wimpc?Ⅲ
どうも。
すっかりと年末が近づいてきました。クリスマスシーズンですね。
突然ですがみなさんの中ではクリスマスソングと言われてどの曲を思い浮かべますか?
有名なところで言うとやはりマライアキャリーさんの曲ですかね。
クリスマスシーズンは至るところでクリスマスソングが流れているので、ついついウキウキしてしまいます。
私の中でクリスマスソングの定番といえば湘南乃風さんの「睡蓮花」ですね。
冬といえばこの曲 と言っても過言ではありません。
ちなみに知人からは「冬って知ってる?」とよく言われます。
今回は久しぶりに筆箱の中身紹介をしていきたいと思います。
前回の筆箱紹介から時間が空きました。
秋の空と私の筆箱の中身の移ろいやすさ、あと峰不二子の女心の移ろいやすさはリンクしており変わりやすいです。
つまり私の筆箱の中身は峰不二子ということになります。必然的に。
そしてあくまで筆者は社会人であり、趣味として筆記具を使用している為頻繁に文房具を使用しなければいけない学生の方には比較的おすすめ出来ない筆記具も含まれていることをご了承ください。
◇使用しているペンケース
-midori / pulp storage
こちらは古紙を利用した再生品のペンケースとなっており、クラフト感のある質感が個人的にどハマりしているペンケースです。
いわゆる玉子パックのような質感でしょうか。
箱状のボックスに蓋が付き、それをゴムバンドで固定することで中身を運ぶことが出来るアイテムになります。
↑箱状のボックスという曖昧な日本語を私は許せません。あえて修正はしません。戒めです。
こちらはデザインの無機質さ・モダンさはさることながら私が1番気に入っている点としては、
・蓋がペントレイになる という点です。
※↑ベントレーではありません。ペントレイです。車輪は付いていません。
筆記具を一度に沢山使うシチュエーションの時は、筆箱に都度都度ペンを戻すのは億劫ですよね。
そんな時でもこのペンケースは、外した蓋を机上に置き、その窪みにペンを仮置きすることが出来るのです。
これによりペンケース自体も視認性の高い箱型であり、トレーによる相乗効果でもう視認性が爆上がりになります。包み隠さず見ることが出来ます。
もはや見えないのは日本の今後の景気だけです。
どうしたら良いですか。
そして個人的にはこの控えめな商品名の印字がなんともくすぐられるポイントなんですよね。
大きさ、位置全てが丁度いい。
まるで椎名林檎様のホクロのように丁度良いサイズ感と位置関係です。
◇MP(シャープペンシル)
-Mijaewood / PG5 custom 0.5mm
こちらはぺんてるから発売されている製図用シャープペンシルである「PG5」を、スタビライズドウッドやローレットグリップ等でカスタムされたカスタム軸となります。
ベースとなるPG5は樹脂製であり軽やかな筆記感がいわゆる 書きやすさ となっていますが、こちらは比較的重量もあり、ローレット加工が施された金属グリップにてしっかりとした筆記感を味わえます。
なんと言ってもこの個体に見られるゴッホの星月夜を思わせるような杢の模様。無骨なデザインがかなり気に入っています。
私は虫が嫌いなのですが、仮にこんな柄のカブトムシが目の前で樹液を吸っていたら、私も一緒になって樹液を吸ってしまいたくなる程にはこの柄が好きです。
また後日このペンは単体での記事を書こうかと思っています。
ちなみに樹液を吸ってしまいたくなるはふんだんに話を盛ってしまいました。ごめんなさい。
-metaphys / Locus 0.5mm
こちらも私が愛してやまないシャープペンシルの一つです。
今となっては廃盤となってしまい、入手こそ難しいですが モダンなデザイン・適度な重みによる筆記のしやすさ が気に入っています。
冒頭でも話した通り私の好みの移り変わりはFXの相場変動にも匹敵する速度ですが、その私でも変わらず気づけば手に取っているシャープペンシルです。
↑こちらの記事で詳しく綴っていますので気になった方は是非ご覧ください。こちらでも割とふざけています。
私はこの2本のシャープペンシルを気に入って使っていますが、
同じ芯径で2本もいるか?
と思われる方もいるかと思います。現に私も少し前までは同じように思っていました。
しかしシャープペンシルとは面白いもので、同じ芯径でもそのペンの重量やグリップの形状なんかで、筆記した時の感じ方は大きく変わります。
そして芯硬度の違いによっても同様に、書いた時の滑らかさが変わり書き味が変化します。
私は上記のmijaewoodにぺんてる現行芯のAinの2Bを入れ、滑らかな書き味が得られるようにしています。
そしてlocusには今は廃盤となったアインシュタインのHB hardを入れています。
こちらは程よい硬さの残るHBといった筆記感です。
持論としては
・重いペンには硬い芯
・軽いペンには柔らかい芯 を入れるのが1番書いていて楽しい組み合わせな気がしています。
ちなみに余談ですが組み合わせでいえばウッディにはアンディという存在が不可欠だと、そう考えていましたがトイストーリー3でアンディの元を離れる瞬間は、本当に寂しい気持ちになりました。
今年最後の余談です。
◇BP(ボールペン)
-Dyson / Biro
これは私が所持しているボールペンの中でも、1番好んで使用している物になります。
リフィルはアクロインキの黒0.7mmを入れています。
あの掃除機で有名なダイソンのデザイナーが作り上げたこのボールペンは、非売品となっており中々手に入る機会は少ないですが、多くの人に手に取って欲しいオススメのペンです。
なんといってもこの一本の筒のようなデザイン、こだわりを感じる細部のディテールが無機質な中でも美しさを感じさせてくれる点が、私がこのペンを愛するポイントです。
そしてノックの機構がユニークで、
ノックは直感のまま1番先端をプッシュする方式なのですが、
ペン先を格納する際は下記のように、ロゴが印字されたクリップ部分を押して上にスライドする事でペン先が格納されます。
-Zebra / Pitan × Rollbahn
こちらはゼブラから出ているピタンのロルバーンとのコラボペンになります。
ノートで有名なロルバーンとのこのコラボのペンは、本来ノートにホルダーを付けてそこに磁力でくっつけておくペンなのですが、
この近未来的なデザインが好きで筆箱の中に入れています。
なんともこのペンはサイズ感が丁度良くて、ついつい握って使ってしまいます。
ノック感も好みです。
◇Lead Holder(芯ホルダー)
-Lucio Rossi Design / D568
こちらはイタリアのデザインスタジオである「Lucio Rossi Design」が手がけたプロトタイプの芯ホルダーとなります。
無機質なステンレスの雰囲気と、材質の違うアルミの質感が一本のペンの中で共存しているまるで芸術のような芯ホルダーです。
Lucio氏はこのペンに対してプロトタイプであり、この後継になるD7IIの方が気に入っている。とのこと。
彼の信条としてプロトタイプの再販はしないとのことで、今後流通しない型なのが惜しいです。
同スタジオの別作品について詳しく記事を書いていますので、よければそちらもご覧ください。
中にはステッドラー芯の2B芯を入れています。
滑らかな書き味が楽しいです。
-Lucio Rossi Design / D810
こちらもLRDの芯ホルダーです。
デザインが好きすぎてついつい集めたくなります。
こちらは最近発表された新しい型で、軸の外側にカーボンを使用した物になります。
はるか昔少年野球をやっていた時にはカーボンバットかビヨンドを持っている子は英雄視されていたので、きっと彼らから見たら今の私は英雄です。
軸はカーボン素材のため軽量で、かつしっかりとした作りになっています。
グリップの形状と、径が丁度良く前述のD568よりもかなり筆記がしやすいです。
そして個人的な推しポイントとしては、この芯をホールドする為のクラッチが、チャックしていない際は軸に隠れて先端がスタイリッシュになる点です。
こちらには比較的硬めの芯を入れて、小さめの文字やなんかを書く時には書きやすい運用で使っています。
通常芯ホルダーを2本も入れなくて事足りるはずですが、やはり私は趣味性の高い構成になりますので何より 自分が楽しめる中身 を重んじています。
それはデザインであったり、時に性能であったり。使いたいものを使いたいだけ放り込むスタイルですね。
ファミレスに行った時にはやはりハンバーグとエビフライのコンビとか最高でしょう?
そういうことです。いいですね初めて例えがしっくり来ました。
上で椎名林檎様のホクロと例えている部分は忘れてください。
◇FP(万年筆)
-Lucio Rossi Design / INK machine
同LRDから出ている吸入式の万年筆です。
ニブはEFです。
恐らく今 宇宙にペンを一本だけ持って行って良いですよ と言われたら間違いなくこのペンを持っていく程に、コレクションの中でも特に気に入っています。
多分宇宙では万年筆使えないにしてもです。
インクマシーンというネーミングがこのペンの無機質さと相まって更に魅力を増しています。
デザインはステンレスを前面に押し出した洗練されたデザインとなっており、ヘアライン加工が素敵です。
インクの吸入方法も独特で、軸の吸入する為のピストン部分を押し出してから、そこをまた引き戻してインクを吸入します。
中にはpilotの色彩雫シリーズから、
「冬将軍」を入れています。
このインクは本当に大好きで、薄墨のようなグレーのカラーとネイビーが、雨降りの日のコンクリートを連想させるような、そんな素敵な色です。
正直今まであまり万年筆は使ってこなかったのですが、このペンが新たな扉を開けたような気がします。
自動ドアくらいのスピードで。めっちゃ早い。
◇Pencil(鉛筆)
-BLACKWING / James × BLACKWING
こちらは鉛筆のブラックウィングとナイフを主としたツールブランドである「The james brand」がコラボした鉛筆となっております。
ブラックウィングの鉛筆はどれもコレクションしたくなるような可愛さがあり、ついつい集めてしまいます。
特にこの鉛筆はずっと念願でしたが中々手に入らず‥やっと少量手に入れることができました。
この軸とフェルール(消しゴム)のグレーの色味が何より大好きで、かつ近代的なこのグリーンの差し色がハイセンス過ぎる‥
硬度としては2Bくらいでかなり上質な滑らかさとなっております。
ちなみにペンケースには入っておりませんが、
鉛筆削りは同じくブラックウィングのワンステップシャープナーを使っています。
こちらも念願のシャープナーでしたが中々手が伸びずにいたところを、知人がプレゼントしてくださったものになります。
本当に削り上がりが綺麗で、あまり手動のものには無い美しさで削りあげることができます。
何よりデザインも格好いいですよね。
男の道具。って感じです。
ジェームズボンドが使っていそうな鉛筆ですよね。知りませんけど。
ボンドって付いてるし文房具好きなんじゃないですかね。知りませんけど。
◇Others(小物類)
-STAEDTLER / PVC free eraser
今気に入って使っている消しゴムは、このステッドラーの消しゴムになります。
消字性に優れており消しカスもまとまるので、かなり消し心地が良いです。
そして何より小さいサイズ展開があるのが嬉しいポイント。ペンケースによってはスペースを節約して消しゴムを収納したい時もあるので便利なんです。
-Luddite / lead refill case2
こちらも芯ケースの中では唯一無二な程に気に入っている、ラダイトの芯ケースになります。
芯ケースに馴染みのない方からするとはじめましてなケースかと思いますが、シャープペンシルの芯を入れるケースになります。
ただの容器ではなく、高級感のある見た目の容器でお気に入りの芯を収容する。なんとミヤビな趣味なのでしょうか。
-Luddite / etching ruler
こちらもラダイトから発売されている定規となります。
今は珍しい「蝕刻」と言われる加工方法を用いられており、インダストリアルな雰囲気がたまりません。
数字表記は英語表記となっており、これまた趣味性の高いデザインとなっております。
-Faber Castel / 2mm芯研器
2mm芯用の芯研器です。
実は保険で入れてますがあまり使っていません。
せっかくの2mm芯なので、文字を太らせてふくよかに筆記しております。
◇あとがき
長々と綴りましたが、以上が今熱中している文房具です。
冒頭にもあるように、決して実用的な中身では無いかも知れませんが私の筆記具を愛するコンセプトとしてはやはり・デザイン性の高さ が1番優先されるポイントになるので、どうしても趣味性の強い中身になってしまいます。
しかし筆記具の楽しみ方は人それぞれです。
この記事を読まれた方が少しでも筆記具・文房具に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
それではみなさん良いお年を。