。あの、ほんとうに。いや、描ききれませんでした。ごめんなさい。

「夢とは…ですか?私からしたら現実-リアル-ですね。」

①ゆめ川

夢小説歴10年のバケモノ。
己の夢を文章という形に昇華し、他者の感情に訴えかける能力の持ち主。
推しの坐薬夢小説を書き、配信で「坐薬ssから来ました!」というパワーコメントを生み出させた張本人。
今はまだ、己の力を発揮しきれていないが後に凄まじい進化を遂げる事になる。

「お風呂入らないで。ほんとにガチで。冗談やめろ。」

②かも橋

日本を代表するニオイフェチ。
風呂に入ってくる旨を伝えると過呼吸になって倒れる為、VCを抜ける際には注意が必要。
基本的には可愛い絵文字を使ってちょけた会話をするが、ごく稀に刺さる性癖の話になると、「は?エロ」等、中身が出てくる。
実は周りをよく見ており裏で気配りが出来る方。俺も何度か助けられることになる。

「ワシにぜ〜んぶ任セロリ♪…やっぱ全部はナシで…」

③でで本

自称26歳で『太った』おじさんが大好き。
26歳とは思えない落ち着きと他者に合わせた距離感で関係を築いていく。俺もたくさんのオタク友達が出来たのは、でで本のおかげ。
刺繍が好きでよく編み物をしている。
料理も得意で頼むから早くサブスクに加入させてくれと思っている。
気遣いの鬼。いつもありがとね。

「おじさんは余物でいいよ。若い子達でどーぞ。」

④とら渡

最初は俺が話しやすいように話題を振ってくれたり優しい素振りを見せてくれていた。
自分のことをおじさんとたまに呼んで、俺の股間を熱くさせる。
仲良くなってくると隠語を連発したり、俺がおじ様♡と呼ぶと、し◯カス等言ってくれるようになる。好き。ベットの上ではニャンニャンするらしい。
SNSのフォロワー万超えの神絵師。俺のアイコン描いてくれたのもとら渡おじ様。


疲れた!!!!!

4.次回予告

なんとかファン鯖に入り、オタク達と交流を始めたぽろ谷。
最初の戦意はどこへやら、距離感を図りながら仲良くなろうと試みる。

第一段階として、通話で声を出してみる事に…。

そこにまさかの推しがやってきて……

次回!#3 「等身大の想い」

↑安くて嬉しかった。

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