顔面白塗り男に馬乗りされて…
私の部屋は1階にありまして、窓を開けると目の前にちょっとした庭があります。誰でも出入りできる庭なので、セキュリティもへったくれもないような家です。配達員さんがショートカットのために庭を突っ切っていくこともしばしば…。
そんな今の家に住み始めて約半年が経ったのですが、昨日、ひさびさに悪夢らしい悪夢をみました。
夕暮れに部屋のベッドで寝ていると、なんだか外が騒がしい。また誰かが庭を通っているのだろうと思ってあまり気に留めなかったが、突然、窓がガラガラと空いて、1人の男性が部屋に侵入してきた。なぜかその男性は上半身裸で、顔は白塗りだった。
わたしはびっくりして声を出すことができず、とっさに“寝たふり”をすることに(夢の中で寝たふりって不思議…)。しかし男性はあろうことか私の上に馬乗りになってきたのだ! そしてやや怒りを帯びた口調で訊ねてくる。
「●×!△※はどうなった?」
質問の内容は理解できたけれど、それがどうなったか私は知らなかった。だから、「わからない」と答えた。すると男性は、「わからないことないだろう!」と怒り、白塗りの顔を紅潮させながら、私の首を絞めてきた。
こうして文章に起こすと、なんだか村上春樹の作中にでてきそうな話ですね(すみません調子に乗りました)。
夢から覚めた直後、私はつま先が掛布団から出ていることに気がつきました。冷や汗をかきながら、「あぁ、つま先が出ているから悪夢を見たんだな」と思いました。
小さいころはしょっちゅう悪夢を見ていて、当時、幼いなりに”なぜ悪夢を見るのか”ということを考えたんですね。そして導き出したのが、「布団から顔以外の体がはみ出ているから」という結論でした。布団が自分を守ってくれる感覚があったんだと思います。
それからは意識的に掛布団に顔以外の体を収めるようになり、不思議と悪夢を見る回数が減ったのです(これホント)!
詳しいことはよくわかりませんが、"意識"が夢に何かしらの影響を与えているんでしょうねえ…。
あともう1つ、幼いころに学んだこと。それは、悪夢から目が覚めたあとにすぐ眠ると、悪夢の続きを見てしまう!ということです。これはみんなそうなのでしょうか?
悪夢から覚めるのは大抵夜中なので、眠いんですよね。すぐにでもまた眠りにつきたいと思うのですが、そのまま寝るとまた同じ悪夢に引きずりこまれてしまうので、ぐぐっと耐えて(といっても数十秒くらいだと思います)、それから寝ます。
もしもすぐに寝てしまって悪夢を見た場合、それはちょっとやっかいです。なぜかというと、最初から「これは悪夢だ」と自分でわかっちゃうからです。そして悪夢から覚めたいのに、悪夢から逃げる(=目を覚ます)ことができないんです。すでに知っている悪夢をまたなぞるように話が進んでいくんですね。時には1度目に見た悪夢の続き、なんてこともあります。
さて、"無意識"ってやつが夢に現れるとフロイトさんは言っているようですが、"顔面白塗り男に首を絞められる"私の無意識とはなんなのでしょうか?
あ、家のセキュリティを見直せってことかな?
今日はゆっくり眠れますよーに。
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