絵と仕事と

晴れて春からアニメーターという肩書きを手に入れた。新しく始める事は何事も新鮮な気持ちと漲りを感じるものだった。
入社日、挨拶と仕事実践にとても緊張した事を今でも鮮明に覚えている。本気で頑張るぞという気持ちで挑んだスタートだった。

昔から努力というものが苦手だった。それは何も得られない、無駄だと思ってたから。いや、成功体験や達成感をイマイチ感じられなかったからだと今は思う。
いつも努力から逃げてきた。だからその癖が長年にわたり染み付いた。

努力から逃げるということは練習からも逃げるということ。

努力や練習しない人間は成長するはずがない。そう、仕事の成長が止まり出したのだ。
当たり前。

ここで、上を目指したり仕事を続けたい人は努力や練習をするはずなのに私はそれでも尚、齧る程度の練習しかしなかった。

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