オーダーノートの思い出など #わたしのノートnote
以前見かけた「わたしのノートnote」という投稿。ノート(=帳面)について、note(=本媒体)上で語る企画のようです。
とっても素敵!と思っていたのに、いつの間にやら時間が経ってしまい、乗り遅れも甚だしいのですが…特に締切のあるものではなかったはずなので、遅ればせながらタグをお借りして投稿してみます。
今日ご紹介したいのは、
・このタイミングで投稿するに至ったきっかけのノート
・一張羅ノート
・本文の用紙が気に入っているノート
の3点です。それでは順番にまいります!
新入りのノート(投稿のきっかけ)
先日、職場のおつかいで100円ショップに出向いた際、どうしても通路を素通りできなかった商品。仕事しなさいよって話なのですが、ちゃんと仕事もしましたし、なんならノートを買っていた時間はお昼休憩から差し引いております。…まじめか。
そんなわたしが勤務時間中に購入してしまったのが、こちらです。
くまさんんん…!
上でくつろいでるペンギンさんも、冷静に考えてその体勢で飲んだらむせるでしょというくまさんも、ちりばめられたクリームソーダが醸し出す涼やかさも、すべてが魅力的でした。
そして忘れてはならないのが、そう、ここは100円ショップ。つまりそういうお値段なのです。まあ買っちゃうよね。
普段、キャラもの等のかわいい系は、使わずに持て余してしまうことが多くてあまり買わないのですが、こうして不意に購入に至ることがあります。
癒しを求めているとか、よっぽど疲れているとか(どちらも同じこと)、そういうときなんだろうなあ。
理由はともあれ、「ときめいて買ったノート」が手元にある、これは語らねば!と思い立ち、書き始めたわけです。
ちなみにこのノートはA5サイズ。はじめにノートnoteを書かれた安野ニツカさんも、お手持ちのノートにA5が多いとのことでした。
つい手に取ってしまうサイズ感ですよね。
「なんとなくかわいい」という感情がわきやすい大きさなのでしょうか。
もちろん、大ぶりのノートにもかわいいデザインのものがたくさんありますが、A5というのは、デザインにかかわらず「ただそれだけでかわいい」という錯覚に陥るサイズだと思います。
わたしは、学生時代のお勉強にはさすがに一般的なB5を使っていましたが、プライベートでは、当時から今に至るまで圧倒的にA5の出番が多いです。
一張羅ノート(オーダーノート)の思い出
たかがノートに「一張羅」だなんて大げさかもしれない。でも、前出の100円ショップノートと比べたら、桁が違うんだもの。
わたしのノートは、スクラップなどで厚みが膨らむこともなく、肌身離さず持ち歩くわけでもないので、耐久性に優れていなくても構いません。だからだいたい100円とか、せいぜい300円まで。手持ちノートの相場はその程度なのです。
そんなわたしが4桁プライスのノートを!もはや大事件。しかも入手当時、わたしはまだ、お小遣い制の高校生でした。
と言っても、大学入学を間近に控えてはいたのですが。
アルバイトができなかったので、お小遣い制だった関西在住の冴えない高校生が、卒業祝いの家族旅行でトーキョーに。旅行&お祝いということで少し特別にお金を支給してもらえましたが、それをノートに使おうとは両親も思わなかったことでしょう。
蔵前にある「カキモリ」さんに行ったんです。
親から「東京旅行にあたり、どこか行きたいところはあるか」と聞かれ、「東京なんてなんでもありすぎてわかんないよ、選べないよ…」と思いながらもなんとか調べて、行き先候補として伝えたお店がここでした。
オーダーノートやオーダーインクが手に入る、文房具好きにとっては夢のような場所。きっと、「オーダーノートを作れるのは全国でここだけ」なんてことは、ないんです。知らないだけで、居住地の近くにも、探せばそういうお店があるのだろうと思います。
でも、家の近くで訪れると、わたしの性格上「いつでも来られるし、いま決めなくても…」とか「いや、ちょっと高くない?このパーツはランクダウンさせようか」とか、妥協が生じてしまいます。
だからこそ、旅行で。「今しかない」を生かしたお買い物体験がしたかったのです。
↳実際に作ったノートがこちら
書くときに手があたらないよう、真ん中を綴じないリング式に仕上げてもらいました。何年経っても、一文字さえ書いたことないけど。
オーダー当時のわたしは、こんなに何年もまっさらなままになる想定はしていなかったものの、「大事に残すノートになるだろう」とは思っていたので飽きないデザインにしたくて、悩みました。その結果、表紙には特徴のある柄を、裏表紙にはシンプルなブラックを。
おかげで、高3で作ったにしてはセンスいいんじゃないの、と今でも愛着の持てるノートです。B6という小ぶりなサイズで、華やかな表紙を選んでもしつこくならない、ほどよいチョイスだったと思います。
中には3種類の用紙を選んでいます。
手前から順に、粗いドット方眼、
クリームがかった用紙の方眼、
そして無地の紙…これはいま調べたのですが、おそらく片艶晒クラフト紙と呼ばれるもの。
片面がツルツル(片艶)、反対は少しザラザラという、表裏で異なる質感を持つ紙です。たしか、製本の際に「どちらを表にしますか」と聞いてくださった気が。わたしのノートでは、ザラザラ面が表になっています。
こんなに大切にしているノートだけれど、「また行きたい(作りたい)か」と聞かれると、案外そうでもないかも。オーダー特有の愛着が持てるところに惹かれたら、何冊も作りたくなるかと思っていましたが、1冊の満足度が高すぎて今のところは飽和状態です。
本文の用紙がお気に入りのノート
先に中身がポイントだと述べている通り、外身はこれと言って変わりのない、ただのB6のリングノートです。
ところが中を開けてびっくり。横罫だけではなく、タテにも線があります。3本の点線が引かれていて、ちょっとした項目分けにぴったり。
例えば一番左に日付を、となりの狭い枠には通し番号や記号を、中央に書名を…となればもうお分かりでしょう、読書記録の完成です。
はじめの数ページは高校~大学時代に記入済みなのですが、実際にこの使い方をしています。
高校時代は通し番号を右端にふっていて、左から2番目の狭い枠は「その本を読むのが何度目か」を示していました。通学電車でエッセイや物語を読んでおり、同じ本を繰り返し読む機会が多かったことから。
大学時代は、読書全般の記録ではなく、図書館の利用歴代わりにしていました。大学の図書館を使った分は学生番号で履歴がたどれましたが、地域の図書館も併用していたため、まとめて把握できるものがほしくて。残念ながら途中でやめてしまったようで、記録が途切れているのですが…。
記録したい情報量が多かったので、図書館記録の分は、見開き単位での使用になっています。
左ページに日付、記号(無記入が大学図書館、市=市立図書館、など借りた場所の記録)、書名と作者。右ページに発行年と出版社名。
参考文献の書き方を習ったことで、最低限この程度の情報は要るとわかったので、勉強に関係のある本もない本も、一律この書き方にしていました。
まだまだ続きのページが残っているけれど、読書記録を再開するのか、はたまた別の用途にまわすのか、今のところは未定です。
*
見かけたときから「書けそうな企画」と思っていたのは、見かけ騙しではなく、事実でした。あっという間に #だいたい3000文字 のnoteが完成!
この長さを最後までお付き合いくださった方がいらしたら、ありがとうございます。自己満足ですが、書いていてとっても楽しかったです。
それでは、また。
七志野さんかく△
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