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会社を辞めようと思った。最終出勤日

10月27日(火)。最終出勤日。
何とか業務の引継ぎが終わり、本日最終出勤日を迎えました。

何一つ変わらない朝を迎え、朝礼をすまし、いつも通りの始業。

「こんなもんか。」

普段からお世話になっている先輩には、「本当に今日が最終日?」といわれるほど、何も変わらず午前中を過ごしました。

昼休憩後、別のお世話になった先輩から「おつかれさま」とジュースをもらい、仕事に取り掛かりました。

社内、社外に向けた退職の挨拶のメールを作成し、PCの整理。
不要なファイルを削除し、譲渡する権限を渡し、無事に終わりそうでした。


就業前1時間。事前にこの時間までに返却するようにと言われた通りPC・社用スマホの返却に行きました。
返却後、事件が。

すぐさまアカウントを削除されました。

確かに、もう私は使わないけれど。
一応来月末までは、所属しているはずなのに。

普段の仕事は遅いくせに、こんなところは仕事が早い。改めて、嫌気がさしてしまいました。

でもまあいいか。腹を立てても、悲しんでも、あと1カ月。
残りの1カ月、会社に行かなくてもいいように準備を進めてきた。今後も会いたい人にはLINEを聞いて、いつでも連絡が取れる。

せめて、ここで過ごした3年半を無駄だったと思わなくて済むように。
次の仕事を決める準備を始めます。

新卒で入社して3年半。
今までの人生で、ここまで沈むことがあっただろうかというほど気分が落ち込み、笑えなくなった。眠れなくなった。ここには誰も味方がいないと思っていた。

だけど、退職することを伝えたときに
「今までよく頑張った」「もう十分頑張った」
「次は、笑って働けるところを見つけなね」「これ以上の底はないよ」
そう言ってくれた人がいた。
直接仕事で関わりがなくても、見てくれている人がいた。

それが知れただけでも、十分よかったと思おう。


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