八朔
今日は父方の福島の祖母の誕生日だ。
月の最初の日が誕生日は覚えやすくて得だなぁと思う。
特に八月一日。
亡くなってもう十年以上経つけれど、整理をしているときに読んだ寝たきりになってからの日記でも昔のまま前向きで可愛い人だったと思う。
歩けなくなっても夢の中でファンタジックに歩いていたそうだ。
彼女の親友のおばあさんもユーモラスで話が面白い人だった。私が何とか前向きなのは彼女の要素なのかもしれない。
福島のあかつきの桃を見るたび思ってるよ。
今朝、玄関の扉の横に来ていた蟻を不思議と見つめていたけれど彼女だったのかもしれない。