不死鳥となるか
2月26日 セビージャ戦
後半30分、攻撃の枚数に厚みを出すためCBのナチョに代えてモドリッチを投入。ナチョの位置に中盤の底を務めていたチュアメニを配置した。
今シーズン、なかなか調子が上がらないモドリッチ。筆者は彼のボールタッチに不安を覚えるが、その6分後に彼は我々に魔法をかけた。
バルバルデのクロスをバデが跳ね返す。しかしそこにいたのはモドリッチだった。ボールを魔法のようにワンタッチでソマレを置き去りした。そして、彼の得意な位置に持っていったのだ。彼がシュートを打った瞬間まるで時が止まったかのようだった。ボールは守備陣の間を潜り抜けキーパーの届かぬ位置へ吸い込まれていった。チームの皆が彼の復活を待っていたかのように彼に飛びつき喜びを分かち合った。
モドリッチは我々マドリディスタ、そしてフロレンティーノペレスに対してこう言ったのであろう、「俺はまだ終わらない。ただで俺の椅子は渡さない」と。
ただ、現実は彼にとって厳しいものとなるだろう。