アメリカユタ州で川下り #1
ユタ州のグリーンリバーで4日間カヌーで川下りをしてきました。
グリーンリバーはユタ州の小さい街Moab(モアブ)の近くにあります。
モアブは、子供たちがまだ小さいときに、毎年の家族キャンプに行っていた場所。モアブはキャンプはもちろんハイキング、マウンテンバイク、ロッククライミング、川下り、ジープツアー、ウイングスーツなどができるアウトドアのメッカ。
子供達も大きくなって、ここ何年かは全然行っていなかったので、モアブを訪れたのは久しぶり。モアブの近くにあるアメリカ国立公園アーチーズやキャニオンランズがあるので、モアブは常に人気のスポットだったけど、まさかこんなにここ5年間ほどで、こんなにホテルやお店が増えているなんて吃驚。
でもやっぱりモアブは美しかった。
あまりの美しさに、ここに来るたびに、日本の家族や友達にこの光景を見せたいといつも思う…
急に決まったカヌー川下り
カヌーで川下りしない?来週ていうか数日後なんだけど?と旦那の弟から急に連絡が来て決まった今回の旅行。マジ?と思ったけど、旦那も私もフリーで仕事をしているので割と簡単に休みは取れるし、寒そうだしめんどいなと思ったけど、久しぶりのモアブ、意外と楽しいかもと思い行くことにした。
さて今回のカヌーツアーは私と旦那、旦那の弟と、彼らの幼馴染の4人、カヌ−2台で約75キロを四日間で行く行程。季節もオフシーズンなのであまり人はいなく、川も水量がほとんどなく濁った状態なのでゆっくり、のんびりといけるとのこと。
カヌーにどれだけに荷物を収められるのか全然見当もつかないので、できるだけ荷物は少なくまとめようと試みたが、モアブ周辺の秋の気温は、日中は暖かく夜は冷えるという寒暖温度が激しいので…結構多くなってしまった……
ゆっくり行きましょうということで、1日約18キロ、時間にして約2−3時間漕いでキャンプ地に着いたら、後はハイキングやのんびりと読書などをして過ごした。
でも最初の夜は、カヌーを長時間漕ぐなんてしたことがなかったし、ここ最近運動もしていなかったので、悲しいかな、筋肉痛で何度か夜に目が覚め、腕が重りのように痛かった。
暗闇の中カヌーを漕ぐ!
二日目旦那と私は、ゆっくり朝を過ごしたかったので、別行動。次のキャンプ地で会うことに。
私たちは昼過ぎにゆっくりと出発、彼らは午前中にハイキングをするために早朝に出発。
私たちは3時過ぎに次の目的地キャンプ地へ到着。ポカポカとして暖かかったのでお昼寝を。気がつけばもう4時過ぎ。なのに彼らは現れない。おかしいなと思いつつも、長時間のハイキングをしているんだろうなあと思い気長に待つことに。でも1時間経ち2時間たち気がつけば6時近く。これはおかしい何かあったのかと心配になってきた。
このキャンプ地に、登録箱があったので、中を覗いてみると、ここのキャンプ地の名前が…違った場所にいたのは私たち…
本当のキャンプ地はここからさらに5キロ先のところ。
どうするここでキャンプして次の日早く起きて彼らを探すか、それともまだ陽はあと1時間はあるから、今日中に本当のキャンプ地に行くか?
私たちが決めたのは後者。ということで荷物を手際よくまとめ、新たに本当の目的地へ。
夕焼けの中のカヌー川下りは綺麗で楽しかったが、ここは絶壁の渓谷場所。日が落ちるのが思ったよりも早かった。
そう気がつけば辺りは一気に暗くなってきて、辺りは見えない。前日の夜は天気が良かったので、月の明かりに照らされてとても明るかったが、今日は曇り、月も出ていない。
そして、キャンプ地だろうと思うところに着いたが、辺りが暗くてよくわからず。もうここまでくると、とにかくキャンプができそうなところを探すしかない。
私はね泣きそうだったよ。別に何が出るとか何もないのだけども、急に不安になってきたんだよね。
そんな不安な気持ちでいるときに旦那が地図を見ながら、ここら辺にキャンプができそうな場所はないから、また1時間ほどこがないといけないと言い出した。
月や星が出ていればまだ気持ち的にも余裕があったかもしれないけど、もうね、お腹も空いてるし、疲れているし不安で泣きたかった。
今思うといい思い出だけど。