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2020年3月の記事一覧

ティーとチャイ

ティーとチャイ

インドのちょっとおしゃれなカフェテリアなどに入ると若い人が「チャイティーを一杯」といった感じで注文する場面にたまにでくわします。

チャイなのかティーなのか。
世界を見回してみるとある地域では「テ」や「ティー」と呼ばれ、ある地域では「チャ」や「チャイ」と呼ばれています。

なぜなのでしょうか?

調べてみるとロシアでは「chay」と言う名前の飲み物があるそうですね。ポルトガル人は「cha」と呼び、

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とら焼きは虎柄のどら焼きのことで中が白餡。
手亡豆でなく大福豆がごろっと入った茂助だんごのオリジナル。
粒あんと呼ぶのもおこがましい位に豆のまま入っている。
虎柄の皮と白い豆が入っているだけで美しいものを口に入れた気分になる。
1日に一個のおやつは大切に選ぼう。

昨秋の巨大な台風19号の時に難しいレシピと捉えられがちな辰巳芳子のポタージュ・ボンヌ・ファムを作ってストックした。
これは実に学び多きレシピだった。
大まかに云うと季節の野菜をとにかく蒸し焼いて、旨味引き出し、それを拡散する。
スープの要は玉ねぎとセロリ。
調味料は塩のみ。

苦い春の葉物は一瞬。
食べたかった菜花と春の大好物のホタルイカを。
スーパーマーケットでホタルイカに酢味噌パック付けるの大反対。
いつも有り合わせの日本酒やらワインで先に煎ってから食べる。
食べ方を限定するな。
この旨味は他で変えられぬ。
今年は何回食べられるかな。蛍烏賊。

すっかり食材が春なので、淡口か白醤油を買わなければ。
昨日はスナップエンドウの甘さに驚いた。
塩味が素材の甘さを引き立ててくれる季節到来。
お出汁然り。
冬は個人的に溜まり醤油を味わう季節で、口の中も対極している四季。
春はグルテンもなるべく摂らないように心掛けよう。解毒の季節。

金目鯛の上身と真子を安く手に入れた週末、金目は直ぐに煮付けて食べた(日本海生まれらしく魚の目玉が大好き)。一方の真子は白滝との煮付けのイメージから抜け出したく、新しいレシピを探しているのだが新鮮味あるレシピが見当たらない。
食材自体に需要がないのか。
ご飯の友からの脱却は遠い。