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「地獄が呼んでいる」を観て

午前2時20分 
「地獄が呼んでいる」という韓国のドラマ
全6話を観終わった。

こうやって、人間の愚かさと優しさを
どっちも取り込める作品はとても良いなと思う。

メインのテーマは、
生と死
人間の信仰心
そしてそれ故の愚かさ
最後には
愛する人をただ守りたいと想う心
つまり希望を与える、

そんな作品だった。

自分は、死がいかにも簡単に起こる様に
描写されている作品は嫌いじゃない。
だって現実的に、死というのは一瞬で来るものだから。
その儚さを描写している作品というのは
現実味があって、かなり好き

信仰心がどうのこうの、という話題は
面白くないのでここでは触れない。

愛する人を守り抜くことについて、少し触れることにする。

このドラマの中では、
自分が産んだ子どもが
生後3日で死ぬことを宣言された母親と父親の
心情描写がされていた。

聞くだけでも胸が痛む話だが
器用でない人間の綺麗ではない行動も描かれていた。
それでも、
泣く事しか出来ない赤ん坊を
胸に抱き抱える時間が続く程に
その子を手放すなんて出来なくなって。
その子の運命が裁かれる最期の瞬間まで
母親はきつくその子を抱き締めて
どんなことがあっても離さなかった。
それを見た父親は
赤ん坊を2人で抱き締めるようにして
最期までその子を守り抜く…

そんなシーンだった。

涙は自然に出たし
親子の愛情、夫婦の愛とか、
そういう見たら分かることに感動した
というよりは

人の優しさ 自体に、感動していた。

愛する人を守り抜くこと

言葉にすると当たり前に簡単な様に聞こえてしまうけれど
実際にそれが出来ていることって、あまり無いのだと思う

その行動っていうのは
愛 というより
優しさ から来ていると思うんだ。

そしてその優しさに、私の心は暖かくなった。

人や生きる事に嫌気がさしたとしても
自分から優しく在りたい。
例え皆ツクリモノに見えてしまってしょうがない時も。

大丈夫だよ、と言える 優しい人で在りたい。

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