Open Hack U vol.3に参加した話

先日、Open Hack U vol.3に参加した所感を書き殴っていきます。

Open Hack Uとは

Open Hack U とはヤフーが主催する学生向けのハッカソンです。

今年はコロナの影響で完全オンラインのハッカソンでした。期間は約2週間です。

vol.1~vol.3というように3つの日程開催されており、私はvol.3に参加しました。

なぜ参加したのか

以前までは技術力がなさすぎるためにチームメンバーに迷惑がかかるのを恐れて、ハッカソンには参加したことがありませんでした。(以前参加したサポーターズのハッカソンは個人参加可能だったので、個人開発の延長的な感じでした。)

ですが、そんな私なのですが、今回何か調子乗ってぽちって参加のボタンを押しちゃったんですね。

おそらく最近4年生になってからチャレンジ精神全快になって、何も考えずに「とりあえず参加してみる」ということに慣れてしまったからですかね。

今回もノリと勢いで参加してしまいました。

どんなチームだったか

Open Hack Uは1チーム当たりの人数が2人~6人でした。

つまり、チームを組まないといけない!!!

(誰もチームを組んでくれる人がいない寂しい)私は、個人エントリーという形で申込み、他の個人エントリーの人とチームを組むことになりました。

結果、6人チームで参加することになりました。

私ともう一人のメンバーが最年長の4年生で、3年生・2年生・1年生・高校生(!)が一人ずつという編成です。(またしても最年長、、、もう歳やな)

本番までの間

チームが決まったのが7月末だったのですが、開発期間は8月31日だったので約1カ月間の空白期間がありました。

この期間は開発禁止だったので、アイデア出しやハッカソン関係なしのもくもく会などをしました。結果的にですが、本番までの間に仲良くなる期間ができて良かったです。

話し合いの結果、「目覚まし人事」というものを開発することになりました。

「就活生であるとき人事の人から電話がかかってくるとびっくりした経験」×「だらだらと寝てしまう、けど起きたい」

これらの掛け合わせたものとして、人事から電話がかかってくるという気分が味わえて、緊張感で目覚めることのできる電話型目覚まし時計を開発することになりました。(伝われ)

言い換えると、ユーザーがお互いにモーニングコールをできるWEBアプリですね。(伝われ(2度目))

フロントエンド3人、バックエンド3人に分かれ、私は希望通りフロントエンドになりました。

開発期間までに、システムの構成を考えてUIデザインも考えました。

軽ーいWEBデザインはしたことがありましたが、こういったUIのデザインはしたことがありませんでした。

こちらが私の担当だったタイムライン画面と時間設定画面のUIです。Figmaも初めて触ったのですが、初めてのわりに案外うまく作れたのでは…!?(自分を褒めてくスタイル)

画像1

フロントエンドはReactで実装することになりました。(Reactの勉強がしてみたかったので)

開発期間までの間はReactの基本の勉強をしたりしていました。

開発期間

いざ、開発期間!ということで開発をしていきました。

画像2

私の担当はタイムライン画面と時間設定画面のUI、そして着信音の実装でした。

リーダーがハイスペックすぎたので、タスクの割り振り・管理・開発・アドバイス全てにおいて完璧で、そのおかげもあって開発がサクサク進みました。


私が今回使ったものに関して軽く紹介していきます。

主に、UIに関してはchakra-uiを使いました。

ボタンやテキストボックスなど、いい感じのデザインのものがたくさんあり、しかも使いやすい!初めて使いましたが、初心者でも簡単にUIを作成できました。

また、着信音に関してはHowler.jsを使うことになりました。


他の部分はメンバーがとてもいい感じに仕上げてくれました。

本当にメンバーに恵まれていた…!

発表本番

当日のプレゼン(180秒)の資料はこちらです。


印象に残るプレゼンを考えた結果、掛け合いを含めて3人で発表しました。ちなみに私は人事役です笑

こちらが本番のYouTubeです。

結果は、、、、

残念ながら賞は取れませんでした。


正直かなりかなり悔しいです。プロダクトが完成して発表を終えたら、賞を取る自信しかありませんでした。こんなに、良い作品がデプロイを終えて出来上がったのに、、、

審査員には響かなかったようでした。残念…


学んだこと・成長したこと

まず、git/GitHubの使い方。

今までちゃんとしたチーム開発をしたことがなかったのと、以前はSourceTreeを使っていたため、コマンドラインでgitを使うのがほぼ初めてでした。

gitの使い方から、チーム開発でのGitHubの使い方(Issueの立て方・ブランチ名の命名・プルリク・レビューなどなど)をリーダーにめちゃめちゃ丁寧に教えてもらいました。


次に、Reactの基本的な書き方や構造。

ハッカソン前に事前に動画を見てReactを勉強していたのですが、実際に自分でReactで開発すると理解がやっぱり違いますね。

自分で色々試しながら触っていくのが楽しかったです。

chakra-uiを用いたこともあって勉強しながら簡単に実装できました。

詰まったときは自分で調べる力も付きましたし、それでも分からないときはリーダーがめちゃめちゃ丁寧に教えてくれました。

動画を見て勉強していた時にはわかりにくかった、クラスコンポーネントとファンクショナルコンポーネントの違い、stateやpropsなど、学ぶことが多かったです。


そして、本格的なチーム開発

フロントとバックで分かれてしっかりとした開発に取り組んだことがなかったので、とても良い経験になりました。

システム設計・データの受け渡しなど、大学の講義で習ったようなこと(座学だけで実践したことがなく、あまり必要性を理解できていなかった部分(なんでこんなに細かく色々決めなあかんねんやろ、、って思ってた))を実践できたので、良かったです。やはり実践って大切ですね。

大学で講義を受けてよい成績を取るだけではダメなんだと痛感しました。もっと早く気づいていればな、、、(by 技術力はないが大学の成績は良い人)

経験値の大切さですね。

完全未経験よりかは最低限の知識は必要かもですが、よわよわでもハッカソンに参加するべきです。本当に。

また、私は今回フロントとバックの連携部分には携わってませんが、ゆくゆくはそこも理解できるようになりたいなと思いました。


次に、プレゼンスキル

これは、以前から感じていたことですが、やはり人を惹きつけるプレゼン作成が重要ですね。

自分たちの中では割と目立つプレゼンにしたつもりですが、HappyHacking賞のチームの配信風プレゼンにはやられました。

圧倒的プレゼン力で賞を持ってかれたので、プレゼン力をつけなければと強く思いました。

プレゼン力の付け方として、やはり「場数を踏むこと」が大事ですね。

ヤフーの社員さんもそう言ってました。

LT会とかにバンバン申し込みしよーっと。


アイデア出しについて。

今回、私たちは「人事から電話」×「目覚まし」という斬新性(新規性)を全面的に出しつつ、だらだら寝てしまうユーザを起こすことができるという課題解決の要素もきちんと盛り込んだつもりでした。

どうして審査員に響かなかったのか、、、

ちょっと考えてみました。

賞を取ったチームのプロダクトを見ると、もっともっと今の状況に寄り添ったアイデアの方が受けるのかなと感じました。

つまり、万人受けするプロダクト、多くのユーザが獲得できるようなプロダクト。いかに多くの人に共感されて使ってもらえるか。

私たちが全面的に推している、「人事から電話がくるというびっくり感」は社員さんにはあまり共感されなかったみたいです。

まあ、共感されにくいかもということは事前にアドバイスされていたので、社員さんにもわかりやすいように「社長から電話が来るというびっくり感」を想像してもらうように言いました。

ただ、最後に総評としていただいたのは、

『僕だったら社長からかかってきたらむしろ電話に出たくないなぁ(意訳)』

というまさかのコメント。

技術力に関する総評が一切なかったので、賞を取れなかった原因はここしかないのかなと思っています。

うーん、学生目線(特に就活生目線)よりも、審査員目線をもっと意識すべきだったのかな。難しい。

プロダクトのクオリティは完璧だっただけに(メンバーのおかげ)、悔しいです。


チームの心理的安全性について。

以前のブログでも書きましたが、心理的安全性はとても大事です。

(覚えたての「心理的安全性」の言葉を使いたいだけになっているかもしれませんが笑)

今回もチームに恵まれており、毎回のミーティングが楽しかったです。

心理的安全性が確保された理由をちょっと考えてみました。

・開発前に何度かミーティングやもくもく会、雑談会を繰り返した

・開発期間中は毎日22時からミーティング

・チームメンバーが面白くて良い人ばっかり

・あだ名で呼びあった

考えれば考えるほど、リーダーのチームマネジメントが素晴らしかったです。

仲良くワイワイしながら開発できたのがとても楽しく、いい思い出になりました!


まとめ

書き始めたときはここまで長々と書くつもりはありませんでした笑

この2週間のことを色々思い出しながら書いてるとついつい長くなっちゃいました。

何が言いたかったかというと、よわよわでもチャレンジしたら、一歩前進できるよという話です。

あと、組んだメンバーみんなすごかった。

特にリーダーには、こんな(ほぼ)チーム開発未経験でよわよわエンジニアに対して、丁寧に何もかも教えてもらったので、本当に感謝しています。

ちょうど研究の発表会がこの発表会の前々日にあったので、フルコミットできなくてごめんなさい。

また、このチームで集結して何か作れたらいいなと思ってます!!

その時にはつよつよの姿で現れられるように日々精進します!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?