花のある暮らし2023〜わたしなりの楽しみ方〜
相変わらず、お花はかわいい。愛しい。
昨年書いたこのnoteから、もうすぐ1年が経とうとしています。
お花が好きな気持ちは変わらない(むしろ強まっている)けれど、その楽しみ方については、一様ではありません。そこで、「今の」わたしのお花との付き合い方を、改めてまとめてみることにしました。
1.切り花9割5分
去年は「切り花に限る」と断言したので、やや揺らいだことになります。
実は前回の執筆時点でも、切り花しか扱ったことがなかったわけではなく、ヒヤシンスの水耕栽培を経験していました。ただ、それが自信になったり他の植物を育ててみようと思ったりはしなかったのですが…。
水耕栽培で咲かせた球根を、土に植えておいたんです。今年それを咲かせ、球根の持つエネルギーの大きさを感じたことが、切り花以外に目を向けるきっかけとなりました。
★鉢植え、はじめました
何気なくのぞいたホームセンターで、なんだか急激に欲しくなって、気づいたときにはお会計を済ませていました。
いや、もう、名前買いじゃん。
…と突っ込まれても仕方がないほど、愛らしい名前のお花です。この子は紫系のグラデーションカラーだからラムレーズンと言うそうで、オレンジ色の子はマーマレード、ピンク色の子はストロベリーなど、色ごとにときめくネーミングが施されています。
魅力的な名前のみならず、「1ポットでも殖えて咲きやすい」「長く楽しめる」など、初心者向きの特長を兼ね備えていたので、そうした性質も踏まえた上で購入に至りました。
ただ、わたしが鉢植えよりも切り花と好相性なのは、火を見るより明らか。
どれくらい切り花と相性がいいかというと「紫陽花を2週間もたせるほど」で、どれくらい鉢植えと相性が悪いかというと「多肉植物を枯らすほど」です。
紫陽花は土についていれば長持ちするけれど、水揚げが悪いので切り花では短命(と言われているそう)で、多肉植物は水をたくわえる仕組みを持っているのでそう簡単には枯れない(と言われている)ものです。それがなぜか、わたしの手にかかると正反対なんだなあ。
それほどに鉢植えの手入れが苦手なわたしですが、今回は本気です。ちゃんと可愛がります。
ミリオンベルは、春~秋まで長く花が咲くのだとか。基本的に越冬は難しいようですが(地域により可能な場合も)、ひとまず秋まで楽しめたらいいなあ。
水はけをよくするために混ぜた鹿沼土という粒状の土が、水を吸っているときと乾いているときで色の変わるものなので、それが乾いた頃に水やりをすると良いとのことです。経験値がものを言うイメージの強い園芸で、こうやって可視化された目安があると、初心者にはとっても心強い。
2.1本でいい
切り花の話に戻ります。前回との違いという意味では、ここが一番、大きなポイントだと思います。
今のわたしは、少数気鋭で楽しむのが合っているみたい。
お花の定期便も、やめたわけではないですが、利用頻度が以前より低くなりました。代わりに、花屋さんの店頭で買うこと、それも複数本まとめてではなく1本だけを、買うことが増えてきています。あるいは、買う時点では何本か一緒に買っていても、家で飾るときには、1つの花瓶に1種だけ。
我ながら「わがままなことを言っているなあ」と呆れるけれど、いろんなお花を一気に飾ると、このツイートのような感情が大きくなってしまう気がします。
わたしは、ただお花が好き、お花がたくさんあれば幸せ、というわけではなく、「お花を飾る特別感」も含めて、「お花が好き」なんだと思います。その特別感を損ねないために、少量で活けるのが合っているみたい。
同じ「少量」という意味では、厳密に1種に絞るのではなく、2本(異種)での飾り方もお気に入りです。お花の種類が2つになっても、本数が2本(各1本)なら、そこまでごちゃついた印象になりません。
番外編↓
3.いま欲しいもの
花のある暮らしには、肝心のお花以外にも、必要な道具がいくつかあります。花切狭、花瓶、栄養剤(長持ち剤)など。
とはいえ、一番はじめはペットボトルや空き瓶に活けていたし、茎の切り戻しもキッチンバサミを使っていたなあ…「お花のために」わざわざ買った道具のなかった頃が、懐かしい。
大きな不自由はなかったものの、花を飾るという行為を自分で思うよりも続けることができそうだったので、思い切って花瓶と花切狭を買った、それがたしか2020年の春先だったと思います。
初期~去年くらいまでは、手持ちの花瓶のバリエーションを増やすことが、何よりも楽しかったです。今でも、2で書いたように飾り方が変わったことで、新たに欲しい花瓶が出てきてはいるけれど…。きっと花瓶への欲は尽きることがないのだろうな、という予感がします。
そんな中、花瓶以外で気になるお花関係のアイテムがあるので、紹介します。
切り花を入れるのにぴったりな、エコバッグ!
基本的に花屋さんで新聞や包装紙に包んでもらったら、そのまま手持ちで家に帰るのがわたしのスタイルです。でも、時にはスーパーに寄り道したり、雨傘・日傘で片手がふさがっていたりすることもあるので、お花用のバッグがあれば便利だな、と。
花袋を無料でつけてくれるお店もありますが、たくさん買うならまだしも、1本だけ買ったときに袋をお願いするのは、なんだか気が引けます。
このバッグなら、繰り返し使える他にも、メリットがたくさん。
くるくると折りたたんでゴムでまとめられるから持ち運びやすかったり、ちいさめなブーケを買ったときにも使えるよう、下部を折りたたんでボタンで留められたり。バッグの長さを変えることができるのは、嬉しいところです。
ただ、なぜか5枚セットなんですよね。そんなには要らない…。いつでも花を買えるように仕事用とプライベート用のかばんにそれぞれ潜ませておくにしても、2枚で十分なのだ。
▽
さて、お花とわたしの「今」をざっと振り返ってみました。
他のnoteでもちょこっと書いているのだけど、去年の秋から急に体質が変わってカフェインが摂れなくなってしまい、それ以外の趣味にかける比重が大きくなっています。
元々は紅茶が大好き、コーヒーも好き、でお菓子との組み合わせをうきうき考えて休日にはティータイムを心待ちにしていたようなわたしなので、そこがすっぽり抜け落ちてしまうと、とても寂しく感じるんですよね。
その寂しさを埋めてくれたのが、コスメであり、お花でもあります。
そういう意味で、今のお花への熱量は、他の趣味とのバランス次第では保てなくなるのかもしれない。でも、切り花の魅力は、去年の記事にも書いたように「欲しいと思ったときだけ傍に置ける」こと。
年がら年中ずっとお世話が必要なわけではなくて、毎週買ったっていいし、月に一度だけ買ったっていいし、数ヶ月お休みしたっていい。そういう自由さがある限り、お花とはつかず離れずの良い付き合いができるんだろうなと思います。
今年は鉢植えを始めてしまったから、最低限、この子たちの健康は守っていきたいけれど。
七志野さんかく△