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身近な野鳥の動きから感じる自然のリズム

ビンズイ

レンタルスペース森と小屋は、周囲を水田に囲まれた山裾の森の中にあります。そんな森から出てすぐの水田脇に、この日はビンズイの集団がやってきていました。特別珍しい鳥というわけではありませんが、この周辺ではこれまで見なかった種類です。おそらく、季節移動の途中なのでしょう。

トビ この他にも4羽ほど一緒に旋回していた

農村地帯なので、トビも珍しい鳥では決してありませんが、このように集団で上昇気流に乗って旋回している姿を見るのは、昨年の冬からこの地域を見てきた感想としては初めて。
北海道にいるすべてのトビが海を渡って行くわけではありませんが、こうした動きからも季節移動を感じるこの頃です。

こちらは昨年の10月24日に旭川に飛来していたオオハクチョウ御一行様。
同じく昨年の10月16日に、夜の空からハクチョウたちの「コォーコォー」という声を確認していますので、もう少ししたらまたこの地に降り立つことでしょう。

冒頭の小鳥の動きなど、一般的には通り過ぎてしまう些細な出来事かもしれませんが、野鳥たちの姿や声に耳を傾け気づくことで、自然の微妙な変化を感じ取ることができます。それは、山や海辺だけでなく、都会の中でも同じこと。こうした観察は、日々の暮らしに新たな気づきをもたらし、四季の移ろいを感じる一助になると思っています。身近な環境にある生態系の豊かさ、面白さ、奥深さ、(できれば課題点も)それらに目を向けるきっかけをこの森とガイドを通じてゲストに伝える。今シーズンは立ち上げ、そして運営に右往左往しましたが、来年以降はこれを目標とし腰を据えて取り組みたいと思います。

レンタルスペース森と小屋→webサイト
ご予約は→こちら

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