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【山スキー】【渓流始め】2023年3月11日新潟焼山撤退

2022-2023シーズンは12月、1月と大雪に見舞われはしたものの寒気は続かず、2月にはまあまあの標高帯まで雨が降ったりしていた(縦溝のできたホームマウンテンで最悪の滑走をしたりした)。積雪量という貯金は減り続け、ホームエリアに積雪は残っているもののもうちょっと飽き始めてるし、遠出はしたいけど他のエリアには雪が少ない、そんな状況。雪倉岳ツアーとかしたかったんだけどもすでに沢が出てて止めようかって決定した気がする(そして2023-2024はさらに寡雪で蓮華温泉の春営業自体が休止に…)。北面台地っていうのに行ってみたいというのと、新潟100名山で焼山ピークも踏んでおきたいので提案したところ決行に。

新潟市内から糸魚川までは同じ県内とは思えない距離があるので(170km超!)一人一車にて現地前泊、日の出前にスタートという計画に。金曜日の仕事終わりに準備して出発、着いた頃には22時過ぎてたかな。例によって一杯やりつつ就寝。

笹倉温泉を5時スタート。今考えるともうちょっと余裕のあるスタートでも良かったかも知れないけど、勝手がわからないし早いに越したことはない。

何気にヘッデンスタートは初めて

しばらくは林道を進む。途中ショートカットできるところは杉林の中や、法面を登る。やがて九十九折りが終わり平坦な林道へ。そこからアマナ平までは微妙な起伏があって登ったり下ったりの平行移動。

林道を歩く

アマナ平から北面台地へは道でなく沢状地形をショートカット、まだ日が差して来なくて硬そうなのでクトー装着。

7:00でも日は当たらない。正面右手に焼山、左手に火打。

登りきるといよいよ北面台地とご対面。素晴らしいスケール感。

フラットが長く、遠い…

少し遠望は春霞?黄砂?PM2.5?でボヤけてるけど絶景。ただここは見えてるのになかなか近づかないのでキツい。勾配はほぼなくてフラットなんだけど。

大曲の少し手前、所謂「例の木」で大休止

ここで8:30くらい。いいペースなのだが、さすがに休憩が少なくて疲れた。ランドマークの木で大休止。大休止って言っても8:50にはスタート。

振り返って。雪原を行く

大曲を過ぎたあたりで微妙に新雪があることに気付く。最初はほんの少しだったが、登るにつれ20cmくらいの厚さに。

大曲上部2000m付近

段々と傾斜も増していき、標高2000m付近をスイッチバックで登っている時に足元の新雪層がブロック状に崩れた。それだけだったら危険の兆候の一つでしかないのでまだ行けそうだが、我々が登ろうとしていたラインはそこから先より傾斜の増すルート、登りラインを変えようにも聳り立つ藪の壁。またコンディションの良い時に来よう、と素直に撤退を決意。そうと決まればさっさと安全圏へと準備をして滑り出す。

雪は悪かったが気分は上々

雪はまあ悪かった。同行Y氏はあまりに曲がらないモナカに膝を軽く痛めてしまった。何とか帰ることはできそうだが…

ただ、ここまで来てモナカ滑って帰るだけというのももったいないので、空身てシール付けて軽く登り返し。ちょうど緩んできてザラメ風。気持ちよく大スケールの景色の中一本滑って帰路へ。

焼山 リベンジは翌年

登るのに何時間もかかってもスキーなら帰りはあっという間。北面台地から30分かからずスタート地点へ。

定番のやつ

笹倉温泉へ浸かり、この辺だと帰り道にいつも食べるシーサイド磯貝で海鮮を食し解散。

うまい

山スキー仲間とは別れたが、僕は自由気ままな独り身車中泊マン。もう一泊し前々からやってみたかったこのエリアでの渓流釣りへ。スーパーでアルコールとツマミを調達し一人「ゆるキャン△」を鑑賞しつつ就寝。

川はなかなか良いコンディション

翌朝は早過ぎて水温低くてもダメだし、のんびりと。正午くらいになると雪代で濁るのでそれまでかなーと思いつつ残雪をかき分け竿を振る。

シーズン初イワナ。かわいい
初ヤマメ。この頃はまだルアー

最初に入ったポイントで40センチクラスの遡上イワナをランディングし損ねてネットからポロリしたものの短時間でちょくちょく釣れて、濁りが入ってきた正午前に終了。解禁直後をこの時期はもっと下流の方が良いかも。今はフライでしか釣りはしないので、フライで入ってみたいような気もする。

山スキーでは定番のルートかつ撤退してしまったけど、二日かけて釣りもしたので大満足。ただピークは踏みたいとずっと言っていたら翌シーズンにチャンスが。これはまた別の話。

ロングツアー用に軽量セットアップを買った。滑りの面で物足りなくて別の板を検討中(2024現在。)

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