職能等級

スキル型やスキルベース組織といったスキルが軸にある考え方。

職能等級という、こちらもまたスキルが軸にある考え方。

後者は、社員が持っているスキルに応じて給与が決まる。ので、スキルアップすれば給与も上がる。


スキル型は職能等級と同じなんじゃないかと思うことがある。

スキル型と職能等級は、多分、アプローチが違うだけで、同じ結果になるんじゃないかと思う。


会社にはポジションがある。そしてそのポジションには相応のスキルが求められる。そしてそのスキルを持った人材がそのポジションにアサインされる。このことから、ポジションには何らかの等級が割り当てられている。

これは職務等級の考え方。

社員はスキルを持っている。そしてそのスキルは積み上がっていく。そしてそのスキルアップに応じて社員のポジションも上がっていく。ポジションがなければ会社は相応のポジションを作る。

これが職能等級の考え方だと理解している。


じゃあスキル型はどうかというと、恐らく考え方の根幹には職務等級があるんだけど、昨今の人材不足を考慮して職能等級になるんだと思う。

何を言っているかというと、会社にはポジションがある。そしてそのポジションには相応のスキルが求められる。そしてそのスキルを持った社員がそのポジションにアサインされる。

でも、じゃあそれ以上の、ある意味過剰なスキルを持った人材がいたとして、その人材をそのポジションにアサインする場合はどうするのか。ポジションに応じた給与を提案するのか。

これまでなら、一定はそうしたと思う。でも、今そんなことをすると、更なる人材不足に悩まされることになると思う。だから、会社は一定のコストは負担しつつも、その優秀な人材を確保しておくべく、そのスキルに見合った給与を出すんだと思う。もちろん、そのスキルに見合ったポジションは引き続き探しつつも。

職務等級でも同じようなことが起きそうな気もするけど、やっぱりポジションが先行すると、職能等級のような考え方にシフトするのは難しいんだと思う。

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