緊急事態宣言の最中での戦い

5月中旬に発表された緊急事態宣言。
6月以降も延長され、在宅勤務の日が続いている。

昨年の今頃も、週3回の在宅勤務をしていた(前職)。
当時はひどく気分も落ちていて会社に行くことがつらかったので、とても有難かった。
必要性のない討論を続けている上司の声や、新人の愚痴を言い続ける直属の上司に会わなくて済むこと。一人の空間で、自分のペースで仕事ができることで、のびのびと過ごしていた。

12月から現在の職場になり、2度目の在宅勤務。
完全在宅とはならず、週2~3回の出勤と在宅を繰り返している。

一度目の在宅勤務は1月。
正直まだ新しい職場の人間関係になじめずにいたので、在宅であろうと出勤であろうとどちらでも変わらなかった。直接仕事の指示が降ってくるのも常にチャットやWeb会議、電話でのことなので、どこで仕事しようと変わらない。
どうしても出社しなければ仕事ができない、という同僚に代わって、進んで在宅勤務を選んだ。

半年近く経った現在6月。延長された緊急事態宣言下で相変わらずの勤務形態で日々を過ごす中で、異変に気付いた。

思えば、半年の間で職場の人とも若干打ち解け、上司からの直接の指示だけでなく同僚からの細かい業務依頼も増えてきた。業務の合間の雑談も。

そこできっと、溜まるまでもない小さなストレスを発散できていたのかもしれない。

在宅期間が続けば続くほど、仕事がはかどらなくなった。
気分転換に近所のコンビニまで散歩してみたり、コーヒーを飲んでみたり。
在宅で仕事をするときは、景色を変えるために普段と机の向きを変えたりもしてみた(デスクがないのでローテーブルで作業中)。

気分がすっきりしたと業務に戻っても、戻ったとたんに気分が落ちる。
出勤日がこんなに楽しみになったのは、いつぶりだろうか。

いつまで続くかわからない世界中の戦いのなかで、小さな小さな私の戦い。
狭い部屋で、孤独に戦う。

きっと、家族がいれば。同居人がいれば。違う戦いもうまれるのだろうが、私にとってはそれさえもうらやましい。

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