ホテルカリフォルニアがある街
レンタカーでバハカリフォルニアの最南端をゆったりと旅をしようと企画した今回の旅行。
カボサンルーカスで見たクジラに感動し、もうここには未練がないということで、次の街へ行こうと決めたが、まだレンターカは借りていない。
ということでレンタカー探しへ。
たくさんのカボサンルーカスにあるレンタカー会社のレビューを見た結果、ぼったくり覚悟でレンタカーを借りるしかないということが判明…
レンターカー会社がズラリと並んでいるストリートへ行き、一軒一軒回って値段を聞いて回る。値段も同じ車種でもピンからキリまであって、結局アメリカ大手レンタカー会社Budgetが安くて、100%保険がついているということで、Budgetで借りることに。
車が来て見てびっくり、至る所が傷だらけでこれは後で文句言われたらどうしようもないと思い、スタッフとくまなくチェックする。この時言われた値段が一週間で375ドル。きちんと明細書にも書いてある。
が、結局戻した時は値段のチェックもきちんとさせてもらえなくて少し不安だったけど、カード明細書をチェックすると、50ドル上乗せされた425ドルだった…
まあ他の人たちに比べたら全然可愛いもんだと思い、カード会社やレンターカー会社にクレームを入れずに支払ったけども。
借りた車は日産マーチ。こんなに小さい体で、舗装されていないでこぼこの道や砂ほこりの道を問題なしでどんどん進む。燃費もいいし、車内も意外に広くて、次に買う車は日産マーチにしようかと思うほど、日産マーチに感動。
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カボサンルーカスから車で約45分の北に位置し海沿いにある町、Todos Santos(トドサントス)へ。
カボサンルーカスの喧騒に疲れた人たちが集まる、リゾート地がトドサントス。
そして、ここは風が強い町なので、サーフィン好きにはたまらない場所。そしてヨガリトリートとしても有名な小さい町。
街にはアメリカのバンドEagles の歌で有名なHotel Californiaと同名のホテルがある。
同名ということで、イーグルスに訴えられたという、曰く付きのホテルカリフォルニア。
実際はここのホテルが同名のイーグルスのソングよりも何年も前に開業したのだけど、イーグルスの歌があまりにも有名になったために、ホテル側がホテルカリフォルニアの名前を商標登録し、Tシャツ、ポスター、冷蔵庫用マグネットなどのお土産の販売を促進することでイーグルスの歌を利用、しかも、ホテルがロビーで同名の歌をながすことによって歌との関連を信じるようにしているということで訴えられたみたい。
そのため、イーグルスファンのみならず、観光客がたくさん訪れる場所でもある。
私たちが滞在した時も、観光バスが観光名所の一つとして止まっていた。
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お水を買わなきゃと近くにあったコンビニに寄ると、旦那は外で、地元の人と話している。スペイン語話せないのにと不思議に思いながら、水を買って行ってみると、以前にデンバーでに住んでいたことがあり、片言の英語が話せるらしい。
彼の話を聞くと、不法移民だったらしく国外退去になったとのこと。彼の地元に戻ってきて以来、仕事も見つからずホームレス状態になっているらしい。
彼の隣で、トウモロコシ粉の生地「マサ」と味付けした鶏肉やチョリソなどの具を入れ、トウモロコシの皮で包んで蒸した料理タマレスが売っていたので、自分たち用と彼に買って昼食とした。
普段はあんまりタマレスは好きじゃないんだけど、パサパサして、これはめちゃうまい!もう一つ買えばよかったと後悔…
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夕日を見にビーチへ行くと、夕日を見ながらヨガをしている人がいる。静かで海の音だけがきこれるとてもリラックスできる場所。旦那も瞑想をし始めた。
ここでは町外れにあるユースホステルに泊まることに。壁にアートが描かれ、めちゃ可愛いプライベートの箱型の部屋。
他にはアメリカ先住民の住居スタイル、ティーピーが5個ほどあり、こちらもプライベート仕様。
会えなかったけども、スタッフいわく、日本人男性も宿泊しているらしい。そしてそれを教えてくれたスタッフは、数ヶ月前までは私たちが住んでいるデンバーに住んでいたとのこと。
なんかトドサントスに不思議な運命を感じる…
本を読んだりのんびりと過ごすには最適な町、ということでここで数日過ごすことにした…